お話の詳細
一般的な悩み
匿名さん
2日前
母親との接し方について
adhd併発うつ病と診断されています。大学生です。 最近体と心の調子が波のように大きく揺れ、日によって動けなくなることが多いです。 ・丸一日動けなくなる ・思考が止まる ・頭痛,動悸 ・記憶が飛ぶ等です。 母親はヒステリックです。カッとなると側にある物で殴られたりします。母から病院や、学生相談を使うことは甘えであり、恥ずかしいことである。とよく言われ続けています。 「病気は気力で治る」という考えの母で、何度説明しても薬を飲んだほうがおかしくなるので恥ずかしい。行くな!!と言われます。 何度も言われ続けると「そうなのかな?」と思わされてしまいます。 しんどい感覚がわかりません。 自分の限界が何処かもよく分かってません。 来年教育実習があり、いまのままではダメだとわかってます。母親との接し方を教えていただきたいです。
不安身体症状衝動_暴力
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
2日前
親御さんの理解を得られないのは苦しいですね
#親子 #学生相談
匿名さん、こんにちは。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 かなりしんどいご様子、心配です。 少しでもこのコメントが何かのお役に立つと良いなと願っております。
[今回の悩み]
匿名さんは現在大学生。ADHDと鬱病を併発しているとの診断を受けているものの、お母さまからは病院に通うことや学生相談などを利用することは甘えや恥ずかしいことであると強く反対されているご様子です。 最近特に心身の調子が悪く、波のような変動を感じられているのですね。 具体的には、丸一日動けなくなる、思考が止まる、頭痛や動悸、記憶が飛ぶなどといった症状を呈されていて、とてもしんどいご様子が伝わってきます。 お母さまはヒステリックとのことで、カッとなると近くにあるもので殴られたり、服薬するとおかしくなる、「病気は気力で治る」といったことを言われてしまい、ご自分でも”そうなのかもしれない”と思わされることがあるのですね。 また、匿名さんご自身、しんどいといった感覚がわからない、限界がわからないといった状態とのこと。 来年教育実習があり、今よりも生活が忙しくなることが予想される中、お母さまとどのように接したらいいか悩まれていらっしゃるのですね。
[悩みの原因・分析]
ADHDと鬱病の診断を受けられているとのことで、今現在既に匿名さんの心には負荷がかかり、何かしらの助けや手立てを必要としている状況かと思います。 しかし、その手段となる通院や学生相談の利用はお母さまから理解が得られていないご様子。 これはそれだけで大きなストレスやお悩みとなりますね。 現在は通院はされていないということでしょうか。 ADHDの場合、その方それぞれの症状や体質にもよりますが、お薬でお困りのことが改善することがあります。 もしお薬が必要とされるほどその症状が強いのだとしたら、お薬なしで生活していくこと自体かなり大変であると考えられます。 そして、その結果日常生活で生じる支障が挫折感などに繋がり、うつ状態を呈するということもあるため、できれば通院は続けていけた方が、匿名さんのお困りが少しでも軽減していくのではないかと思います。 しかし、カッとなると手が出ることもあるというお母さまの理解を得ようとするのはなかなか難しいことですよね。 誰だって殴られたくはないので、その原因となるだろう行動は控えようとするものです。 お母さまの根本的なお考えの中に、「病気は気力で治る」といったものがあるため、匿名さんの苦しみやお困り感がなかなか理解されにくいという点が、匿名さんのお悩みをより深めているようです。
[やってみましょう!]
親子といっても別の人間ではあるので、匿名さんのお悩みや苦しみをお母さまに理解していただこうにも、「甘え」などと言われてしまうと難しいですよね。 そして時には物で殴られるなど暴力も振るわれてしまうとなると、匿名さんの心は穏やかではなく、常にどこか緊張や不安を抱えている状態なのではと懸念いたします。 ただ、匿名さんの現在のご様子を伺うと、日常生活を送るのにかなりご苦心されているのではないかと感じました。 お母さまの言うように、気力でなんとかなるのであれば匿名さんだってここまで苦しまれていないと思いますし、このままでいいわけがないですよね。 通院等はお母さまに把握されてしまいやすいかと思いますが、学生相談であれば大学にいる時間内でのことなので、そこまで干渉されにくい可能性はないでしょうか。 もちろん保護者であるお母さまに内緒で利用するというのは良くないことかもしれませんが、匿名さんの心身の安全を守るために、まずはお母さまにどうお伝えしたらいいか、といったことを第一にご相談してみることをお勧めします。 大学のカウンセラーや先生方にもよるかとは思いますが、面倒見の良い大学であれば、学生相談の枠を超えて、大学の先生がご同席くださってお母さまに匿名さんがお困りになっている現状やとった方が良い対策などについて一緒にお話してくださる可能性があります。 そして、お母さまの性格や匿名さんとの関係にもよりますが、お母さま自身に素直にお困りの内容を伝えてみるという手段もあるかと思います。 「病気は気力で治る」とはいうものの、どのようにして動けばそれが叶うのかわからない、というのが正直な想いではないでしょうか。 お母さまはとても強い方なのだと思います。 きっとこれまでいろいろなことをお母さまご自身も気力で乗り越えてやってこられたのだと考えると、それだけ立派な方でもあるのだろうなと感じます。 しかし誰でも同じようにできるわけではないこと、今は無理に気力で乗り越えずともさまざまなサポートが世の中に用意されていることをお母さまにもご理解いただけたらと思います。
お母さまとの接し方について、大まかなことしか書くことができませんでしたが、少しでも何かの参考になればと願っています。 親子というのはただでさえ力関係があるものなので、なかなか伝えたいことを上手く伝えることができなかったりすることがありますよね。 だからこそ本当に大切なこと、冷静に伝えるべきことは、可能であれば第三者的な大人に入っていただけるとお伝えしやすくなるかと思います。 匿名さんにとって恐らく今一番身近であろう大学にいる大人の力を是非お借りしてみてください。 また、カウンセリングではより具体的にお話を伺いながら、匿名さんがお困りのことに対しどのような対策を練ることができるのか、お母さまとどのように接していけばいいかといったことも一緒に考えさせていただきます。 学生相談も通院先もうまく活用できそうにない、どうにも次の手立てが思いつかないといった時にもぜひお気軽にご利用ください。 匿名さんの学生生活が今より充実したものになっていくことを、陰ながら応援しております。