お話の詳細
自分の性格
匿名さん
1ヶ月前
ACですが、子育てにも人生にも行き詰まって全てに疲れました
私は物心着く頃から暴力的な母親と、ギャンブルによる多額の借金で家庭をぶち壊すような父親の元育ちました。 母親も父親もそれなりに愛情はあったのは間違いないですが、それでも私が小学校の低学年の時に父の借金が理由で離婚。 母子家庭になり、これで落ち着けると思いきや、離婚後母親が鬱になり、家庭から逃げるように男遊びや飲み歩きが止まらなくなり、仕事にも行けなくなり、暴言、暴力も増えました。 幸い事件になるような大怪我をすることはありませんでしたが、幾度もお前なんかいなければと言われ続ける生活に、病が言わせた言葉だと信じて何とかやって来ましたが、 20歳の時、私が特別養子縁組であることを吐き捨てるように告げられ、 それ以来私は誰にも望まれない、生まれるべきではなかった子供だという考えがずっと頭から離れずにいます。 幼い頃から人間関係が上手くいかず、保育園から始まり小中高と全て仲間はずれや軽めのイジメにあっていました。 今になっては私自身に問題があり、周囲と馴染めなかったのだと理解はできますが、生きやすくなりたいと自分を変えようと足掻くことにさえ挫折続きで疲れてしまいました。 現在、縁あって結婚した主人との間に3歳の娘が居ます。とても可愛くて愛おしいと感じますが、イヤイヤ期等もあり上手く対応することが出来ません。 また、主人も機能不全家族で育っており、コミュニケーションが上手くいかない事も少なくなく、多少のことで揉めても感情が高ぶると限度なく罵倒されるので心から信頼出来る相手では無くなってしまいました。 現在、現実的に困っていることは多数にあり、 子供との接し方、感情コントロールの効かなさ、他者への恐怖感、強い緊張、不安、不眠、気力減退、希死念慮、聴覚過敏等、 社会生活においても、家庭でも行き詰まりを感じ焦りと同時にもう生きていく気力がわかないと感じています。 けどこのままでは娘にまで悪影響を及ぼしてしまうのでそれだけは何とか避けたい、何とかしたいと思っています。 金銭的にも時間的にも今のところ通院は現実的ではありません。 今私に何ができますか? まとまりのない文書を書きなぐってしまい申し訳ありません。
トラウマストレス強迫観念無気力コンプレックス子育てアダルトチルドレンアンガーマネジメント
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
1ヶ月前
ここまでよくやってこられたと思います。
#子育て #家族 
匿名さん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 育ってきた環境のこと、そして今のご家族のこと、大変なこともたくさんありながら、よくここまでやってこられたと思います。 少しでもお力になれればと思い、コメントさせていただきます。
[今回の悩み]
匿名さんは暴力的なお母さま、そしてギャンブルで多額の借金を抱えてしまうお父さまのもとで育ち、小学校低学年でそのご両親も離婚。その後もお母さまが鬱になり男遊びや飲み歩きがひどくなり暴力・暴言がひどくなるなど、落ち着かない家庭で過ごされてきたとのこと。 お母さまからの暴言も病が言わせている言葉だとご自身に言い聞かせていらしたものの、20歳の時に特別養子縁組で引き取られた存在なのだと知らされ、ご自身の中でご自分は誰にも望まれない、生まれるべきではなった子どもなのだという考えが離れなくなってしまったのですね。 他者との関係もあまりうまくいかず、保育園、小中高と仲間はずれや軽いいじめなど、良い思い出がないようです。そのことも、ご自身に問題があるのだと考え、生きやすくなりたいと努力してきたけれども、うまくいかないことが続き疲れてしまったのですね。 現在はご主人と3歳の娘さんとの3人家族とのこと。 お子さんのことはとても可愛く愛おしく思えるものの、イヤイヤ期という難しい時期もあり、手を焼いてしまうことも多いようです。 ご主人とは、ご主人の育った環境の影響もあり、コミュニケーションがうまくいかず罵倒されることもあるため、心から信頼できる相手ではないと感じられているのですね。 そうした環境の中で、匿名さんはお子さんへの接し方や感情コントロールの難しさ、他者に対する恐怖感や緊張、不安、不眠、気力減退や希死念慮、聴覚過敏など、さまざまなお悩みを抱えられていて、生きていくのも困難に感じられるほどの行き詰まりを抱えていらっしゃるとのこと。 ただ娘さんには悪影響を及ぼしたくないと考え、何とかしたいとも思われているのですね。 金銭的・時間的に通院は難しい状況の中で、何ができるのだろうかというお悩みでした。
[悩みの原因・分析]
