お話の詳細
対人関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.かろうきてぃ
1ヶ月前
これは大人の愛着障害に当てはまりますか?
子どもを支援する仕事を4年してきて、たくさんのメンタルに困難を抱える子、特に愛着障害の子を多く見てきました。 そして最近、自分も愛着障害なんじゃないかと思いはじめて、不安を感じています。 人と仲良くなるのはできるし、友達も何人かいる。人が怖いから関わりたくないとかは特に思ったことなかったです。 でもよく考えたら、ある程度親密になると嫌われたり関係が崩れるのが怖くて顔色を窺うようになりがちだし、いつもより返事が淡白だったとか、何人かいる場で自分より他の人と楽しそうにしてるとか、そういう些細で不確かなことを気にしてああ嫌われたのかなと本気で悩んでしまい、生活がままならなくなることがよくあります。(食欲不振、不眠、気分の激しい上下、自暴自棄になる、仕事とプライベートの切り替えができなくなるなど) 今まではそれが普通だと思って生きてきましたが、仕事を通じて、そうやって過敏になるのは普通ではないことに気づかされました。 思い返せば幼少期は親とギクシャクしていたし、自分の主張が苦手だったからもっとかまって欲しかったな、って思いが今でもあります。 でも社会人になって自立したら関係が良くなって、仕事の相談とかよくのってもらってるし、困ってる時はたくさん助けてもらっています。 心療内科的な所に相談するべきなのか、はたまた臆病な性格なだけなのか、自分では結論が出せずにいます。 友達にはこんなこと相談できないし、かといって親に相談したらまるで「育て方が悪かった」と言っているようなものでとても言えません。 何か助言を頂ければ幸いです。
不安
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専門家プロフィール
中西 由利子 さんの専門コメント
1ヶ月前
うまくいっていること・できていることにも意識を向けてみる
#対人関係 #不安 #愛着障害
かろうきてぃさん、こんにちは。はじめまして、臨床心理士/公認心理師の中西と申します。お話ししてくださってありがとうございます。何か少しでもお役に立てることがあればと思い、コメントをさせていただきました。お時間のある時・余裕のある時で大丈夫ですので、かろうきてぃさんの気が向いたら見ていただけますと幸いです。
[今回の悩み]
かろうきてぃさんは、これまでお子さんを支援するお仕事を頑張って来られたのですね。愛着障害を抱えるお子さんと関わることが多いとのこと、心と身体を使うのではないかなと思います。お仕事を通して自分自身を振り返ること、ありますよね。 人と仲良くなっても親密になると顔色を窺ったり不安になったりして、時に生活がままならなくなることがあるとのこと・・・ままならなくなることで落ち込んだりすることもあるでしょうか。対人関係において、そのような怖さや不安を感じながらも、人と仲良くなることができる、ご友人も何人かいる、というのは、かろうきてぃさんの強みなのではないかなと思います。 幼少期は親御さんとギクシャクしていたり、かまって欲しかったなという思いがあったり・・・ただ、今は、相談に乗ってもらったりたくさん助けてもらったり・・・関係性ができているのと、かろうきてぃさんが親御さんのことを大切に想っていらっしゃるのが伝わってきます。 大事な人にこそ、相談してもいいのかどうか考えますよね。かろうきてぃさんの相手を想う優しさが感じられます。
[悩みの原因・分析]
愛着障害については、色々パターンがありますが、かろうきてぃさんの中でこれに当てはまるかな?というものがあるでしょうか。愛着障害かどうか、どのパターンか・・・というのは、医師でないとお伝えすることができないのですが、もし愛着障害だとしたら、どんなことが不安に感じるのかなというのをお聞きしてみたいなと思いました。何が不安なのかな、というのを客観的に見てみることによって、対処が考えられるかもしれません。 愛着障害は程度の大きさは人それぞれですが、愛着の課題を持っている方は意外といらっしゃるかもしれません。日常生活に支障が出ることがある場合や、不安や怖さが大きい場合は、何か対処があるといいかもしれませんね。顔色が気になったり、嫌われてるかもしれないと不安になったり・・・というのは、過去の対人関係でのネガティブな出来事が関係している可能性もあるかなと思いましたが、そのようなことはあったでしょうか。 不安や怖さを抱えながらも、今、お仕事を頑張っていらっしゃって、親御さんとも関係性を作れていて、お友達もいる、というのは、「今」を生きる力がかろうきてぃさんにあるのだろうと思いますし、すごいことだなと思います。 今後、かろうきてぃさんはどんな風に生きていけたらいいなと思いますか?また、こんな風に人と関われたらいいな、というのもあるでしょうか?
[やってみましょう!]
すぐにわかったらいいのですが、愛着障害かどうかというのはすぐに判断できないので、かろうきてぃさんが「今」どんなことに困っていて、「今」どんなことが不安か、これからどうなりたいか・・・というのを考えてみられるといいかもしれません(愛着障害かどうかを判断するのに医療機関を受診した場合も、このことについて聞かれるかもしれないなと思います)。 お友達は作れるけれど、親しくなってから不安や怖さが出てくるということであれば、その不安や怖さに対して対処することで、日常生活への影響を減らすことができるのではないかなと思います。 例えば、 ・不安に感じていることは、現実に起こっていることかどうか ・相手に実際に「嫌い」と言われたのかどうか ・相手の言動を窺ったときに、他の捉え方がないか ・・・などを考える また、 ・過去や未来に意識が向くと、不安や怖さが出てきやすいので、「今」できていることやしていることなどに意識を向ける ・気持ちを落ち着ける方法をいくつか持っておく ・・・などで、不安や怖い気持ちを軽減することができるのではないかなと思います。 過去にネガティブな経験をして、対人関係で不安や怖さが出てきている場合は、その時のご自身に対して「辛かったね」「嫌だったね」「頑張ったね」などと、優しい言葉をかけてあげることで、その当時のかろうきてぃさんの気持ちが軽くなる可能性も有ります。 うまくいかないことや、できていないことに意識が向くと辛くなってしまったり落ち込んでしまったり自信をなくしてしまったりするので、うまくいっていることやできていることにも意識を向けるといいかもしれません。 もし、食欲がなくてかなり体重減少したり、眠れなくなったりなどと、とても辛い場合や日常生活への影響が多い場合は、受診を考えてみられても良いだろうと思います。
対処をお伝えしましたが、一人で頑張ろうとするとしんどいこともあるかと思います。一緒に考えたり、不安や怖さのコントロールを練習したりできますので、かろうきてぃさんの気が向いたらカウンセリングもご検討いただけるといいかなと思います。こちらでお話ししていただいたのは、かろうきてぃさんの中に「こうしたい」というような前向きなお気持ちがあるからなのではないかなと思います。かろうきてぃさんがかろうきてぃさんらしく過ごしていかれることを願っております。長い文章を最後までお読みいただきありがとうございました^ ^