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対人関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.ユマユマ
2ヶ月前
苦手な人との距離ってどうやって取ってますか?
友人(A)は、普段話す時はとても面白いなって思う子です。けれど、私に心の余裕がない時などに、Aの行動が嫌になる時が多々あります。 Aは私に声をかける時、必ず私の頭をこづいたり、私の足を蹴ったりして注意を引いてきます。普通に名前を呼んでくれたらいいのですが、絶対に軽い暴力的なものを振ってきます。「やめて」と言ったことがありますが、「何なん?ノリわるっ」と言われて終わりでした。 普段は、許せるんです。でも、つもり積もったら許せなくて、イライラしてしまいます。 その他にも、Aは私のことを下に見ているんだろうなというような言動をします。 いい距離感の時は、上手く付き合えるのですが、近くなりすぎたら本当にストレスが溜まるだけです。 程よい距離感を保つ方法を教えてください。
ストレス
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専門家プロフィール
佐藤 真紀 さんの専門回答
5日前
普段は楽しく付き合えたり、嫌なことでもスルーできるのに、人間関係の距離感の取り方が分からないためにストレスが溜まってしまう。
#ストレス #人間関係
ユマユマさん、こんにちは。 カウンセラーの佐藤真紀と申します。 よろしくお願いします。 ユマユマさんの投稿を読ませていただきました。 身近な友人だからこそ、自分のコンディションによっても距離の取り方に迷ってしまう苦しさが伝わってきました。 身近であってもなくても他の人との関係との距離感が分からないまま過ごすことは、とてもエネルギーのいることですよね。 ましてやそれが毎日のことであれば、なおさら大きな気がかりの一つとなっていると思います。
[今回の悩み]
Aさんは普段は面白く、話している時は楽しいと思える相手。 でも、頭を叩かれたり、足を蹴られたりと、軽いとはいえ身体に触れるかたちで声をかけられることが続いている。 「やめて」と伝えても受け止めてもらえず、「ノリが悪い」と返されてしまい、ユマユマさんの気持ちが置き去りになっている。 いい距離の時は関係が保てるのに、近づくほどストレスが溜まってしまう状況がつらい。
[悩みの原因・分析]
親しい関係ほど、冗談やスキンシップがエスカレートしやすいことがありますよね。 それは、今のユマユマさんが感じている通り。 でも、それがいくら相手にとってはスキンシップや冗談のつもりでも、自分にとって嫌だと感じた時点で、相手のその行為が嫌なものであることがユマユマさんにとっての揺るぎない事実です。 Aさんは、自分なりのスキンシップの方法があって、それが誰にでも通用すると思っているのかもしれません。 ただ、ユマユマさんが嫌だと思っている以上、ユマユマさんの感じ方が間違っているわけではないんです。 距離の違和感に気づけていること自体、ユマユマさんの心がマヒしていなくて、しっかりと物事に対する感じ方が働いている証拠だと思います。
[やってみましょう!]
ここではっきりしておきたいことは、Aさんの性格を変えるのはユマユマさんの役割ではないということ。 今の環境でユマユマさんができそうな範囲で、少しずつ嫌だと思う相手との距離を調整してみる方法を試してみましょうか。 少し、その方法を挙げてみますね。 ①物理的な距離をとる Aさんと話すとき、斜め気味に少し体の向きを変えてみたことはありますか? 体の角度を真正面から受け止めないだけでも、ユマユマさん側の心を守るバリアになってくれると思います。 ②予定や会話の優先順位を決める 例えば「心に余裕がある時だけ関わることにしてみる」 と、自分の中で線引きをしても大丈夫です。 パーソナルスペースという言葉を聞いたことはありますか? 自分がここまでならOKと思える、人との距離です。 それは人との関わりの感情的な部分にも当てはまり、心の境界線としてとても大切な部分でもあるんですよ。 ③反応を小さくする 相手のアクションすべてに丁寧に返す必要はなくて、軽く流せる部分は流すことで距離が自然に開くこともあります。 相手が察してくれない場合は、ユマユマさんがそっとその場を離れてみましょう。 ④我慢して、無理してまで付き合う必要がある相手かどうか。 例えば会社などが当てはまると思うのですが、人は環境の中で、どうしても付き合わなければならない相手もいるのが現実です。 だけど、今ユマユマさんに考えてみてほしいのは、自分にとって相手が、どうしても関係を保ち続けなければいけない存在かどうか。 当たり前に付き合ってきた相手でも、よくよく考えてみると、期間を決めてでも離れてみることができる存在もいたりします。
人との距離感を考え、試行錯誤している時期は、「どこまで関わればいいのか」「断ってもいいのか」と迷うことが増えるかもしれません。 その部分でカウンセリングでは、ユマユマさんにとって心地よい距離の取り方や断り方を、一緒に整理していくことができると思います。 人間関係に正解はなく、それだけ、いかのユマユマさんにとって負担が少ない選択肢を見つけていくかといった作業に近いイメージです。 無理に関係を続けるよりも、自分が安心できるスペースを守ること。 そこがとても大事なポイントだと考えています。 ユマユマさんが少しずつ、距離の幅を自分の手に取り戻していけるよう願っています。