お話の詳細
家族関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.青海苔佃煮
5ヶ月前
実家に戻りたくありません。
長男として生まれ、長年実家で暮らしていましたが、家族関係で限界が来て飛び出しました。 現在、貧乏な独身生活をしています。 学生時代、母から散々母方の実家の愚痴を聞かされました。理由は敢えて聞きませんでしたが、ネグレスト状態で育ち、絶縁しているとのことでした。 母は感情の起伏が激しく、人の輪に入ろうとしません。基本的に人が嫌いとのことです。また「反出生主義」な思想を持っており、僕が幼い頃から「人は生まれないほうが良い」「人類は滅びるべき」「地球にとって1番のゴミは人類」と聞かされました。幼い頃から母が苦手でした。 父からは、「母さんの症状を悪化させているのはお前のせいだ!!」と責められました。 進学は両親に勝手に決められました。もっと言うと母が決めて、父が賛同するという形でした。 僕自身は国際関係に興味があり、その方面に進みたいと考えていましたが、母が志望したのはスポーツ系の大学でした。拒否すると父から「殺すぞ!!親が狂って一家心中しても知らんぞ!!」と恫喝されました。 僕は根暗で運動音痴だったので、そのことを嫌がられたのだと思い、気持ちを切り替えて身体を必死で鍛え上げました。 しかし、どうも大学で学んだことを実践しようとすると母は拒絶しました。プロテインを摂取する行為が気に食わなかったようです。更にスポーツに関心を示しませんでした。正直、何の為に進学したのか分からなくなり、激鬱になりました。 そんな状況でなんとか卒業し、就職したのですが、数年経った時、母からスポーツ系大学に行かせた本当の理由を聞かされました。 母 「体育会系は調子に乗っている。だから怪我をして引退せざる負えなくなって鬱になっていく様を観てほしかったから。」 「体育会系に喧嘩を売っていると思われるけど、嫌と思うけど、これが私が行かせた目的。」 絶句しました。今まで何をやってきたのかと··· 更に、「私の理想は戦後の焼け野原を生き抜く人々。スポーツをやっている人たちはその人達と同じ。だからアンタを敢えて行かせた。」 と訳の分からないことを話し出して混乱しました。 かなり思想が強めでした。そんな実家を支えてきましたが、コロナ禍を経て、自分の中で限界点を越えて実家を飛び出しました。 父からは「母さんの介護があるだろ!!母さんを置いていく気か!!」と激昂されましたが、もう、限界でした。 現在31歳、生涯独身だと思っています。ですが、出家したと思えば幾分か気が楽になります。
うつ虚無感ストレス無気力反出生主義家族関係
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門コメント
5ヶ月前
ご家族の中でずっと苦しまれてきたのですね
#家族 #家族関係 #人生
青海苔佃煮さん、はじめまして。 臨床心理士・公認心理師の内田といいます。 ご家族との関係の中で、ずっと苦しい思いをされてきたのですね。 ご投稿を読ませていただき、おつらい気持ちが伝わってきて、思わずコメントさせていただきました。
[今回の悩み]
ご家族の中の長男として生を受け、約30年間ご実家で暮らしていらっしゃった中で、ご両親のご期待に応えるためにご自身の希望も抑えて生きていらしたのですね。 特にお母さまによる干渉が激しく、お父さまによる強い恫喝もあり、大学は青海苔佃煮さんの希望していた国際関係ではなく、お母さまの言うスポーツ系の大学に進学された。しかしそこで学んだことをお母さまはすべて良しとするわけではなく、例えばプロテインを摂取する行為を嫌がられたり、スポーツ自体にも関心があるわけではない様子に、なぜスポーツ系の大学に進学させられのかわからなくなって、激しい抑うつ感情にさいなまれて生きてこられた。 そして就職後、お母さまがスポーツ系の大学を希望した本当の理由を聞かされた。 それは「体育会系は調子に乗っているから、ケガで鬱になっていく様を見てほしい」「自分の理想である戦後の焼け野原を生き抜く人とスポーツをやっている人は同じだから」といったもの。スポーツをやっている人に対する矛盾した感情に混乱しますし、そんなお母さまの個人的な感情から自分の進路を決められたのかと思うと愕然とされたことでしょう。 コロナ禍を経て、ご実家を出てひとり暮らしを始められたのですね。 お父さまはお母さまの介護もあり、お怒りになられたようですが、青海苔佃煮さんはご実家を出てよかったと感じられているようです。
