お話の詳細
結婚・子育て
コーヒー豆_レベル._アイコン.ふじやま
2ヶ月前
子供の寝かしつけ
毎晩1時間以上かかる寝かしつけ。 8ヶ月の娘は割とスムーズに寝てくれるが、3歳息子があかちゃんのころから全然寝てくれない。 私の首を抓ったり、歌を歌ったり、独り言を言ったりしている。うるさい、早く寝て欲しい、イライラ……それらの気持ちが爆発して度々怒鳴ってしまう。 怒鳴ったあとは罪悪感に苛まれる。 どうすればいいのか… アンガーマネジメント、ストレスマネジメントなどの本を読んで実践してみても、 寝かしつけに対してのストレスや怒りのコントロールだけはどうも難しく感じています。 でももう怒鳴りたくない。 困っています……。
ストレス衝動_暴力アンガーマネジメント
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門コメント
2ヶ月前
毎日お疲れ様です。なかなか終わりの見えない寝かしつけって、本当に疲れますよね。
#子育て #寝かしつけ #ねんねトレーニング
ふじやまさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 毎日の寝かしつけ、本当に大変ですよね…もちろんそれだけでなく、そこに至るまでの日々も苦労の連続だと思います。 専門家として以前に、子を持つ親としてとても共感したので、コメントさせていただきました。
[今回の悩み]
ふじやまさんには3歳の息子さんと、8か月の娘さんがいらっしゃるのですね。 一見手のかかりそうな8か月の娘さんの方は比較的スムーズに寝てくれているのに、息子さんの方が幼い頃からなかなか眠ってくれず、眠りにつくまでもふじやまさんの首を抓ったり歌を歌ったり、独り言を言ったり、、、こちらとしては早く寝てほしいのに、それはイライラしますよね。 それで思わず怒鳴ってしまっては、後から罪悪感に苛まれているとのことでした。 ご自身で、アンガーマネジメントやストレスマネジメントなどを学ばれてみても(それ自体とても素晴らしいことです!!)、寝かしつけのときになるとどうも難しく、もう怒鳴らないためにどうしたらいいか、とのお悩みですね。
[悩みの原因・分析]
なかなか寝てくれない子どもの寝かしつけ、本当に大変ですよね。 眠り、という他者からはコントロールすることが難しい生理現象だからこそ、部屋を暗くしてみたり、眠くなるような音楽をかけてみたり、私はリラックス系のアロマを焚いてみたこともあります(笑)、、、そんなことくらいしかその場ではできないんですよね。 しかも、そのどれもがどれだけの効果があるのかわからず、ただただ元気な子どもが寝付くのを待つしかないという虚しい時間となりがちなのが、育児の中でも寝かしつけの時間だろうなと感じています。 ふじやまさんは、ご自身でもアンガーマネジメントやストレスマネジメントの勉強をされるなど、お子さんを感情のままに怒鳴りつけないようにと努力されているとても素敵なお母さんだと思います。 でも、それでも、ふと感情の波にさらわれるようにして気づくと怒鳴ってしまうときってあるんですよね。 子育てって、ちょっと立ち止まって考えることの難しいやりとりの連続だと思います。 次から次に、大人の思いもよらないようなことをしてくる子どもたちに、間髪入れずに対応しなければならないことが多く、アンガーマネジメントの本に書かれているような、”一呼吸おいて、その怒りの奥にある感情に目を向けましょう”みたいなことがなかなかできないのが現実ではないでしょうか。 ふじやまさんの中にも、子どもに怒りたくない、という気持ちがある一方で、早く寝てほしい気持ちもあり、ご自身の怒りをコントロールするだけではどうにもならない現実が目の前に広がっているからこそ、寝かしつけの時間が難しく感じられるのだと思います。
[やってみましょう!]
ふじやまさんが息子さんに”早く寝てほしい”と感じるお気持ちの背景には、どんな思いがあるでしょうか? もちろん単純に、翌朝も仕事に行かなければならないから、朝スムーズに起きるために〇時までには寝てほしい、とか、ふじやまさんご自身が子どもたちが寝静まった後にやりたいこと、やらなければいけないことがあるから、早く寝てほしいといったお気持ちもあるでしょう。 もしくは、息子さん自身の生活リズムや健康のため、理想的な過ごし方をしてほしいといった想いもあるでしょうか。 まずは、なぜその時間に息子さんに寝てほしいと思っているのか、を整理してみるといいかもしれません。 その上で、もしその理由が息子さんの生活リズムや健康のためだけであれば、実際に寝付くのはいつも大抵1時間後のようなので、いっそ寝かしつける時間を30分~1時間後ろ倒しにしてみるというのも手でしょう。 先にも書いたように、寝かしつけという虚しい時間が長くなれば長くなるほど、こちらの苛立ちは募りますし、その時間が短く済むのであれば、その方が精神的な負担は軽くなるでしょう。 しかし実際にはそんな遅くまで起きていられたくない、そこまで待ってさらにそこから1時間寝なかったらどうしよう、という不安もあるかと思います。 その場合には、息子さん自身の行動に焦点を当てて、何か変えられるところはないか考えてみましょう。 なかなか寝付けないとはいっても、人間誰しも眠くならないことはないはずです。 きっと息子さんは幼い頃から体力が人よりもあって、日中普通に過ごしたくらいでは夜眠くならないのかもしれませんね。 もし、まだお昼寝をされているようでしたら、その時間を短くする、朝起きる時間を少し早くしてみる、日中の活動量を増やしてみるなど、できるだけ夜は疲れてすぐに眠りについてくれるような過ごし方を日中から心がけてみるのはいかがでしょうか。 保育園や幼稚園に行かれているなど、なかなかそうした変化を求めるのが難しい場合も、まずは園の先生に相談されてみるのもいいかもしれません。 そして最後に、それでもどうしても寝てくれない、というのであれば、いっそ寝かしつけ自体を辞めるというのも一つの手段だと思います。 日本では添い寝文化が強く、子どもの寝かしつけを親がすることが多いですが、欧米などでは昔から子どもは一人で寝る習慣が強いそうです。 実際、近年では日本でも「ねんねトレーニング」などの名称で、子どもが一人で眠れるようになる習慣作りが盛んになってきています。 まだ8か月の娘さんの寝かしつけは必要かと思いますが、もう3歳の息子さんなら、チャレンジできることかと思います。 詳しくは、ネットで「ねんねトレーニング」と検索してみたり、書籍もいくつか出ているようなので、正しいやり方を学んで、ふじやまさんが取り入れやすいところからやってみると良いかと思います。
毎日、二人の可愛いお子さんとの生活は幸せであるだけでなく、苦労の連続だったりもしますよね。 子育て中はそれでなくても周囲とのやりとりが減ってしまったりして、何かと思い詰めやすい時期でもあります。 どうかつい怒鳴ってしまったときも、ご自分を責めるばかりではなく、そこまで追い詰められてしまったご自分を労わり、そこまで頑張っていることを認めてあげてくださいね。誰かに話を聞いてほしい、ただただ想いを話したい、といったことでも結構です。マインドカフェのカウンセラーはいつでもお話を伺います。ご興味があったら是非お気軽に利用してみてください。 ふじやまさんと、二人のお子さんの毎日が、楽しく明るいものであることを陰ながらお祈りしております。