お話の詳細
対人関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.komaru
1ヶ月前
夜も眠れません
頑固なのに頑固ではないと言う人と話すことに拒否反応がおきます。 頑固な人とって絶対自分の意見を曲げないんですよね。それが利点でもあり、欠点でもある。 それでもただ何気なく話をしていることに逆上したり、攻撃的に話してきたり、こちらが意図している話とは捉え方が違う反応が毎回返ってくる。 いつもは話をしてて同じように逆上されたりしたら私が折れます。話をする時間も、話をする内容もくだらなく感じてしまうので。 ただ、私が折れることによって優劣がつき、その子が調子にのったりし、更に事が激しくなります。 他の人に相談したらそんな奴とは切ればいいと言いますが、なかなかそうはいかないですよね。 ただ毎週同じ事が起きるので流石に気が滅入ってしまいました。これが高校の時からなので約20年間。連絡しない時もありましたが、一度連絡を始めるとほぼ毎週。 頼られることは嫌いではないですが、頼ってきてるのに私の話は全て拒否。反発。私、いないほうがいいかなって思ってしまいます。 私どうしたらいいですか?教えてください。
衝動_暴力不安ストレス強迫観念中毒_執着教えてください不安定_躁うつ
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滝 真樹子 さんの専門回答
1ヶ月前
その方も、ご自分を守るのに必死なのでしょうか
#友人関係 #ストレス #性格
komaruさん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。その調子で20年も付き合いを続けてこられたとのこと、とても忍耐力があるなぁと思いました。何かヒントになるような考え方があればと、コメントさせて頂いています。
[今回の悩み]
あるご友人の方との付き合いで悩んでいて、夜も眠れない状態だというkomaruさん。ちょっとしたことで逆上したり攻撃的な言動に出たりするので、結局komaruさんが折れてしまうことが多いようです。しかしそうすると結果的にお相手の方は上の立場に立ったように感じるのか、更に激しい態度になってしまう。なかなか縁を切るという訳にもいかず、もう20年もそんな付き合いを続けてこられたのですね。komaruさんがご友人思いでとても優しい方であるということが伝わってきます。
[悩みの原因・分析]
その方は、なぜ長い間頑なにそのような態度を取り続けているのでしょう。年齢を重ねると色々な経験をする中で考え方が柔軟になったり、言動も穏やかになってきたりするものですが、その方は変わらないどころか、ますます激しくなっているのかもしれません。お相手の方がそのような態度を取る背景に少し思いを馳せてみると、イライラ感が若干軽減されるかもしれません。今後の付き合いにあたりどのように気持ちを切り替えていったら良いのか、一緒に考えてみましょう。
[やってみましょう!]
その方はどう考えても頑固だと捉えられるような言動に関しても、頑固ではないと言い張っていらっしゃるのですね。そして攻撃的な発言があったり、こちらの意図を汲まずに全く違う捉え方をされたりする。もしかしたらそのご友人は自分とは違う考え方や価値観の存在によって自分自身が傷つくことを恐れて、心を守るのに必死なのかもしれません。その方のバックグラウンドや成育歴などが分からないのであくまでも推測ではありますが、自己肯定感が低かったり気持ち的な脆弱性があったりすると、心が傷ついた時の動揺に耐えるのが難しいために、傷つかないように必死に自分を守ろうとする故に相手に対して攻撃的な反応をしてしまうことがあります。マウントを取って相手の上位に立ったり、自分の意見を通すことでしか自分の存在が認められたと感じられない弱さがあるのかもしれません。攻撃的な態度や激しい発言は本人の強さから来るわけではなく、ガラスのように脆いハートを守るための防衛手段とも考えられます。 理想的なコミュニケーションの形においては、違う立場であっても相手の意見を受け入れたり、話し合いをしたりする中で、自分自身も考え方に変化が起きたり視野が広がったりということが起こります。でもきっとその方はそういった相互的なコミュニケーションをする機会が、幼少期から少なかったのかもしれません。自分の意見が受け入れられない環境だったり、逆に過保護で何でも受け入れてもらえるような環境だったりすると、そういった双方向的なコミュニケーションの形を取れる内面的な安定感が育ちません。もちろんもともとの性格や、人間関係の中で様々な体験をする中でコミュニケーションの型が決まってしまったということもあります。何らかの要因により、今の状態を引き起こしているのだと考えられますが、20年もその型から抜けられないというのは本人にとってもなかなか不利益なことは多いのではないでしょうか。(ご本人が気付いているかは別として。)知らない間に、もう話ができる友達と呼べるような相手はkomaruさんだけになっているかもしれません。そうすると、余計依存のような関係性になってしまって、今までのコミュニケーション様式を変えられないということもありますよね。厄介な問題です。 その方は攻撃的な態度に出ることで、komaruさんに甘えているんですね。komaruさんはどんなに周りから縁を切ってしまうよう助言されてもなかなかそういう訳にも行かず、また頼られるのは嫌いではないためにすっぱりと距離を置くのが難しいようです。そんなkomaruさんはお友達にとって、唯一甘えられる存在なのかもしれません。そういった色々な背景を理解してみようと思いながら相手の話を聞くと、ストレスなく聞き流せたり、こちらの話が変に受け取られたとしても気にならなかったりということがあります。少しずつ、スルースキルを身につけていけると良いですね。 とは言え、夜も眠れない位悩んでしまうようでしたら、komaruさんご自身の心の負担も心配です。あまりにも負担が大きいようでしたら、やはりもう一度距離を置くということも検討してみても良いのではないでしょうか。そしてお相手のためにも、「あなたのこの言葉で嫌な気持ちになった」「自分の話を聞いてくれようとしないのは悲しい」といったように、気持ちを伝えてみるのも一つの方法です。それでまた逆上されるようでしたら、やはり今は距離を保つことも必要な時期なのかもしれません。
ご友人との関係や、それ以外でも人間関係のストレス等について第三者に話をすることで気持ちを整理したい、相談したいということがありましたら、カウンセリングも役に立つかと思います。もし良かったら検討してみてくださいね。 komaruさんの心の負担が少しでも軽くなり、夜もぐっすり眠れるようになることを祈っています。どうぞご無理のないようにお過ごしください。