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自由
コーヒー豆_レベル._アイコン.ぱしぇーる
2ヶ月前
……私は汽車に乗っているわ。何処かに向かって煙を吐いて汽笛を鳴らして宛もなくね。外は暗いわ 何も視えないくらい。 けどね ここが空ということはなんとなく分かるの。星も、月もないけど。 空を汽車で走っているはずなのに カムパネルラもジョバンニもいないの。ただ、私は一人で車内の中央に腰掛けてたわ。 真っ暗。何も見えない 何もわからない けどね、私が乗る汽車は確かに何処かに向かっているの。一人で進み続けている。 誰かのもとに留まることはないわ。 ただ、誰かが居た時には汽笛を鳴らすの。私が居たというしるしになると思って。 汽笛を短くひとつ、ふたつ…みっつ…ここでも、どこでも… 私自身の、旅のためにね。 村上春樹さんの 「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」へのアンサーの創作詩をテストに出すよ。って言われて昨日書いたのに、今日テストに出なかった(T_T)詩ってなんだよぉ…っていいながら10分くらい頑張ったのにぃ…供養!!!
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