お話を投稿してくださったるんるんるンさんは、急に怒りが抑えられずに爆発してしまうような感情になってしまうことがあるようです。どうしてこうなってしまうのか、とのご質問でした。

他の投稿も拝見した限りだと、るんるんるンさんは今は中高生～学生さん位のご年齢でしょうか。若い頃には訳も分からず感情的になり不安定になってしまったり、アイデンティティ・クライシスに陥って自分でもよく分からないような混乱した気持ちになることがあります。暴れて周囲や自分を傷つけてしまう、所かまわず当たり散らして周囲に危険が及ぶ、といった場合はまた別の話ですが、そうでなければ時に抑えられないような混乱した感情になることは若い頃には珍しいことではありません。どのように対処していけば良いのか、一緒に考えてみましょう。

◎感情的になる時の共通点を見つける どういった時に自分の怒りが抑えられなくなるのか、という共通点を見つけておくと、そういった事態に直面しそうな時には事前に気を付けておくことができます。感情的になる場面があったら、どういった時にそうなったのか、何かきっかけがあったのかを記録しておくと良いかもしれません。そして記録する時に、その時に自分がどう感じたのか、どんな思いが怒りの裏にあったのかというのも書き足しておきましょう。徐々に自分の怒りのパターンが掴めてきたら、その感情を自分を主語にして相手に伝えることで、怒りに振り回されないより穏やかな形でのコミュニケーションを取ることができます。 ◎リラックスアイテムを見つけておく 感情が爆発しそうになったら一呼吸置いて、何か自分のお気に入りアイテムで気を静めるというのも一つの方法です。プッシュポップやスクイーズ等、感覚遊びができるグッズはちょっとしたイライラや怒りが湧いた時にも人気のアイテムです。そして、どうしても怒りを発散せずにはいられない時用に、安全な場所に新聞紙を丸めたボールや叩いても大丈夫なクッション等を置いておいて、気持ちの発散アイテムとして利用するのも良いかもしれません。くれぐれも周りに危険な物が置いていない、安全な場所で利用するようにしてくださいね。 ◎ストレス要因の軽減 学校生活や友達関係、家族関係等、日常生活では様々なストレスがあると思います。知らず知らずのうちに自分の中にストレスがたまっていると、ある時に限界を迎えて爆発してしまうということも起こります。普段からストレスがたまってきたな、と思ったら限界を迎える前にこまめにストレス発散をしたり、休憩タイムを設けたりして、急な爆発を予防するというのも良いかもしれません。ストレス場面が生じたら、その場から一旦離れるということも大切です。図書館等の静かな場所に行って一人時間を確保したり、ちょっと贅沢をしてカフェでまったり自分時間なども良いのではないでしょうか。

学校にスクールカウンセラーさんがいたら、抑えられない怒りの爆発についてや対処法について、相談してみるのも良いかもしれません。人に話をすることで、原因が徐々に明らかになってきたり、混乱した気持ちを整理したりすることができます。そして今後もし機会があれば、こちらのカウンセリングの利用も検討してみてくださいね。 無理をせず、適度に休息を挟みながら、るんるんるンさんがご自分なりのペースで毎日を送れるようになることを祈っています。どうぞ素敵な年末年始をお過ごしください。