お話の詳細
メンタルヘルス
コーヒー豆_レベル._アイコン.苦瀬ルイ
11日前
夜眠れません。
夜に寝ることが出来ません。生活リズムが狂っているのか朝方に寝るような状態です。その為親には「寝すぎ」だの「生活リズム直せ」など言われます、自分も治せるのなら治したいです。スマホやタブレットは見てません、部屋も暗くなっています。でも寝れません。今日も寝不足です。そのせいか体調が悪いです。症状としては、頭痛、体の痛み、倦怠感、吐き気、があります。元は精神科に通っていましたが、親に止められて行けなくなりました。精神科では『うつ病、統合失調症』と診断されていました。親は精神科に行っていない方が体調が良さそうと言ってます。行かない方が健康になるんでしょうか?睡眠不足は精神的な問題なのでしょうか?それとも他の何かなのでしょうか?どなたか教えて頂けると幸いです。よろしくお願いします。
不安ストレス身体症状不眠症無気力
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
11日前
睡眠サイクルの改善
#不眠 #ストレス #通院 #条件付け
苦瀬ルイさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 体調も整わず、夜眠ることができないのはつらいですよね。 通院もされていたとのことで、ご存知のことも多いかと思いますが、少しでも何かの参考になればと思い、コメントさせていただきました。
[今回の悩み]
苦瀬ルイさんは夜眠ることができなくなってしまっていて、朝方になって寝付くような状態が続いているのですね。 ご自身でも夜眠ろうとスマホやタブレットを避けたり部屋を暗くするなど努力しているのにうまくいかず、寝不足な状態が続いてしまっているとのこと。 親御さんからは「寝すぎ」「生活リズムを直せ」などと言われてしまうのもつらいですよね。 また、寝不足だけでなく、頭痛や体の痛み、倦怠感や吐き気などといった他の不調も抱えていらっしゃるようです。 以前は精神科に通院していたものの、親御さんから止められて現在は通われていないのですね。 親御さんからは通院をしていないときの方が調子がよさそうとも言われ、通院しない方が健康になるのかわからなくなってしまっているのですね。 現在の睡眠状態についても、精神的な問題なのか、他の何かが原因としてあるのかわからないといったお悩みとのことでした。
[悩みの原因・分析]
うまく夜眠れない、不眠といったりもする症状には、いろいろな要因が考えられます。 よく聞くのは、ストレスです。苦瀬ルイさんは、精神科で「うつ病、統合失調症」と診断を受けたとのことでしたので、不眠以外にもなにか不安を抱えていたり、日常生活で支障となる精神的なお悩みを抱えているのかもしれませんね。 そうした精神的なお悩み、不安などは睡眠の妨げになることが多いので、もし苦瀬ルイさんご自身に思い当たる症状があるようでしたら、やはり精神科もしくは心療内科の通院は必要だと考えられます。 しかしその一方で、抗うつ剤の中には不眠の原因となる成分が含まれていることもあるので、通院や服薬治療を再開される場合には、不眠の症状と合わせて先生とよく相談し、お薬の整理をしていただくことが重要です。 また、不眠状態が長く続いている場合には、よかれと思ってやっている生活習慣が逆効果となってしまっている可能性があります。 苦瀬ルイさんは、夜になると部屋を暗くして何とか眠ろうとされているとのことでしたが、眠れない状態が続いたまま何時間もお布団の中にいたりはしませんか? 「条件付け」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。 すごく単純化した例でいうと、「パブロフの犬」という有名な実験があるのですが、”犬は餌を見るとよだれが出る”のを利用し、”鈴の音がすると餌が出る”というように鈴の音と餌を組み合わせて犬に提示し続けたところ、餌がなくても鈴の音だけでよだれが出るようになる、という「条件付け」が生物には起こることがわかっています。 同じように、人は”布団に入ると眠れる”というような条件付けが無意識にされていることが多く、そのような状態が快適な睡眠状態を導くといえます。 しかし、布団に入ってもなかなか眠れない、目が覚めた状態なのに何時間も布団の中で過ごしているといった状態が続いてしまうと、期待される”布団に入ると眠れる”といった条件付けの効果が薄くなっていき、”布団に入っても眠れない”といったことが起こりやすくなってしまうのです。
[やってみましょう!]
夜眠れない原因は、上にも書いたように一つではなくさまざまですが、もし苦瀬ルイさんが夜眠れないまま何時間も布団にい続けてしまっているようでしたら、一度その習慣をやめてみることをお勧めします。 睡眠はサーフィンの波のようなもので、眠くなるときもあればそうでないときもあるものです。大切なのは、この”眠くなった”ときの波に上手にのって眠りに就くことなので、夜になったからといって必ずしも布団に入る必要はありませんし、眠いタイミングが来るまで必ず布団とは別の場所でリラックスして過ごすと良いでしょう。 そして眠い波を夜起こすためには、過剰な昼寝は禁物です。 夜全く眠れない状態が続いているのであれば、いきなりゼロにするのは体力的にもつらいと思うので、何時間くらい眠ってしまうのかを計り、その時間を徐々に少なくしていってみてください。そして最終的にはできれば昼寝は1時間以内にできると良いでしょう。 また、日中の適度な運動も身体を疲れさせ、夜回復のために眠りたいという状態に身体をもっていくのに適しています。 眠ろうと思っている時間の2時間前までは避けた方が良いですが、それ以外の可能な時間帯に運動を取り入れてみるのも良いと思います。 親御さんからは通院を止められたとのことでしたが、理由は聞いていますか? 長く続く不眠は精神状態にも悪影響を及ぼしますし、何より苦瀬ルイさんの日常生活に支障を来たし、日々を過ごすことが辛くなってしまうでしょう。 親御さんが精神科や心療内科での治療に不安を感じていらっしゃるようであれば、一度一緒に来ていただき、診察の様子を見ていただく、お薬についても先生からきちんと説明していただくなどといったことが必要かもしれません。 不眠は精神的なものからも起こり得ますが、その逆も然りです。 心と身体は繋がっているので、いつもどちらかだけが原因となってもう一方に影響するというよりは、相互に関係しあって今の状態となっていると考えるのが良いでしょう。
寝よう寝ようと思っていても、うまく眠りに就けずに朝になってしまうと虚しいですよね。 でもそれは今苦瀬ルイさんの身体がバランスを崩して、うまくサイクルに乗れなくなっているだけだと考えれます。 ”眠いな”という身体のサインをよく聴いて、そのタイミングがうまく夜に来るように調節していくことが改善への第一歩だと思います。 より良い睡眠に向けて、より具体的なアドバイスなどもカウンセリングでは行っております。 ご興味ありましたら是非ご活用してみてください。 少しでも苦瀬ルイさんの睡眠の質が向上することを陰ながら願っております。