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コーヒー豆_レベル._アイコン.かるもる
12日前
怒りのコントロール
怒りの感情のコントロールに困っています。 生理前、後関係なくイライラしてしまう期間があります。1週間くらいです。 仕事のストレス、対人ストレスを身近な人家族や彼氏にぶつけてしまいます。ぶつけ方はその人の行動など、嫌なところを見つけては怒ってしまい、あたかもその人が悪いかのような怒りをぶつけてしまうんですが、実際は自分のストレスをぶつけているだけなんです。この積み重ねが最近は頻繁にあります。彼との関係のためにも自分の感情をコントロールしたいです。。 しかし我慢というのをすればするほど心臓がドキドキしてしまい、最近は過呼吸にも発展していました。正直自分にもお手上げです。どうしたら良いでしょうか。
不安身体症状
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門コメント
11日前
怒りという感情を気づきに変えてみましょう
#怒り #アンガーマネジメント # 自己分析
かるもるさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田といいます。 怒りをコントロールできなくなる時期があるのですね。 少し何かのヒントになればと思い、コメントさせていただきます。
[今回の悩み]
生理前や後に女性がイライラしやすくなるということはよくありますが、かるもるさんはそれとは関係なくイライラしてしまう期間が1週間くらいあるのですね。 仕事や対人関係のストレスを身近な人や家族、彼にぶつけてしまうとのこと。 その期間は、そういった相手の行動や嫌なところを見つけて怒ってしまい、まるでその人自身に非があるかのようなぶつけ方をしまうけれども、実際にはかるもるさんご自身のストレスをぶつけていると自覚されているのですね。 そして最近はその積み重ねが頻繁になってきており、特に彼氏さんとの関係のためにもどうにかしたいけれども、我慢すればいいというものでもなく、我慢をすればするほど心臓がどきどきしてしまって過呼吸にまでなってしまったこともあるとのこと、どうしたらいいのかお困りといったお悩みでした。
[悩みの原因・分析]
怒りのコントロールって難しいですよね。 かるもるさんは、いつも怒りっぽいわけではなく、そういう時期がまるでPMSかのように1週間ほど出現するということにすでにお気づきになっています。 まず、そのような自己分析ができていることが素晴らしいと思います👍 ここではその分析を、もう少し深く見ていきましょう。 生理前、後関係なくとのことだったので、かるもるさんが怒りっぽくなってしまうのにはまた別の要因がありそうです。 生理に関連していれば、怒りっぽくなる時期も予測しやすくなりますが、そうではない分、なぜそうなってしまうのか、きっとご自分でも戸惑いがあるのではないでしょうか。 かるもるさんは、お仕事や対人関係でのストレスをぶつけてしまう、と書いていらしたので、そうしたストレスが溜まりやすい時期、強くなりやすい時期にそうなってしまいやすいのかもしれません。 また、そのような時期というのはお忙しく余裕がなくなりやすいことも多いです。 かるもるさんがイライラしやすくなる時期に、何か共通点がないか、どういうタイミングでそのような状態になってしまうのかがわかると、対策も立てやすくなると思います。 また、かるもるさんがその時期に怒りをぶつけてしまうのは、ご家族や彼氏さんなど、かるもるさんにとって身近な存在とのこと。 つまり、心理的に一定の距離がある他者や赤の他人ではなく、いわば遠慮がいらない、気の置けないといった表現に当たるお相手に対してそうなってしまうのですね。 そうした相手というのは、心理的距離が近い分、甘えや依存の対象ともなりやすいお相手ともいえます。 かるもるさんがご家族や彼氏さんに対して甘えているとか依存しているということを意味しているのではなく、どうしても”言わなくてもわかるよね”といった阿吽の呼吸ともいえる関係性がある程度成り立っているお相手だということができるでしょう。 そうした相手に対しては、お疲れが溜まっているとき、ストレスを感じているときほど、普段だったらそこまでは思わない”こうしてほしい””こうであってほしい”といった心の奥底にある想いが表面に出てきてしまいやすいのかもしれません。 そしてその想いから外れた相手の行動が、やたらと目について、それを口に出さずにはいられなくなってしまっているのかもしれませんね。
[やってみましょう!]
まず、イライラしてしまいやすい時期を把握できるようになるとぐっと楽になるのではないでしょうか。 生理前や後だけでなく、人がイライラしやすくなる要因というのはさまざまにあります。 上にも書いたように、お仕事の繁忙期や、何かとイベントごとが多い時期など、充実感もある一方で、どうしてもタスクが増えて余裕がなくなる方は多いものです。 もし、日記のようなものをおつけになっていらしたら、イライラしやすい時期にどんな特徴があるのか、どういった傾向がみられるのかを分析してみることをお勧めします。 次に、そうした時期がなんとなくでもつかめてきたら、その時期にイライラに対する対処法を考えていきましょう。 かるもるさんが怒りをぶつけてしまうお相手は身近な方ということなので、先回りして「この時期はイライラしやすくなってしまうけど、ごめんね」とお伝えしておくのも一つの手かもしれません。 かるもるさんご自身、すでにご経験のように、我慢をするというのはそれだけご自身の中に抑え込んでしまうものがあるので、ご自身にかかる負担が大きく、あまり得策とはいえません。 何も言わないように我慢するよりは、相手に伝えるより先にまず紙に書き出してみる、可能な場所でまず大声を出して怒りのエネルギーを発散してみるなど、できそうな対策を考えておきましょう。 特に、大声を出したり体を動かすことは怒りという強いエネルギーを物理的なものに変換してある程度消化してくれるのでお勧めです。 もちろんその時々でいつも同じ対策がとれるわけではないと思うので、できるだけたくさん怒りの対処法はもっておくといいと思います。 そして、かるもるさんがその時期にどんなことで怒りを感じやすいのかもわかるといいかもしれません。 これにはあまり特徴はないのかもしれませんが、かるもるさんの心の奥にある他者に対する願いや想いがあらわれているのだとしたら、それは無視せずに、ご自身の価値観や相手への期待を知る手がかりとして観察してみるといいでしょう。 そしてイライラしている時ではなく、落ち着いたタイミングで、必要なら相手の方にご自身の想いを伝えてみるといいかもしれませんね。
怒りというのは扱いの難しい感情ですが、実はご自身を守ろうとする心の自然な反応なのです。 その感情に振り回されてしまうと、日常は苦しいものになってしまいますが、逆にその感情からご自身について見つめるきっかけにもすることができます。 もしご関心がありましたら、カウンセリングを通して、そうした自己分析もすることができますのでいつでもご相談くださいね☺ かるもるさんの心が少しでも軽くなり、大切な方との関係が穏やかな状態で続くことを陰ながら応援しております。