本当はさ、いい歳して精神病で働けないだなんて、死んだ方がマシだって思ってんだ。
自分で生活するお金も稼げないなんて情けなさすぎだろう。
そんなことを考えてしまうから苦しいんだ。
わかってんだよ。
いろいろとわかっている。
特技はある。
人にすごいと言ってもらえるほどの。
ただ、精神病が邪魔をしてくる。
落ちては這い上がり、落ちては這い上がり…。
正直、疲れてしまった。
楽に死ねる方法を知っていたら、もうこの世にはいなかったかもしれない。
次をラストチャレンジだと思って歯を食いしばり私は前に進む。
何の為に…?
生きたくもない世の中で、生きる為に。
生きることが本当に正しいのかは分からない。
ただ、最後のあがきを私はする。
生きたという爪痕を残す。
頑張れ自分。
死ぬ前に笑える人生に。