お話の詳細
病気・からだ
コーヒー豆_レベル._アイコン.Yunnchan86
9日前
指の皮を第2関節くらいまで剥いてしまいます
絆創膏がないと生きて行けません。やめたいです、基本的に絆創膏がないと指の皮を剥いてしまっているので毎日毎日絆創膏をつけています 多分私は強迫性障害です。どうしたら治るでしょうか
不安
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専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門コメント
9日前
背景にある不安やストレスにも対処していけると良いですね
#皮膚むしり #不安 #ストレス
Yunnchan86さん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。癖になってしまった行為を完全になくして解決するのはなかなか難しいですが、何か参考になることがあればと、コメントさせて頂きました。
[今回の悩み]
お話を投稿してくださったYunnchan86さんは絆創膏がないと指の皮を剝いてしまうため、毎日毎日絆創膏をつけて過ごしているとのこと。どうしたら治るのか、というご質問でした。
[悩みの原因・分析]
爪をむしったり、指の皮を剥いたりといった行為で悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。一度癖になるとなかなか治りにくく、衛生面でも心配ですし、見た目も気になって中には外出を控えてしまうという方もいるほどです。もともとは不安やストレスから一種の自傷行為のような形でそういった行動が始まった場合もありますし、特に原因はないけれども癖になってしまってやめられないという場合もあります。Yunnchan86さんも第二間接位まで剝いてしまうとのことですので、もう長いことそういった症状に悩んでいらっしゃるのですね。とても辛いお気持ちを抱えていることが投稿から伝わってきました。
[やってみましょう!]
◎どのような場面で対象行動が多く出るのかを特定する 普段から皮を剥く行為が出てしまうとのことですが、何か特定の場所や場面で頻繁に出てしまうということはあるでしょうか。毎日の生活の中で少し意識して自分の行為を観察してみて、特に多く皮を剥く行為が出てしまう時があれば、事前に心の準備をしておくことができます。その時がストレス場面なのであればなるべくそこを避けるように生活してみたり、その後に何か楽しみな予定を入れておいて気持ちをリラックスさせるようにしたりと、工夫してみるのも良いと思います。 ◎ぱっと見て気分が上がるようなアイテムを取り入れる 現在は絆創膏を貼ることでなんとか行動を抑えるようにしているのですね。自分なりに対処しようと、工夫して頑張っている姿勢が伝わってきます。かわいい絆創膏を揃えておいて日によって種類を変えたり、少し凝ったネイルをしたりして見た目を変えてみることで、傷つけようとする気持ちが減るかもしれません。回数や頻度が減ってきたなと思ったら絆創膏の数を減らしてみたり、一日おきに貼ってみたりと、徐々に絆創膏なしでも大丈夫なように慣れていくというのも一つの方法です。絆創膏なしでは生きられないというのであれば、絆創膏を貼ることでなんとか生きられている自分を肯定してあげるということも大切です。Yunnchan86さんは絆創膏を貼ることで、自分の心を手当てしてあげているのかもしれません。手当が必要な状態なのであれば、無理に行動を全部なくそうとしなくても良いと思いますよ。ゆっくり、そんな自分と付き合っていけると良いのではないでしょうか。 ◎代替行動を取り入れる 爪噛みや皮膚むしりの対処法として何か他の刺激を取り入れるというのはよく聞きますが、人によって何が効果的かというのは全く違いますので、自分に合ったものを見つけていけると良いと思います。手の刺激についてはスクイーズを握ったり、プッシュポップを押して紛らわせるというのもお勧めです。また、好きな香りのハンドクリームを常備しておいて、剥く代わりにクリームを塗りこむというのも良いかもしれません。中にはガムを噛んで紛らわせるという人もいますが、学校や仕事があったら難しいこともありますよね。既に色々と試してみたところかもしれませんが、自分に合う代替刺激を見つけるまで、いくつかトライしてみても良いかと思います。 ◎医療機関の力を借りる 背景に大きなストレスや不安がある場合には、医療の力を借りるということも選択肢の一つです。自分だけの力で治すことが難しい場合、どこか医療機関の助けを借りることも検討してみても良いかもしれません。投薬治療によって不安が減り、よりリラックスした状態で日常生活を送れる可能性もありますし、カウンセリングで自分の根本的な不安について見つめ直すことで、症状が緩和されるかもしれません。
不安な気持ちや毎日のストレスについて話をして、自分の気持ちを整理したり振り返ったりしてみたいということがあれば、よろしければこちらでのカウンセリングも検討してみてください。ご一緒に、今回のお悩みについての対処法や背景にある不安・ストレスについて考えていくことができるかと思います。 あまり思い詰めることなく、上手にリラックスする時間も取りながら、無理のないように過ごしてくださいね。