短期でキレやすい所があり、耐えようとすると余計ストレスになってしまって、生きているのが辛いと感じるほどしんどい思いを抱えているという、ほまちゃんさん。誰かに相談しようにも誰に相談したら良いかも、何を話したら良いのかも分からず、一人で辛い気持ちを抱えていらっしゃるようです。

些細なことでイライラしてしまったら、毎日の生活が過ごしにくくなってしまいますよね。ご自分でもどうすることのできない衝動に、お困りのことと思います。でも、自分はすぐにキレてしまうという点を客観的に把握できているというのは、ほまちゃんさんの強みでもあると思います。また、誰かに相談しようという気持ちがあったり、こちらに辛い思いを投稿してくださったりという所からも、ほまちゃんさんの変わりたいという意志があるように感じました。それだけでも、変わるための大きな一歩だと思います。なかなかすぐに自分の性格を変えていくというのは難しいかとは思いますが、少しでも生きやすくするためにどんなことができそうか、一緒に考えてみましょう。

ご自分がイライラしやすい状況というのは、どんな時でしょうか。一日を振り返ってみて、イライラした出来事やその直前の状況、そして自分の反応について記録してみるというのも一つの方法です。落ち着いている時に、①きっかけ②どう思ったか③どんな行動を取ったか④その後何か起きたか、といったことについて書き出してみましょう。怒り過ぎたりイライラした時のことを繰り返し書いて振り返ってみることで、自分の考え方のクセを見つけ、本当は何が辛かったのかということについて考えるきっかけになります。改めて見直してみると、自分はこんなことでイライラしていたのか、という気付きが得られて、その状況に対する耐性がついてくるかもしれません。慣れてきたら、代わりにどのような行動が取れそうか考えてみるというのも良いかと思います。無理のない範囲で、良かったら試してみてくださいね。 その場でカッとなって自分の感情をコントロールできない時には、一旦深呼吸してその場から離れるということも大切です。また、普段から適度な運動をしたり規則正しい生活を送ったりして、体調を整えておくことも大事です。栄養バランスの良い食事を取ることも、普段からの心身の状態を整えておくのに役立ちます。体のコンディションが悪かったり睡眠不足だったりすると些細なことでもイライラしやすくなってしまいますので、穏やかな心で毎日を過ごせるよう、体調を整えておくことはとても重要なことです。 どうしてもイライラしやすかったり、衝動性の高さがご不安な場合、医療機関を受診することで症状の軽減に役立つこともあります。もしかしたらイライラの背景にはストレスによる抑うつ症状があるのかもしれないし、何かしらの発達的な特性があるのかもしれません。そういった場合には専門機関で相談することにより、適切な支援に繋げることができます。あまりにも衝動性が高く日常生活に支障が出るという場合には、感情の起伏を穏やかにするようなお薬を使うことで気持ちが楽になることもあります。辛い時には我慢せず、医療機関を頼るということも検討してみてくださいね。

カウンセリングでは、ご自身の性格との付き合い方やアンガーマネジメントの方法について、より詳しくお話ができるかと思います。死にたい位辛いお気持ちになってしまうとのことですので、そういった気持ちについても誰かに話をすることで、心の負担を減らすことができるかもしれません。機会があれば、カウンセリングの利用も検討してみると良いかと思います。 ほまちゃんさんの毎日が少しでも穏やかなものとなりますよう、願っています。どうぞご無理のないようにお過ごしください。