最近大きいプロジェクトを終え、今は院試に向けて勉強中という、apmnuさん。やるべきことがたくさんあるのになかなか思うように体が動かず、どうして他の人みたいに動けないんだろうと焦りを感じていらっしゃるようです。

心配になって他の投稿も拝見させて頂きましたが、apmnuさんは美術系の大学に通っていらっしゃるのですね。美大で大きなプロジェクトというと、卒業制作などに関係したことでしょうか。製作期間が長く、徹夜する人も多いと聞きます。まずは大変なプロジェクトを無事に乗り越えられたとのこと、本当にお疲れ様でした。投稿にも書いてくださっている通り、一仕事を終えて今はお疲れの時期なのかもしれませんね。またこれから院試を控えているとのことですが、大学院に進む選択をする方の中には、その後に控えている卒業後の進路やお仕事のことで頭を悩ませる方も多くいらっしゃいます。何かと不確定要素も多かったりして不安や無気力になることもある時期かとは思いますが、どのように乗り切っていったら良いでしょうか。

apmnuさんは現在、こなさなければいけないタスクが複数あるものの、なかなか体が動かない状態のようです。プロジェクトに一生懸命打ち込んでいたからこそ、その後の疲労感が大きく出ているのかもしれませんね。やらなければいけないことを一旦メモに書き出して優先順位をつけ、できることから手をつけてみるようにすると、案外こなせるかな、という気分になることもあります。頭の整理のためにも、紙に書き出して優先順位をつけてみるというのはお勧めです。 学校やお仕事に関係することで、人に会わなければいけない予定もたくさんあるとのことですが、漠然と把握している予定を視覚的に見返してみると、これは必要ないかも、これは今すぐじゃなくても良いかも、と取捨選択することができます。今でなくても大丈夫そうなものは適宜連絡して後回しにする等、できる範囲で予定を減らしていくというのも良いかと思います。体調と相談しながら目の前に迫った院試に向けての勉強に集中できる環境を作ることが、今は大切かもしれません。 また過去の投稿では、美大という特殊な環境における排他的な雰囲気になじめず、研究室で浮いている感じがするとのお気持ちを投稿してくださっていました。確かに外から見ると美大の人って個性的で、それぞれオリジナルのこだわりがありそうですよね。でも中にいる一部の人から見たら、実は画一的に感じる部分もあるのかもしれません。個人的な話になってしまいますし状況は全く違うので申し訳ないのですが、私も似たような経験があります。私は学生時代、心理学科で勉強していましたが、心理系の学部というのは大体皆優しくて思いやりがあって、そしてちょっと内向的な人の多い集団です。その雰囲気はある種排他的で、私は若い頃それを何だか生ぬるいように感じ、半ば反抗するような気持ちからかやたらと外部のサークルに所属したり、他の勉強ばかりしていました。結局今は心理の仕事をしている訳ですが、仕事をしていると逆にその「心理っぽくなさ」が重宝されたりもして、自分の強みでもあるように感じています。特殊な環境にありながらもきちんとその状況を俯瞰的に見ることができ、外の世界とのギャップを認識できているというのはとても大切な視点だと思います。マイノリティだと悲観せずに、是非それを強みにして将来に生かしていってほしいなと思いました。

どうしても気力が出なくて動けない、色々と考えてしまって眠れない等のお困り事があるようでしたら、大学のカウンセラーさんに相談するというのも良いかもしれません。もちろん、こちらでもオンラインのカウンセリングが利用できますので、必要な時にはご検討くださいね。メンタルヘルスに関するご相談をお受けしたり、気持ちを整理してご一緒に今後のことを考えていったりするお手伝いができるかと思います。 無事に卒業に向けての準備が整い、院試がうまくいくことを願っています。どうぞご自愛ください。