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学校・勉強
コーヒー豆_レベル._アイコン.愛たくさん
1日前
勉強ができません
私は現在中学2年生です。小学生6年生後半から不登校気味になり、私立の女子校を受験し中学1年生になりまたやり直そうとするも、後半から完全に不登校になってしまいました。中学2年生になっても不登校なままで、始業式に行ってみたり、2学期の最初の日に行ったり、別室で何日か登校したりしてみたのですが、結局1年生の頃からの友達と一緒にいる安心より、関わったことがないクラスメイトからの視線への恐怖が勝ってしまい、現在も不登校のままでいます。休んでも休んでも元気が出ません。 学校に行く習慣がないせいで起きる時間もかなりバラバラで、勉強も全くしなくなってしまいました。親に不登校なのにお金を払わせてしまっている申し訳なさと、勉強が全く出来なくて周りの友達に置いていかれる自分に焦燥感を感じています。勉強をしようとして教科書やデジタルドリルを開いても、すぐにスマホをいじってしまい、集中できなくなります。 この焦燥感とはどう向き合うのが良いのでしょうか。拙い文章ですみません。
コンプレックス不安無気力
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
13時間前
習慣の力を活用しましょう
#生活リズム #習慣
愛たくさんさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 学校に行けない、勉強ができない焦りと闘っていらっしゃるのですね。 少しでもお気持ちの整理に役立てばと思い、コメントさせていただきます。
[今回の悩み]
愛たくさんさんは現在中学2年生。 小学校6年生の後半から不登校気味ではあったものの、私立の女子校を受験され、中学1年からやり直そうとされてきたのですね。 しかし中学1年の後半からは不登校状態であり、現在も始業式に行ってみたり別室登校をしてみたりと工夫はされているものの、知らない同級生からの視線が怖く登校できない状態が続いていらっしゃるご様子。 登校する習慣がないため、朝起きる時間もバラバラになってしまっており、勉強も全くしなくなってしまっている現状に、愛たくさんさんご自身焦りを感じられていらっしゃるのですね。 お金を払ってくれているご両親にも申し訳ないお気持ちと、勉強面でお友達に置いていかれる焦燥感で落ち着かない心の中といったご様子です。
[悩みの原因・分析]
愛たくさんさんくらいのご年代には感受性がとても強くなり、そのためにそれまで当たり前に過ごせていた生活が突然送れなくなるといったことがあるものです。 愛たくさんさんが不登校に至った経緯はわかりませんが、ご自身でもこのままではいけないといった想いも抱いていらっしゃるように感じますし、現在のご自分の状態と外の世界の流れのギャップに強い焦りを感じていらっしゃることと思います。 また、中学から私立に通われ、それまでの人間関係とはガラッと環境が変わったことももしかしたらストレスとなっていたのかもしれません。 1年生の頃からお友達はいるものの、今はまだ知らない子の方が多い状況で、学校に行くたびに緊張感を抱きながらまわりと接していかなければならないのは、今の愛たくさんさんにとっては心の負担が大きいのかもしれません。 恐らくきっかけは勉強のつまずきなどではなく、対人関係における周りの反応への不安や恐怖などといったことだったのかもしれません。 しかしその結果として学校を休んでいると勉強がわからなくなり、今度は学校に行っても周りより遅れをとっていることがさらなる不安となってしまい、ますます登校する意欲が湧かなくなっていっている状態なのではと推測します。 またそんな時、スマホは格好の刺激となり、つい触っては愛たくさんさんの今ある不安やもやもやを見えなくしてくれることでしょう。
[やってみましょう!]
多くの同級生が当たり前のように学校に行き勉強をしている中、不登校という状態はとても不安になりますよね。 しかし人によってはそうした時期も必要であることがあります。 その背景はさまざまですが、愛たくさんさんにとってご無理のない範囲で少しずつ前に進んでいけることが大切です。 現在、愛たくさんさんがお悩みのこととしては、以下の3点が挙げられることと思います。 1.勉強ができないことに対する焦燥感 2.関わったことのないクラスメイトからの視線への恐怖 3.学校に行けない 1.についてはご自身でもお気づきのように、スマホが大きな障壁となっているようです。 実際「スマホ脳」などの著書で有名なアンデシュ・ハンセン氏は、その脳に与える刺激の大きさや人を依存へとつなげる危険について警鐘を鳴らしています。 愛たくさんさんは今一日をどのように過ごしていらっしゃるでしょうか。 朝起きる時間もバラバラ、とのことでしたので、まずは生活習慣を整えることからやってみるのはいかがでしょうか。 休んでも休んでも元気が出ません、とも書いてくださっていましたが、快適な毎日には質の良い睡眠も重要です。 はじめは毎朝起きる時間を決め、その時間に起きるためには夜何時までに眠ればいいのか、布団に入る時間などを逆算して決めてみましょう。 起床時間はいきなり登校時間に合わせなくても結構です。生活リズムを整えることが目的なので、例えば毎朝朝ドラを見ることを習慣にするのでもOKです。 もし布団に入ってもなかなか寝付けないようであれば、寝つきを良くするために日中身体を動かす活動を入れてみます。 質の良い睡眠のためには、ある程度の身体の疲労も求められるからです。 そして、一日1時間でも30分でもいいので、教科書を読む時間、何かしら勉強に繋がる時間を作るようにしましょう。 その時間はスマホを親御さんに預ける、別室に置く、電源を切るなど、完全にスマホからの刺激を遮断する必要があるかもしれません。 それでも始めはなかなか集中できないかもしれませんが、3日、5日、1週間と続けていくうちに、少しずつ前よりはかどっていくようになることでしょう。 2.については、誰でも緊張感を抱く状況ではありますが、少しずつ他人に対する緊張感、警戒心のようなものを解いていくことが役に立つかもしれません。 今、ほとんどの日をご自宅で過ごされているのであれば、心許せる友達と会う機会を週に1回でも作ってみる、現在も通えている習い事など誰かに定期的に会える機会があれば積極的にその場を活用するなど、ご家族以外の方と会う、会話をする機会をできるだけ減らさないようにしてみましょう。 もし今はそうしたやりとりもきつく感じるようであれば、コンビニでの店員さんとのやりとりからでも構いません。他人と一言二言でも言葉を交わす習慣から離れないようにすることが他者に対する恐怖心を減らしていくことに繋がっていくことでしょう。 3.は上記の1,2の積み重ねの先に少しずつ解決していくことかと思います。 もちろん保健室や相談室などの別室登校なら続けられそうとなれば、1,2に加えて登校する日を増やしていくのは問題ありません。
中学受験をされて私立に通われているとのこと、きっと勉強もすごく頑張られたことでしょう。 もしかすると今はその反動で、心が休養を求めているのかもしれません。 学校に行けない、勉強ができないとご自分のことを責めずに、毎日ひとつずつでもご自分がやれたと思えること、頑張ったと感じることを、ご自分で認めてあげてくださいね。 カウンセリングでは愛たくさんさんのお気持ちに寄り添い、より具体的に今の焦りとどう付き合っていけばいいかを一緒に考えさせていただきます。 カウンセリングでご自分と向き合うことは、きっと愛たくさんさんのお役に立つ時間となることと思います。 愛たくさんさんのお気持ちが少しでも落ち着き、今日も一日を過ごしていけることを陰ながら応援しております。