……私は汽車に乗っているわ。何処かに向かって煙を吐いて汽笛を鳴らして宛もなくね。外は暗いわ 何も視えないくらい。
けどね ここが空ということはなんとなく分かるの。星も、月もないけど。
空を汽車で走っているはずなのに
カムパネルラもジョバンニもいないの。ただ、私は一人で車内の中央に腰掛けてたわ。
真っ暗。何も見えない 何もわからない
けどね、私が乗る汽車は確かに何処かに向かっているの。一人で進み続けている。
誰かのもとに留まることはないわ。
ただ、誰かが居た時には汽笛を鳴らすの。私が居たというしるしになると思って。
汽笛を短くひとつ、ふたつ…みっつ…ここでも、どこでも…
私自身の、旅のためにね。
村上春樹さんの 「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」へのアンサーの創作詩をテストに出すよ。って言われて昨日書いたのに、今日テストに出なかった(T_T)詩ってなんだよぉ…っていいながら10分くらい頑張ったのにぃ…供養!!!