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負けを認めることで勝てるようになった話。 いじめから生き残るためには、私は頭が良くなければならなかった。私に危害を加える人は私より頭が悪い、むしろそうであってくれないと私の存在が脅かされた。あらゆる場所で何らかの知識で上回れるように、できるだけ少数派で貴重な知識を、かき集めては貪るように吸収した。 時が経ち、私は自分の生きる場所を自分で選択できるようになった。ここでは私に危害を加えようとする人はいない。 しかしここで問題が起きた。 良かれと思って誰かがアドバイスしてくれても、私は素直に聞けなくなってしまっていた。 アドバイスをくれるということは、相手の方がモノを知っているということ。私にとってそれは脅威であり、受け入れがたい事実だった。 この事実に私が抵抗すればするほど、相手は強くそれを指摘した(仕事にならんのでそれはそう...)。私は相手が攻撃してきたと決めつけ、相手を悪者に仕立て、あいつが私をいじめるんだと攻撃した。…そして孤立した。 妻に状況を話し、やっと目が覚めた。私は自分の至らなさを周りに認めた。惨めな思いをするかと思ったが、むしろ楽になった。「自分の実力を正しく評価できる自分」がとても好きになったからだ。「裏切り続けた自分」の立場を理解し、立ち向かえたからだ。 未だに相手を無意識に下に見てしまうことはある。意識できた時点で謝罪し、今後も客観的に見られる自分に誇りを持ち続けたい。
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理屈っぽい人のための、他人の価値観を否定してはいけない証明。 この世をすべて見通せる人は誰もいない。この広大すぎる世をなんの策もなしに歩くと確実に迷う。 そこで私たちは自分の経験やだれかの情報から世界を様々な視点で観測し自分で"地図帳"を作っている。 私たちは身体で認識したものごとをこの"地図帳"上にマッピングしてから判断・行動している。 この世をすべて見たわけでないので、"地図帳"にすべての地域の情報は入っていない。 本物の地図にメルカトル図法や正距方位図法などがあるように、"地図帳"の図法は人それぞれ。詳しさも、いつ更新したかも、ページ割も、全部人それぞれ。 そもそもこの"地図帳"は心の空間に存在するため、人に見せることはできない。見せ合うことができないので、必然的に地図帳は人によって全く異なるフォーマットになる。自分の地図で直線だったものは、ある人の地図では曲がっている。ある人ではページが分かれている。ある人ではそもそも載っていない。 自分の地図をどれだけ正確にしても、相手の地図と同じ見え方にはならない。だから自分の地図の正しさだけを理由に相手の地図を否定すると、相手からは非常に不可解に感じる。自分が苦労して作り上げてきた地図を否定されたくなければ、相手の地図も同じように扱わなければならない。 "地図帳"とは価値観のことである。 自分が苦労して作り上げてきた価値観を否定されたくなければ、相手の価値観も同じように扱わなければならない。
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