お話の詳細
一般的な悩み
コーヒー豆_レベル._アイコン.つくねcare
24日前
戦争の話をみると辛くなるのを克服したい
私は8月の後半に平和学習の為沖縄に行きました。そこでは色んな石碑を訪れたりガマを訪れて戦時中の話を聞きました。 元々戦争の映像を見たり聞くと感情移入してしまって辛い気持ちになることがありました。 それが今年は元旦の能登の地震から個人的に辛いことが続いたあとだったので平和学習の後家に帰ってから少し情緒不安定になることもありました。 家に帰ったあと2週間ほどは戦争に関する悪夢を見ていました。 それからなるべく戦争の話を避け生活してきましたが、たまたま戦争の物語(フィクションです)を読み平和学習に参加して戦争の悲惨さを知ったからこそもっと戦争について学んでみたいと思ったんです。 そして調べてみたんですが、そこからまた気分が落ちてしまい、また頭痛なども起きるようになりました。特に沖縄戦の話でしんどくなります。(それほど悲惨だったということなんですが…) それでも私としては戦争についてもっと理解を深めたいと思っています。だからどうすれば気持ちが落ちた時回復しやすいか、 苦手なものを克服するにはどうするといいのか知りたいです。 悩みとは少し違うのかもしれませんが教えて貰えると嬉しいです。
ストレストラウマ
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門コメント
24日前
”いま”に目を向けて、心を落ち着けてみましょう
#戦争 #過去と未来 #マインドフルネス #今ここ
つくねcareさん、初めまして。 臨床心理士・公認心理師の内田といいます。 沖縄での平和学習をきっかけに、戦争について学びたいと思われたのですね。 とても立派なことだと思います✨ しかし、同時に苦しい気持ち、暗い気持ちを伴う内容ですよね。 少しでもご参考になればと思い、コメントを残させていただきます。
[今回の悩み]
つくねcareさんは8月後半に沖縄に行かれて、いろいろな石碑やガマを訪れ、戦時中の話を聞かれるなどして、平和学習をされたとのこと。 それ以前から戦争の映像に触れたりすると感情移入してしまってつらい気持ちになることがあり、今年は特に元旦の能登での地震以降おつらいことも続いていたこともあって、沖縄からご帰宅後も少し情緒不安定な状態だったり、戦争の悪夢を見るような状態が続いてしまったのですね。 そこからしばらくは戦争の話を避けてすごしていたものの、たまたま戦争の物語に触れたことをきっかけに、もっと戦争について学んでみたいと思われたとのこと。 しかし、実際戦争について調べるなどしてみたところ、また気分が落ちる、頭痛が起きるなどといった状態になり、特に沖縄戦の話ではしんどくなってしまうのですね。 つらい思いはするものの、それでもやっぱり戦争についてもっと理解を深めたいので、どうしたら気分が落ちたときに回復しやすいか、苦手なものを克服するにはどうしたらいいのかというお悩みですね。
[悩みの原因・分析]
戦争というのは人類が起こすもっとも悲惨な行為ですね。 沖縄に残されている戦禍の跡を私も見に行ったことがありますが、涙が止まらなくなる方や震えが出てきてしまう方がいるほど、当時の悲惨な様子が伝わってくるものだったと記憶しています。 つくねcareさんはもともと戦争の話に触れると感情移入して辛くなってしまうことがある、とのことだったので、当時の方々に想いを馳せ、そのつらさに寄り添えるような強い共感力をお持ちの方なのだろうと感じました。 つくねcareさんは、もっと戦争について学んで理解を深めたい、とのことでしたが、その一方で戦争について知っていく過程で辛くなるお気持ちについて、より掘り下げてみてみましょう。 例えば、過去に多くの方が亡くなられたという戦争の悲惨さに対する恐怖、そんなむごいことを同じ人間が起こしてしまったという恐ろしさ、といった過去の出来事に対する悲しみに近い感情なのか、もしくは、現在も世界に目を向けると終わることのない戦争という行為に対する恐怖、当時の人々のように、今いる私たちの生活もまた悲惨なものになってしまうのかもしれない、といった未来に向けた不安のような気持など、いろいろあると思います。 戦争というのはむごいものです。 私もそこまで深い知識をもっているわけではありませんが、当時の沖縄戦は特に壮絶で、小さな子どもも巻き込まれるなど、本当に地獄のような戦いだったといわれています。 今、そうした戦いとは無縁といっていいほど平和な暮らしをしている私たちにとって、そうした当時の様子について話を聞いたり映像を見たりするのは、かなり衝撃的な体験といえるでしょう。 しかし実際に起きていたこと、作り事ではなく、そうした歴史の上に今があるという意味では、つくねcareさんのようにもっと理解を深めたいと考える方というのはとても大切なことだと思います。
[やってみましょう!]
戦争という悲惨な出来事に触れて、平常心でいられる人というのはまずいないでしょう。 しかし、つくねcareさんのようにもっとそのことについて学びを深めたい、理解を進めていきたいという場合、その都度落ち込んだり気分が滅入っていては、心がもちませんよね。 上に書いた、戦争について学ぶ中でつらくなる気持ちについて、どんなことが浮かんでいるでしょうか。 例えば、過去に対する恐怖や悲しみが湧いているのだとしたら、犠牲になった方々へ哀悼の意を捧げ、今に目を向けてみましょう。 確かに戦争は実際に起きたこと、まぎれもなくあった事実ですが、つくねcareさんの生活している今現在目の前にあることではありません。 どうしても、史実に触れた際に気分が落ち込んだり塞いだりしてしまうのは仕方のないことだと思います。 しかし、その気持ちは犠牲になった方々を悼む気持ちと近しいものだとも考えられるのではないでしょうか。(すみません、少々スピリチュアルでしょうか。) そうした気持ちを感じることも、戦争の悲惨さ、むごさを理解し、さらに伝えていくためには必要なことだと思います。 なので、そうした気持ち自体を拒絶するのではなく、その気持ちを味わった後には、必ず今目の前にある平和、平穏な”いま”というときに目を向けてみてください。 過去も未来も”いま”ではないのです。 過去や未来のことで辛くなったり、気持ちが落ち込んだ際には、ゆっくり深呼吸をして、目を閉じ、心を落ち着けてみましょう。 ご自分の呼吸に意識を向けてしばらく瞑想するのも役に立ちます。 常に心を”いま”に戻すことで、過去や未来に対する恐怖や悲しみ、不安に圧倒されずに、ご自分が進むべき方向が見えてくると思います。
人は嫌なこと、つらいことから目を背けたいと思うことが多いです。 私も同様の理由から、戦争について触れるのは苦手です。 しかしつくねcareさんの投稿を目にして、今を生きる若い方に過去の悲惨さを理解していただくというのは、過去の過ちを繰り返さないためにも大切なことだなと思い、コメントを残さずにはいられませんでした。 少しでもお役に立てていたら、嬉しいです。