お話の詳細
対人関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.ひっちゃん
2ヶ月前
どうやって喋れば……
1つ目 わたしは、初めて会った人や、あまり喋ったことの無い人、久しぶりに会った人に、あいさつしたり、しゃべったり、することが苦手です。あいさつをしたくても、声が出ません。慣れれば、喋ったり、遊んだりできますが、それまでに結構時間がかかります。どうすればいいですか? 2つ目 わたしは、自分より下の学年や、保育園くらいの子供と接することが、苦手です。自分より、上の人達の方が、はなしかけやすいでさ。小さい子との、接し方がよく分かりません。なので、親の知り合いの子供が、よく来るんですけど、いつも黙ってしまいます。どうしたら、気軽に話しかけたり、遊べたり出来ますか?
ストレスめまい
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
2ヶ月前
人とのコミュニケーションについて
#コミュニケーション #単純接触効果
ひっちゃんさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 ご投稿を拝見して、ひっちゃんさんが何とか人とうまく関わりたいと思われているお気持ちが伝わってきました。 少しでも何か参考になればと思い、コメントさせていただきます。
[今回の悩み]
ひっちゃんさんは、接点の薄い人や年下、小さなお子さんとの付き合い方に悩まれているようです。 ご本人が分かりやすくまとめてくださっているように、一つ目は、初めて会う人やあまりしゃべったことのない人、または久しぶりに会う人などといった、接点の薄い人に対して。こうした方に対して、どのように挨拶したり喋ったりすればいいのか、また挨拶をしようと思っていても、なかなか声が出ないこともあるのですね。普通に喋ったり遊んだりできるようになるくらいまで慣れるのに、結構お時間がかかってしまうことも気になっているようです。 そして二つ目が、年下の子、保育園くらい小さなお子さんと接するのが苦手ということ。親御さんの知り合いのお子さんがよく家に来ることがあるために、なおさらお困りのようです。接し方がわからず、いつも黙ってしまうけれども、どうしたら気軽に話しかけたり遊べたりできるかなということを考えられているのですね。
[悩みの原因・分析]
人との付き合い方に決まった形やマニュアルのようなものはないので、難しいですよね。 特に、ひっちゃんさんがお困りの対象者のように、自分にとってよくわからない相手、まだよく知らない相手というのは、どのように振舞えばいいのか悩んでしまうというのは、多かれ少なかれ、誰しも経験のあることなのではないでしょうか。 その背景には、相手のことを知らないからこそ、相手の価値観や最近の関心、趣味など、盛り上がるだろう話題や、逆に触れない方がよさそうなことなどがわからないといった要因が考えられます。 それは一つ目の接点が薄い相手はもちろん、二つ目の、ご自分とは世代の違う小さなお子さんに対しても重なるところがあるでしょう。 世代が違うからこそ、その子たちの関心事がわからなかったり、特に小さなお子さんに関しては普段使っている言葉や話し方から違ったりするので、どのように話しかけたらいいのか戸惑われるのかもしれません。 そして一つ目の対象者に関しては、時間をかければ話したりできるようになると書かれていらしたように、共に過ごすことを重ねることでお互いへの理解が進み、話したり遊んだりを自然とできるようになるのでしょう。
[やってみましょう!]
ここまで書いたように、人付き合いは互いへの理解と共に過ごす時間の長さによって親密なものになったり、深まっていったりするものです。 有名な社会心理学の実験で、繰り返し接触した相手や対象には、親近感や好意を抱きやすいという現象があることがわかっています。これを単純接触効果や材オンス効果などと呼びますが、この実験結果からもわかるように、人と人とが互いに親しみを感じたり、仲良くなっていく過程には、同じ対象と繰り返し接することが含まれているのです。 ひっちゃんさんがお困りの一つ目の相手は、まだこうした過程に至る前の、初めて会う人やあまりしゃべったことのない人(久しぶりに会う人は、そうした過程が過去にあった可能性はありますね)なので、何を話せばいいかわからないというお困りは当然といえば当然のものといえます。 なので、ここでは初対面やまだよく知らない人と接するときに好印象を与えられるポイントをいくつか書かせていただきます。 ①笑顔 視覚的な情報が伝えるメッセージというのは、言葉のそれよりも意外と大きかったりします。 同じことを言っていても、無表情や否定的な表情で発している場合と、笑顔で発している場合とでは、相手が受け取る印象は変わってくるものです。 ②あいさつ まずはコミュニケーションの入り口となる挨拶を意識的にしてみるのはいかがでしょうか。 ひっちゃんさんは既に挨拶はしようとされているものの、声が出なかったりすることもあるとのことだったので、そんなときも焦らず①の笑顔をキープしたまま、会釈だけするのでもいいと思います。もし可能であれば、その後相手とのやりとりが進んだりしていく中で、「緊張しやすくて」といったことを伝えれば、初めに声が出なかった理由もお伝えすることができ、またひっちゃんさんがどんな方なのかを相手にお伝えするきっかけにもつながるでしょう。 ③相手の話に関心を示す 相手がどんな方かにもよりますが、もしその方が積極的にお話をしてくださるようであれば、うんうんと頷いたり相槌を打ちながら聞くようにして、”あなたに関心があります”といった無言のメッセージを伝えられるといいですね。 そのように話を聞いてもらえて不快に思う人はいないでしょうし、今度はひっちゃんさんの話を聞いてみたいと思う人もいるはずです。 まずはこの3つのポイントを意識して人と接してみるのはいかがでしょうか☺ そして二つ目の、年下や小さなお子さんと接するときについて。 この場合にも、上記の3つのポイントは有効ですが、特に保育園くらいの小さなお子さんがいろいろ話してくれる場面ばかりではないかもしれないので、その子の持ち物を話題のきっかけにしてみたり、好きなアニメ、普段どんな番組を見ているのかなど、ご自身がその子くらいだったころにどんなことをして過ごしていたかを思い出しながら、その子が反応しやすそうな話題を振ってみるのはどうでしょうか。 例えば、キャラクターもののお洋服やキーホルダーなどを身に着けていたら、「これ可愛いね!なんていう子なの?」などと聞いてみたり、「保育園ではどんなことをして遊んでいるの?」「何組さんなの?」など、きっと普段からその子も話題にしているであろうことを聞いてあげると、その子も返答しやすく、会話のきっかけになっていくかと思います。
ひっちゃんさんが少しでもとり入れられそうなこと、参考になったことはあったでしょうか。 カウンセリングではひっちゃんさんが人とのコミュニケーションでお困りになりやすいポイントを一緒に見つめてみたり、それに対してどのように取り組んで解決していけるかを考えたりすることもできます。もしご関心があれば、お気軽に利用してみてくださいね。 ひっちゃんさんのお困りが少しでも解消し、日々を過ごしやすくなっていくことを、陰ながら応援しております☆