お話の詳細
メンタルヘルス
たんたんめーん
3ヶ月前
気にかけて欲しくて何度も愛されてるか確かめようとしてしまう
好きな人だけですが愛されているか、かまって欲しい時に過度に話を盛ったりどこかぶつけたら大袈裟に言ってしまうことがあります。でもその確かめる行動を取らないと気が済まないし不安になります。自分が求めてる反応じゃなかった時無性に生きる価値を見いだせなくなってしまいます。でもやめられません。どうしたら相手を信用できるようになれるでしょうか。
トラウマ
コンプレックス
0 専門回答希望
5 人が共感
コメント 1 個
専門回答希望 0個, 共感 5個, コメント 1個
滝 真樹子 さんの専門回答
3ヶ月前
愛されていないか不安になってしまうのですね。きっと大丈夫、大人になってからでも人は変われます
#愛着 #不安 #お試し行動
たんたんめーんさん、はじめまして。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。なかなか相手を信じることができず、苦しい気持ちが伝わってきました。コメントを通して、何かヒントになるようなことがあれば幸いです。
[今回の悩み]
投稿主のたんたんめーんさんは、好きな人に対して、自分への気持ちを確かめるような行動を取ってしまうことがあるようです。そして相手の反応が自分の思っているようなものではなかった時に、生きる価値がないような気持ちになってしまうのですね。どうしたら相手を信じられるのか、というお悩みを投稿してくださいました。
[悩みの原因・分析]
自分への愛情を確かめるためにわざと相手を困らせたり、気を引くような言動をすることをお試し行動と呼ぶことがあります。背景には、幼少期からの家族との関係だったり、それ以降の環境だったりと、様々な要因があります。よく虐待を受けた子が里親さんに対して、わざと反抗的な態度を取ったり拒絶したりして困らせることがあります。これも相手の愛情を確かめるためのお試し行動の一種です。また恋人関係では、相手の気持ちを確かめるためにわざと他の異性との関係を匂わせてみたり、分かってもらえないと感じた時にすぐにLINEをブロックして連絡を絶ったりといったことがあります。共通しているのは、幼少期からの何らかの要因によって心の中が穴のあいたような状態になっていて、皆それを埋めるために必死に愛情を求めているという点です。もしかしたらたんたんめーんさんも、程度の差こそあれそのような愛着の問題を抱えていることが背景にあるのかもしれません。
[やってみましょう!]
たんたんめーんさんは現在好きな人がいて、相手を信じることでより安定した関係を築いていきたいと思っていらっしゃるのですね。ご自分の問題に気付き、対処法を考えようという前向きな姿勢でいらっしゃることは、とても素晴らしいことだと思います。小さい頃から根付いた愛着形成の課題を抱えていたとしても、大人になってからでもいくらでも人は変わることができます。そんな一歩を踏み出すためにどんなことができるか、一緒に考えてみましょう。 ◎客観的に行動を振り返る 相手の気を引こうとしたり、愛情を確かめるような行動を取る時には何かきっかけになるような出来事がありそうでしょうか。冷静に考えられる時に自分の行動を振り返ってみると、自分の考え方のクセに気付くことができます。紙とペンを用意し、「何が起きたか」「その時自分はどう感じていたか」「そう感じた根拠」「その根拠に代わる、別の捉え方ができそうか」ということを書き出してみます。紙に書いて視覚化してみると、次は違う行動が取れそうだ、と感じることもあるし、行動の背景にある自分の本当の気持ちに気付くこともできます。 ◎自分の気持ちを大切にする 行動の裏にある自分の気持ちがはっきりとしてきたら、それを言葉にして相手に伝えるというのも大切です。かまって欲しい時にわざわざ話を盛ることで相手に寂しい気持ちを察してもらうのではなく、「私はあなたと話がしたい、こっちを向いてほしい」と言葉にして伝えてみましょう。この時に気を付けるのは、「あなたはいっつもゲームばかりしている」「全然話を聞いていない」と相手を主語にして責めるのではなく、自分がどう感じているかを「私」を主語にして伝えることです。自分の気持ちを伝えてコミュニケーションができるようになると、自信もつきます。人との関係というのは、相互的なものです。気持ちを伝えることで、上手に言葉でのコミュニケーションが取れるようになると良いですよね。 ◎自分の好きなことを見つけてみる 相手を信じられない気持ちの背景には、自分に対する自信のなさがある場合が多いです。たんたんめーんさんも、相手が思うような反応をしてくれなかった時に、自分が価値のないような気持ちになってしまうとのことでした。これは、自信のなさや自己肯定感の低さから来るものかもしれません。だとすれば、まずは自分に自信を持ち、相手軸ではなく自分軸で考えられるようにしていくことが大切です。でも、いきなり自分を好きになれ、自信を持て、というのは難しい話ですよね。第一歩として、自分が好きだと感じるものを見つけてみるというのも一つの方法です。趣味でも、推しでも、勉強でも、何でも良いです。好きな物があると、そのことに集中している自分を好きになれるし、自分の世界を持つことで自信にも繋がります。そして、相手の言動だけに左右されずに自分の気持ちを大事にして行動できるようになります。良かったら、何か見つけられそうか考えてみてくださいね。
相手との関係性の背景にある愛着の問題はなかなか根深いものがあり、すぐにぱっと解決するというのは難しい問題です。カウンセリングを通じて自分自身の気持ちを整理したり、幼少期からの愛着形成の課題に向き合ってみたりすることで、少しずつ変わってくこともできます。自分自身の根本的な課題を考えてみたいというお気持ちがあれば、もしよろしければカウンセリングのご利用もご検討くださいね。 たんたんめーんさんが好きな人との関係をより前向きに捉え、素敵な時間をたくさん過ごせるようになることを願っています。