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1ヶ月前
後輩に「無能」と言われた
昨日、習い事の後輩に「無能のちび」とからかわれました。私が通っている習い事はアットホームな雰囲気で、年下が年上に敬語を使っているのは聞いたことがない感じです。だからこそ、年上に対して砕けすぎて、なにを言ってもいいというような雰囲気ができてしまっています。私に対して軽く悪口を言える位心をひらいてくれているのは嬉しいですし、話しかけてくれないほうがさみしいのです。ですが「無能」や「馬鹿」など今現在私が悩んでいることについてピンポイントで言葉の刃を突きつけてくるのでとても感傷的になり、数日どんよりと心が曇ったようになってしまします。どうすればもっと頼られ、舐められない先輩になれるでしょうか。
不安コンプレックス
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
1ヶ月前
他者に言ってはいけない言葉
#人権 #ありのままの自分 #対人関係
はるとここあさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 習い事での後輩との関係について悩まれているのですね。 少しでも何かのヒントになればと思い、コメントさせていただきました☺
[今回の悩み]
はるとここあさんが通われている習い事先はアットホームな雰囲気で、年齢の差に関係なく皆お互いにフランクに話せる方同士なのですね。 それが良いこともあれば、逆に年下の方からひどい言葉でからかわれてしまうこともあり、はるとここあさんも先日後輩から「無能のちび」と言われてしまい、傷ついてしまわれたようです。 そんな軽口を叩けるくらいご自分に対して心を開いてくれていることは嬉しく感じつつも、「無能」「馬鹿」などといったご自身について悩まれていることと重なるようなことを突かれると、さすがに落ち込みますよね。 どうしたらもっと頼られて、舐められない先輩になれるのかといったお悩みでした。
[悩みの原因・分析]
はるとここあさんのご年齢がわかりませんが、「習い事」「先輩・後輩」といった表現から、学生さんくらいかなと想像しました。(違ったらごめんなさい🙇‍♀️) その場の雰囲気として、年齢に関係なくお互いにフランクに話せるような関係というのは居心地がよく、それぞれがのびのびと過ごせるような空間なのでしょうね🌿 しかしだからといって他者を傷つけるような言葉を発していいか、相手に向けていいかというと、そんなことはありません。 少しかたい話になってしまうかもしれませんが、”すべての人の人権は守られるべきである”というのはご存知でしょう。 人権というのは、ご存知の通り、その人が生まれながらに持っている自由や生存、幸福に生きる権利のことです。 そして当然、他者だけでなく自分自身の人権も守られるべきなのです。 中高生の悩みに向き合われている鴻巣麻里香さんというソーシャルワーカーさんは、これをもっとわかりやすく「すべての人が生まれながらに持っている”ありのまま自分”が大切にされる権利」と表現されています。 はるとここあさんは、「無能」や「馬鹿」などといったことで今現在悩まれているとのことでしたが、ご自分の中で悩まれているのと、他者から軽くでもそんなことを言われるのとでは受ける重みや傷つきは違いますよね。 はるとここあさんが向けられた「無能のちび」という言葉は、はるとここあさんの能力や頑張りを無視し、またその身体的特徴についても(実際にどうかはわかりませんし、それとは別として)否定するという、厳しい言葉で言えば人権侵害にあたるものといえます。 はるとここあさんは、”ありのままの自分”でいることを否定されたような気持ちになり、その後輩や他者から認められる、受け入れられるような自分であるためには、どうしたらいいのかとより深く悩まれてしまったのだと思います。
[やってみましょう!]
まず大前提として、人権は守られるべきものであり、今回のエピソードでいえばはるとここあさんにひどい言葉をかけた後輩さんこそ、その振る舞いを反省し、改めるべきだと考えます。 しかしまだ幼かったり他者への配慮が足りない場合に、そうした強い言葉を使うことをかっこいいと思われていたり、そうした軽口を叩き合うことで相手との親密さを感じようとするなど、その手段は間違っているものの、その真意は決してはるとここあさんを傷つけようとするものではなかったりすることもあるでしょう。 今回そうした言葉を発せられた背景にはどのようなものがあったのかは測りきれませんが、はるとここあさんの「(そのくらい)心をひらいてくれているのは嬉しい」といった表現から、きっと険悪な雰囲気の中で出てきたものではないのかなと推測します。 そして、もしそうだとすると、そうした言葉は他者に向かって発するものとして適切ではないということ、そうした言葉はたとえ冗談であってもはるとここあさんの心を傷つけ、嫌な気持ちにさせるということを先輩として伝えるというのも、一つのできることかと思います。 また、直接その後輩にそうしたことを伝えるのは関係性から難しそうであれば、その習い事の先生や責任者、リーダー的な存在の方に相談してみるのも一つでしょう。 アットホームな雰囲気はとても良いものではあるものの、砕けすぎて乱暴な言葉が出てきてしまうのは必ず傷つく人を生んでしまうので、フランクな関係のなかでも相手への配慮や礼儀を大切にする空間になるようにはるとここあさんも働きかけていくというのも年上の先輩としてできることだと思いますし、そうした姿が年下の後輩さんたちには良きお手本となっていくことでしょう。 そして、ご自身について「無能」「馬鹿」といったことにまつわることで悩まれているとのこと。 詳しくはわかりませんが、きっと何かに取り組まれている中で、理想通りにいかなかったり失敗を繰り返したりなどといったことで、そのように感じてしまっているのでしょうか。 でも努力されていること、悩まれているという時点で、ご自身に真剣に向き合い、どうにかしたいと前向きに動かれているということだと思います。 何事も、上達には回数をこなすことが重要だといわれています。 どんな「天才」と言われる人も、実際には人よりも多くの努力や鍛錬をされているそうです。 はるとここあさんも、決して「無能」や「馬鹿」なんてことはなく、その努力の先にきっと理想のご自分に近づいた姿が待っているはずです。 まわりの心無い言葉に負けず、ご自分を信じて突き進んでみてくださいね🌟
他者と接する中で悩むことは日頃よくあることかと思います。 そんなとき、周りの人に相談したり、愚痴をこぼすことですっきりすることもあるでしょう。 しかしそれでもモヤモヤが晴れなかったり、悩みが尽きないような時には、マインドカフェの専門家にも相談してみてください。 きっと何かしらの解決策を見つけてくれたり、ヒントをくれることと思います。 機会があればぜひお気軽に活用されてくださいね。 はるとここあさんが今よりもっと習い事を楽しみ、そこにいる方々と心地よい時間を過ごせるようになることを陰ながら応援しております📣✨