お話の詳細
家族関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.なちゃーる
2日前
母親との関係
私の母は昔から心配性で過干渉。 少しでも私の様子がいつもと違うと納得がいくまで聞いてくる。 自分の中の普通と違うことは『おかしいこと』になる。 自分のタイミングやルーティンで物事が進まないと感情的に口出しする。 (相手のタイミングを待てない) などといったことが長年続く中で、私の意思のいうのが無くなってしまいました。 基本的に物事を考える際は「お母さんはどう思うかな」「お母さんはどうしてほしいかな」という基準で考えてしまいます。 このままではよくないと思うのですが、どんな風に思考を変えれば自分の欲求や意思が出てくるのか分かりません。 とても悩んでいます。
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
1日前
ご自分の意思を忘れないように
#親子 #価値観
なちゃーるさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 心配性で過干渉なお母さまといるうちに、ご自身のお気持ちがわからなくなっていってしまいそうな不安を感じられているご様子。 これからのなちゃーるさんについて、一緒に考えていければと思います。 お母さまの価値基準を押し付けられている内に、ご自身の意思が分からなくなってきてしまったように感じているのですね
[今回の悩み]
なちゃーるさんのお母さまは昔から心配性で過干渉とのこと。 すべてお母さまのタイミングやルーティンで物事が進められ、少しでもなちゃーるさんの様子に引っかかるところがあると納得がいくまで聞いて来られるのですね。 なちゃーるさんにとっては普通のことでも、お母さまの中で違和感があればそれは「おかしいこと」とされて認められなくなってしまうようです。 感情的になられることもあり、そんなお母さまとの関係が長年続いてきた中、なちゃーるさんご自身の意思がなくなってきてしまったとのこと。 何かを考えるときは「お母さんはどう思うかな」「お母さんはどうしてほしいかな」といったことを基準として判断していらっしゃる。 しかしそれはあくまでお母さまの基準であって、ご自身のそれとは違う感覚もあるからこそ、このままではよくないと思っていらっしゃるのかもしれませんね。 どのように思考を変えていければ、ご自身の欲求や意思を大切にしていけるのかと、今とても悩まれているとのことでした。
[悩みの原因・分析]
ご投稿いただいた内容からも、なちゃーるさんのお母さまがご自身の価値基準をとても重視されていて、なちゃーるさんの考えや気持ちよりもご自身のそれに合うかどうかを大切にされていることが窺えます。 なちゃーるさんが現在おいくつなのかはわかりませんが、ご自身でいろいろなことを考え判断し行動できるようなご年齢だということを推測すると、それはかなり苦しい生活となっていることでしょう。 お母さまが心配性だったり、過干渉になってしまわれることには、何か思い当たる原因はあるでしょうか。 例えば、幼い頃なちゃーるさんが大きなケガをしたとか、事故に遭われたなど、お母さまにとってもトラウマになるようなご経験があったとすれば、なちゃーるさんが十分に成長した今でも、その時の心の傷が癒えず、ついお母さま自身のコントロール下になちゃーるさんを置いて安心していたいといったお気持ちが働いている可能性もあります。 あるいは、単純にお母さま自身の性格傾向からくる対応であることも考えられます。 なちゃーるさんに対してだけでなく、周囲の人や生活上のルーティンなどに対しても、お母さまの中での決まったルールのようなものがあり、それから逸れることはお母さまにとって耐え難いことである可能性もあります。 いずれにしても、お母さまがなちゃーるさんのことを心配し過剰に関わってくる背景には、なちゃーるさんのことが大切であるが故の、お母さま自身の安心感に繋げたい想いが働いているのではないでしょうか。 そして、なちゃーるさんもそんなお母さまに対し、ご自身の意思を押し通すよりも、お母さまがどう思うか、どうしてほしいかといったことを考えて行動するようになっているとのこと。 きっとご自身の想いを貫いてお母さまに感情的になられたりお母さまと衝突することよりも、その場を穏便に過ごすことを優先したいといった想いがあるのでしょう。 そのこと自体は決して悪いことではなく、なちゃーるさんのお母さまのことを大切に想う優しいお気持ちも少なからずあるではないかと想像します。
[やってみましょう!]
親の考えや些細なことでも日々における反応というのは、子どもにとって大きな影響を与えるものですよね。 それが子ども自身にとっても納得のいくものであったり、正しいと思えるものであれば、それがいずれはその子自身の価値観などになっていき、その成長に役立てていけるものとなるでしょう。 しかし、なちゃーるさんのようにお母さまのそれとご自身の感覚にズレや齟齬がある場合、それは大きな悩みとなり混乱に繋がっていくことがあります。 理想を言えば、お母さま自身が過剰に干渉してしまうことをやめ、なちゃーるさん自身の力を信じて成長を見守っていけるようになることが望ましいところですが、お母さま自身に困り感や悩んでいるといった感覚がなければなかなか難しいかもしれません。 では、なちゃーるさんご自身はどうしたらいいか。 既にご自身でも、「お母さんはどう思うかな」「お母さんはどうしてほしいかな」という基準で考えてしまっていると書いてくださっているように、それがご自身の意思ではないことに気づいていらっしゃいます。 つまり、”これはあくまでお母さんの基準に合わせた行動であって、本来の自分の意思ではない”といったことを自覚されて動いていらっしゃるのでしょう。 こうした感覚を持っていられることがまずとても重要だと思います。 そして、本当だったらご自分はどうしたかったのか、どう思っているのかということを忘れないようにしましょう。 そのためには、お母さまだけでなく周りの大人との会話や、日記のようなものをつけることも役に立つでしょう。 今はお母さまとの関係のために、お母さまに合わせるしかなくなっているけれども、そうした状況は永遠に続くわけではありません。 なちゃーるさんが今よりもっと成長し、家よりも外に出る時間が増えていくにつれて、なちゃーるさんの自由度は上がっていくはずです。 可能であれば、大学生もしくは社会人になるタイミングで一人暮らしにチャレンジしてみるなど、お母さまと少しずつ離れていくことで、なちゃーるさんがご自身の意思を尊重して動ける空間も広がっていくことでしょう。
上にも書かせていただいたように、なちゃーるさんはご自分の意思とお母さまのそれとを自然と意識して動くことのできる方だと感じました。 それは人間関係を築いていく上で強みである一方で、きっといろいろと気づけて動けてしまう分、ご苦労されていることも多いのではないかと推測します。 そうした日々の苦労やストレス、お悩みといったことを誰かに話して聞いてもらうことで、ご自身でも気づかない内に溜め込んでいた疲れが癒えることは多くあります。 また上にも書いたように、誰かに話すことで、他者に合わせて見えなくなりそうになっていたご自分の意思を再確認する作業にも繋がっていきます。 カウンセリングでは、特にご自身のためだけにお時間を用意し、そうしたご自分のお気持ちを見つめる機会を設けることができます。 そうしたお時間が必要だな、誰かにじっくりと話を聞いてもらうことが大切だなと感じられたら、どうかお気軽にご活用ください。 なちゃーるさんのお気持ちが今より少しでも軽くなっていくことを、陰ながら応援しております。