職場の目上の人間の『わかるよ』は信用しちゃダメって学んだ。絶対その分かるよの後には『でも』が付く。でも、ほかのひとだっておなじだよ。でもそれは僕も同じだよ。僕が君くらいの時はね。ってさらに続く。終いには『それだけの事で笑』と笑われて、傷ついた心にトドメを刺されるだけ。こっちの『でも』『だけど』は遮ってまともに聞かないくせに、自分たちだけ言い訳を並べてこちらが悪いように言う。こちらが間違っているように言う。八割、これまで相談した人の八割は必ず『でも』をつけてトドメをさした。残りの2割は高校の時の先生と友達だけ。最初から私を否定しなかったのは。『これまで良く頑張ってきたよ!偉いよ!凄いよ!ゆっくり休みな!!ほんと!』『それは辛かったね……そんな酷いことしてくる職場なんてこっちから願い下げよ!って言ってやらなきゃね!』『辞めていいと思うよ私はそんなとこ。』『そりゃ職場行くの怖くなるって無理ないって』そう言って貰えて、うっかり電車の中で泣きそうになったことがある。高校の先生には『3年間続けてきたならもう十分よ。りっぱりっぱ!』って言って貰えた。この2割のおかげで私はまだ生きてる。