何をするにも貶されて、ご褒美でなく罰のようなものを与えられる環境で長年過ごした結果、生活に必要なものを購入することにすら恐怖が湧き出てくるようになった。
せっかく地獄から離れたのに、どうしていつまでも苦しいままなんだ。
お願いだからもう許してくれ。
もう何年経ってると思ってるんだ。
壊れかけの炊飯器とオーブントースターを買い替えたいだけなのにうまく進められない。
私が何かを話す度に、何百回と聞いたネガティブな自分語りをし始める母親を思い出して発狂しそうになる。
故郷は自分自分自分自分自分自分自分自分な人達ばかりだった。
不幸語り、マウントに、気持ちのいい返しをしなくてはならなかった日々が辛かった。
忘れたいのにあらゆる事柄がスイッチになって思い出させる。
遠く離れた今もこうして私の生活の邪魔をしてる。
私が何かする度に否定の言葉が聞こえる。
私の話なんて誰も聞かない、誰かの感情のゴミ箱。
この認識を忘れたい。
忘れられたら今よりもずっと幸せになれると思う。