バンギャ、というほどではないけれど、私はV系バンドが好きで、推しさんも長いことその方面で活動してる人。
そして私は今のところ全くの無名だけど、イラストを描いている人。
でも最近、自分の絵の方向性が間違ってるんじゃないかと思って、彼らを見習って自分の中に宿る欲望とか感情とかそういったものを少し見直してみた。
そこで見えてきたのは、「私は綺麗な絵を描くような人間じゃない」ということ。
綺麗な絵は、誰もが憧れるし誰もが必ず目指す場所。ゆえにそれを夢見て描く人もたくさんいる。
私も憧れた。
私だって目を見張るほどの満天の星だったり、ひと目で惹きつける美男美女の絵だったり、そういったものを描いてみたかった。
でも、私の中に渦巻くものはそういったものを求めてはいないのかもしれない。
だって、そういうものを描いていてもワクワクしないんですもの。
たまに気持ちの赴くままに描いていた、もっとドロドロで、激情的で、見る人を選ぶような、毒花のような絵を描いている時こそ、私の心は昂ぶっているような気がした。
だったら、私が描くべきは、私が表現すべきは、そういうものなんだと思う。
私がアングラなV系の世界に惹かれるのも、そういう理由なのかもしれない。
年末に家族と観た舞台も、自分自身の表現者としての在り方を見つめ直す機会にもなった。
「その嫉妬も、怒りも、何もかも私にくれ!」
この台詞が頭から離れない。
私だって輝ける。
いや、ここは輝くより、燃え盛るのほうが正しいだろうか。
深夜帯というのもあって、いつも以上に詩的になってることはご容赦ください。
そして、どうしても文芸の勉強をしていたがゆえに、こういった言い回しをするのが癖なんです。
これが私だ。
これが、私なんだ。
自分の激情を燃料に燃え盛る炎。
私はこんなものじゃないはずだ。
もっとやれる。