「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」をようやく観た。
もっと泣けると思ってたんだけど、思ったより泣けなかったな....
確かに感動したんだけど、大人になるとどうしても、小学生の頃の思い出に対する「狂気的な執着」の方に目が行ってしまう。
そこから開放された子どもたちの物語なんだろうけど、疑問が残ったままなんだよなぁ。
どうしてじんたんは最後まで好きな人を本名じゃなくてあだ名で呼び続けたのか、が1番気になるところ。
好きな人なら本名で呼びたい、呼んで欲しいって思うのは私だけなのかな?
しかも、どうしてめんまは「除け者」だったんだろ。孤独を支える家族がいなかった訳でもないのに、なんであんなに1人だけ異質に描かれてるのか。。。
いや、「孤独」なのはみんな一緒なのか。でもなんかめんまの孤独は違うというか、性格的に人間離れしてるというか。
そもそも小学生の頃の思い出なんてそんなに覚えてるか?私全く覚えてないし思い出したくもない。だいたいの人間と仲悪くなって別れてるからかな....
個人的に共感があまり出来なかったのと、めんまの事が好きになれなかった。そんなに好きになるほどの魅力を感じない。むしろ、故人だから「過去の美化」「幼少期の綺麗な記憶」によって好きと感じるだけではないのか?
もし、めんまが死なずに成長して、人間だから性格も変わって離れ離れになっていたら、「好き」という感情に支配される事はなかったのでは?
それは本当の愛情なのか。
考えさせられるという点では面白かったのかもしれない。