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一般的な悩み
コーヒー豆_レベル._アイコン.ぐぐぐぐ
3ヶ月前
何もしたくない。
何もしたくないです。仕事も行かずひたすら動画を見て、飽きれば寝ています。どうしたら朝ちゃんと起きれるのでしょうか。何時間寝ても寝ても眠いです。生活に支障が出ています、 ちゃんと起きたいし生活したいです。
無気力うつ頭痛不安定_躁うつ不安
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
2ヶ月前
お疲れのご様子ですね。生活リズムを見直してみませんか?
#生活リズム #バイオリズム #生活記録
ぐぐぐぐさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田と申します。 生活に支障が出てしまうほど眠い日々が続いているのですね。 少しでも何かの参考になればと思い、コメントさせていただきます。
[今回の悩み]
ぐぐぐぐさんは今、何もする気に慣れず、日々動画を見たり、それに飽きたら寝る、といった日々を送っているとのこと。 お仕事にも行けなくなっていて、生活にも支障が出ているのですね。 ちゃんと朝起きて生活できるようになりたいのに、寝ても寝ても眠い日々が続いていて、どうしたらいいのかお困りとのことでした。
[悩みの原因・分析]
ぐぐぐぐさんの今の状態がいつごろから、また何かきっかけがあってそうなっているのか、ご投稿内容からはわかりませんでしたが、考えられる可能性を含めて、その原因となりそうなことを書かせていただきますね。 ・燃え尽き症候群  まず、一つ目に考えられるのは、燃え尽き症候群です。今のような状態に陥る前に、何か一生懸命に取り組んでいたことはありませんでしたか? それがうまくいったとしてもそうでなかったとしても、がむしゃらにそのことだけを考えて突き進んできたご経験がおありだとすると、その時に使ったエネルギーが多すぎたために、今そのぶり返しのような感じで低エネルギー状態が続き、何もしたくないという状態になっている可能性が考えられます。 ・抑うつ感  もう一つ、考えられるのは、抑うつ感情による無気力感です。何もやる気が起きない、過眠といった状態は、うつ病の症状にも当てはまります。 こちらの情報だけでは、ぐぐぐぐさんがうつ病であるなどといった診断はできませんので、可能性と一つとして受け止めていただければと思います。 また、うつ病とまでいかなくても、抑うつ気分が続くことで、そうした状態に陥ることもあります。その場合には、日々の過ごし方で改善されることも多いので、ぜひ試してみてください。 ・生活リズムの乱れ  いただいたご投稿内容から、朝も夜も関係なく、動画視聴と睡眠を繰り返すような生活になってしまっているのかな、と想像しました。 そのような状態が続くと、ぐぐぐぐさんの体も次第に朝や夜といったリズムを感じられなくなり、決まった時間になると自然と目が覚める、というような状態ではなくなってしまっているのではないかなと推測します。  朝は布団から出て朝日などの光を浴びて適度に体を動かし、一日三食食事をとる、夜は部屋を暗くして布団に入る、といった過ごし方が、身体にちゃんと朝覚醒して夜眠くなるといったリズムをつけるのには理想的といえます。
[やってみましょう!]
どれか少しでもご自身の状態にあてはまりそうなものはあったでしょうか? いずれにしても、生活リズムが乱れると、身体のバイオリズムも崩れてしまい、睡眠や食欲などといった人間の基本的な欲動のバランスも崩れてしまいやすいものです。 ここから先は、どのように生活リズムを整えていくかについて書かせていただきますので、できそうなことから取り入れていってみてください。 1.生活記録  まずはご自身の今の状態を客観的にとらえ、どこから改善していけるか考えるために、生活記録表をつけてみるのはいかがでしょうか。 一日24時間、どの時間にどんなふうに過ごしていたかを書き込むような表を用意して、大体でもいいのでそこに記入してみてください。(表はネットなどでも手に入れることができるので、ご自身が使いやすそうだと思うものを探してみてください。) 記入することができたら、ご自身の一日の流れを振り返ってみて、どこから変えていけそうかを考えてみましょう。 このように、ご自身のことを客観的なデータにして振り返ることを「セルフモニタリング」などといい、改めてご自身のことを見つめなおしたり、新たな気づきを得るのに有効な方法としてカウンセリングなどでもよく用いられています。 2.決まった時間に決まった行動をする  いきなり「朝起きて夜は寝ましょう」と言われても、そう簡単にはいきませんよね。(そもそもそれが出来ずに悩んでいらっしゃることと思います。) なので、まずは今できている行動に焦点を当て、例えば動画を見るのであれば、飽きるまで見るのではなく、時間を一日〇時間、などと決め、それが終わったらすっぱり辞める、他にすることが思いつかなければ、その時に見た動画の要約をノートに書いてみるなど、延々と動画を見るのはやめて、一日の中でする行動を区切りつつ、できることを増やしていきましょう。残った時間には、簡単なストレッチやお散歩などでもいいです、身体を動かしてみるのはいかがでしょうか。起きている間は光を浴びて身体を動かすというリズムを少しずつ作っていけると、夜に向けて身体をリラックスさせ、暗くなれば眠くなる、といった人間本来のリズムを取り戻していけるかと思います。 可能であれば、どんなに眠くても毎日決まった時間に目覚ましをかけて、その時間には一度目を覚まし、カーテンを開けたり部屋のあかりをつけるなどして、明るい空間で過ごすようにすると、より身体のリズムは整ってきやすいと思います。 3.医療機関の利用も検討  まずはご自身でできそうなことから書いてみましたが、そもそもそれらのこともやる気が起きない、どうしても難しいという場合には、精神的な負担が大きい状態かと推測されます。そうした場合には、無理せずお近くの心療内科や精神科に相談されてみてください。
一度乱れてしまった生活リズムは、戻すのにも時間がかかりますよね。 そして思うように動けないご自分のことを残念に思ったり、責めてしまうようなお気持ちもあるかもしれません。 しかし、そのような状態になるまで、きっとぐぐぐぐさんは頑張ってやってこられたのだと思います。 今の状態は、そんなご自身の身体がいわばヘルプサインを出してくれている状態だと捉え、少しずつ心と身体を癒していってあげてください。 精神的に苦しいもの、つらいものを抱えていらっしゃる場合には、カウンセリングもお役に立てると思います。心のうちに抱えていらっしゃるお気持ちを吐き出すことで、心だけでなく身体も軽くなり、何かをしようという気力が湧いてくるかもしれません。 ぐぐぐぐさんが少しずつでも過ごしやすいと思える状態になっていかれることを、陰ながら応援しております。