匿名さんが育ってこられた環境は、事件レベルの大けがをすることはなくても、心の平穏を得ることの難しいものだったと推察します。 それでもお父さま、お母さまそれぞれからの愛情はそれなりに感じられてきたとのこと、匿名さんの人を信じる心がわずかでも育っている証拠だと感じます。 そしてご両親が離婚された後も、お母さまからの数々の暴言、本当に心をえぐられるような思いで過ごされてきたことでしょう。 しかしそのことでお母さまを責めたり恨んだりするのではなく、病による行動だと割り切って考えようとされてきたことにも、匿名さんの人を思い遣る心や優しさが感じられます。 しかし積み重なった心の傷はそう簡単に癒えるものではありません。 20歳の時に告げられた特別養子縁組の事実に、匿名さんの心はそれまで何とか耐えてきたものも打ち砕かれるような想いがしたことでしょう。 傷ついてはかさぶたのように治りかけ、でもまたそのかさぶたをはがされるような繰り返しに、本当に深く傷つき人を信じることが難しくなっても仕方のない状態であったと思います。 その結果、外での対人関係もなかなかうまくいかず、生きづらさを感じるようになったのかもしれません。 匿名さんはご自身に問題があると書かれていらっしゃいましたが、すべてをご自分のせいだと受け取るのもつらいですよね。 人を信用しきれない状態であったことで、他者と親密な関係を築くということ自体に難しさを抱えていらっしゃった可能性があると考えられます。 そして現在、3歳の可愛い娘さんに対してどう接したらいいかわからないでいるとのこと。 子育てはご自身がしてもらったことを繰り返しやすい状況です。 匿名さんの場合、お父さまやお母さまからしていただいたことに、あまり良い思い出がないゆえに、正解と思えるモデルがなく戸惑われることも多いのかもしれません。 ご主人さまも、育った環境によって対人関係に困難を抱えていらっしゃるご様子から、ご夫婦で話し合ったり協力し合ったりということに難しさを感じられているのかもしれませんね。
[やってみましょう!]
匿名さんはこれまでの人生の大半を、安心や安全を感じにくい環境で過ごされてきたことと思います。 そうした状況が長期的に続くことで、人は常に警戒心を解くことができず、常に不安や緊張、恐怖感を抱きやすくなります。 そうした環境の中でもなんとか人を信じようとし続け、変わろうとしてこられたこと、匿名さんが希望を捨てずに懸命に生きてこられたからこそだと思います。 だからこそ、それでもうまくいかないことが続くと、本当に疲れて嫌になってしまいますよね。 本来ならば通院やカウンセリングなどで、ここまで頑張ってこられた匿名さんの心と身体を癒し、心の傷の治療をしていくことが理想ではありますが、それは難しい状況とのこと。 今できること、できそうなことを書かせていただくので、少しでも何かのご参考になれば嬉しいです。 〇これまでのご自分との対話 一つ目に、これまで頑張ってきたご自身にどんな言葉をかけてあげたいか、ご自分がもう一人いるとしたら、どんな声掛けをしてあげたいかを考えてみてください。 ご投稿内容を拝見すると、匿名さんはこれまでご自分に責任転嫁することで困難な状況を乗り越えてきた節があるように見受けられます。 それは匿名さんの優しさだったり、他者への配慮ゆえだと考えられますが、その分傷ついたり苦しい想いをされてきた側面もあるのではないでしょうか。 そうやって頑張ってこられたご自身に、自分だったらどんな言葉をかけてあげたいか、どんな言葉をかけてもらいたいかを考えてみましょう。 ノートに書き出してみたり、空の椅子にもう一人のご自分が座っているつもりで話しかけてみるのもいいでしょう。 カウンセリングなどで他者と取り組むやりとりを、まずはご自分でやってみる、というような感じでしょうか。 ご自分を客観視することにもつながりますし、がむしゃらに頑張ってこられたご自分に、まずはご自身が労いの心を向けることにもつながります。 〇子育て支援の活用 現在3歳の娘さんがいらっしゃるとのこと。子育ては大変なことや悩むことの連続だと思います。 しかし同時に、お子さんを通して、匿名さんが生きなおすきっかけにもなることでしょう。 ご自身が娘さんの年齢のときにどんなことをしてもらいたかったか、どんな風に接してもらいたかったかを振り返ってみて、日々の子育てに取り入れてみてください。 そして、小さなお子さんがいらっしゃるからこそ活用できる子育て支援の場を積極的に活用してみましょう。 1対1ではなかなかコミュニケーションのとりにくい他者とも、”子育て中の親同士”という立場だと、日々の子育ての難しさといった共通の話題から意外と会話が進んだりするものです。 他のお母さんとは話しにくいようであれば、子育て支援センターのような場所にいる保育士さんなどのスタッフさんに話を聞いてもらうだけでも心がいくらか軽くなるはずです。
同じ日々の繰り返しの中だと、なかなか希望を見出せず、行き詰まりを打破できないと感じられますよね。 そんなとき、いつもと違う相手と話してみる、他者とほんの少しでもいいから言葉を交わしてみることで、気分転換になったり、視点が少し変わったりすることがあります。 カウンセリングではより深く匿名さんのことを理解し、一緒に日々のお困りのことについて考えさせていただくことができますので、いつか機会があればぜひご活用くださいね。 匿名さんが今より少しでも生きやすいと感じられる日々を迎えられることを、陰ながらお祈りしております☆