最初に言っておきます。
これは個人的な感想です。
「この曲、あの曲に似てない?」
「うわ、パクリじゃん」
などの問題が度々浮上する時がありますよね。
その時に私が思うのは、コード進行にはある程度決まりと番号が振り分けられています。例えば1のコードを弾いたら、次は4か、5のコードしか弾くことができません。
もし、その時に5のコードをひいたら、次は7か1にしか行けません。
一般的なクラシックではこのように決まりに準じて作曲されている楽曲がほとんどです。(必ずこうしなければならないというわけではないですが、ほとんどの楽曲はコード進行を気をつけて作曲されています)
これは、J-popにも当てはまる部分があり、このコードを弾いたらメロディーはこんな音が1番当てはめやすいよね、じゃあ、次はこのコードを弾くのが心地いいよね、じゃあこの音を使ったメロディーを作った方がいいよね。など。
コード進行には幾つかの種類があり、有名なところで言うと丸サ進行(丸の内サディスティックで使われる進行)など、テンプレートも存在しています。これに準じて作られている楽曲も幾つかあります。
つまりは、多少メロディーが似ていても、コード進行が似ていても、「パクった」訳ではなく、「聴く人が心地よいと感じる音」で作った楽曲が幾つも存在し、その中でたまたま似たメロディーラインになった。の方が言葉としては当てはまると思うのです。
もちろん、メロディーラインがほぼ一緒で、明らかに歌詞を当てはめただけの、本当の盗作である場合もあります。
ですが、それはその曲を作った製作者が、自分の作った楽曲にあまりに酷似していると感じ、盗作したと考えられる人に訴えて初めて俗にいう「パクった」になる訳です。
第三者が、似たような楽曲を探して、早送りをしたり、スロー再生したり、2、3個のメロディーの音が似ているからと言って、騒ぐものではないのです。
これは製作者への名誉毀損にも発展しうることです。
もう少し知識と情報を集めて、発信すべきだろうと思います。