無職で幸せ。
健康だったら働いてたほうがいいけど、身体が弱くて日常生活ままならない私にとってはね。
酷い過眠症状が出るからデスクワークどころか立ち仕事すら難しかった。
疲労がとれず、いつまでもとれない筋肉痛のような痛みと怠さのせいで階段の昇り降りができなくて、立ち上がることすら困難で。
人の声を聞き取って答えること、読み書きが困難な日も長く続いた。
毎晩の悪夢とトラウマからのフラッシュバック。
10時間以上寝ても消えない猛烈な眠気。
血圧が低めで上が70以下、下が50以下。
脈拍は120前後あって、走るとすぐに苦しくなる。
手と足の指の関節がものすごく痛くて、胸の真ん中にドン!と針が刺されるような耐え難い痛みがあって、過多月経と鎮痛剤の効果を軽く突き抜けてくる強い強い痛み。
でもお金がないから病院なんて行けなくて通院するためにはたくさん働かなくちゃいけなくて、どん詰まりだ。
どうしてもしんどくて3回行ったことがある。
病院Aでは血液検査で異常ありだったけど若いから気にしなくていいとされた。
Aで疑いのあった病状について詳しく見てもらいたく△△科のBに行ったら、若いからここでは診る必要がないと言われ診察してもらえなかった。
上記の科で行けと言われた〇〇科のCでは、血液検査しても異常は出ないと思うし、ここで診られる病状ではなさそうなので△△科へ行って欲しいと言われた。
(B以外はとても親切な先生だった)
私はもう諦めた。
異常ありでもスルー、診察も検査もせずにたらい回しされしんどくなった。
見た目に異常がないと、若いと、信用してもらえないんだろうか。
酷い蕁麻疹で呼吸が困難になったり、アレルギーで顔が腫れ上がって目が開かなくなった時はとてもとても親切に診てもらえたんだけどね。
他の見た目に分かりやすい病状があった時も「多分大丈夫だと思うけど念のため検査に回そうか」と提案してもらえた。
キャリアアップを考えたほうがいいよ〜なんて言われたことがあったけれど、そんな余裕があるわけがなかった。
あの過眠と怠さと痛みとコミュニケーション不全に耐えられる人なんていないと思うよ。
実家で母のカウンセラーもとい愚痴のゴミ箱役として活躍して、喜びのない日々。
当時付き合っていた恋人達からもひどい扱い受けていた。
人間以下の道具でしかなかった。
なんてことない暮らしこそが地獄だった。
それが普通だと思っていた。
よく「大変なのはみんな同じ」と言われていたから、他の人も自分と同じ苦しみを背負っていると思っていた。
みんな大変なのによくそんな豊かな生活を送れるなぁすごいなぁ私は甘えてるのかなぁと落ち込むことが多かった。
早く死んで生きることで感じる苦しみから逃れたかった。
だから今、無職でも幸せです。