[悩みの原因・分析]
これまで、ご両親、特にお母さまの思想に合わせて生きていらっしゃったようです。 人は誰しも置かれた環境の中で、自分の養育者に守られながら育っていくので、その人の言うことに間違いはない、信じて進んでみようと考えることは多くあります。 そして、金銭面などでも大人より弱い立場である以上、学校などの進路選択の局面では親の言うことに従わざるを得ないことはままありますよね。 青海苔佃煮さんは、大学という進路選択の段階で、国際関係というご自身の興味のある進路へと進みたかったにも関わらず、ご両親から強くスポーツ系の大学へ進むことを求められ、結果的にそちらへ進学されています。この時も、ご自身の希望は主張されたものの、お父さまによる「殺すぞ!」などの強い恫喝があっては逆らえなかったのは当然だと感じます。 そして素直にもご自身の性格や運動が苦手なためだとお考えになり、気持ちを切り替えて身体を鍛え上げられた。 この辺りまでは、まだご両親の言うことを大きく疑ったり、逆らおうというようなお気持ちはそこまで湧いていなかったのだと思います。 しかしお母さまがスポーツ系の大学への進学を求めた本当の理由を聞いてみると、納得のしにくい、受け入れがたい内容だったことから、青海苔佃煮さんのお気持ちに限界がきてしまったのだと推測します。 お母さまはもともとご実家との関係が悪く絶縁状態、また感情の起伏も激しく、基本的に人を嫌っていらして反出生主義的な思想をお持ちの方とのこと。 青海苔佃煮さんも、幼いころから「人は生まれない方がいい」「人類は滅びるべき」「地球にとって一番のゴミは人類」といったことを伝えられてきたのですよね。子ども心にも、自分自身がこの世に生まれた理由や存在価値を疑ってしまうような内容で、聞いていてとてもお辛かったのではないかと思います。 お父さまはそんなお母さまを何とか支えるのに必死だったのでしょうか。 青海苔佃煮さんの心が傷ついていることに気づかず(気づいていらしたとしてもどうすることもできなかったのかもしれませんが)、お母さまの味方でいることを徹底されていたのですね。 青海苔佃煮さんが心の拠り所を持つことが難しい環境が、長い間続いてきたのではと考えられます。 そして大人になり、ようやくそうした環境から離れ、独り立ちされた。ご実家に戻りたくないと思われるのは自然な心の反応かなと感じます。
[やってみましょう!]
青海苔佃煮さんはとても素直でまっすぐに突き進む力を持った方だとご投稿内容から感じました。 だからこそ、本来のご自身の意図ではない進学先で気持ちを切り替え、邁進することができたのではないでしょうか。 しかし、ご両親、特にお母さまの思想やその語り掛ける内容は、青海苔佃煮さんを時に混乱させ、生きていく指針を見出しにくくさせるものだったのかもしれません。 そしてそんなご両親の意向に従って生きてこられたこれまでの人生は、どこかご自分の人生を歩んでいる感覚が得にくいものだったことでしょう。 今、そのような環境から離れてひとり暮らしを始められたのは、よい選択だったと思います。 離れていても、これまでずっと一緒に暮らしていらしたご家族、ましてやご自分のことを育ててくださったご両親から受けた影響というものはすぐに消えるものではありません。 しかし、ひとりで暮らすことで、必然的にお一人で決めなければならないこと、選択していかなければならないことが出てくるでしょう。 その一つ一つをご自身の心の声に従って成し遂げていくこと、その積み重ねで、青海苔佃煮さんはご自身の人生を取り戻していけるような感覚が得られるのではないでしょうか。 もう31歳、まだ31歳。どちらも言える年齢ではありますが、今からでもご自分の人生を歩んでいくのに十分な時間はあると思います。 どうか日々の中でご自身の感覚を信じ、青海苔佃煮さん自身の人生を歩んでいってくださいね。
ご家族関係というのは深く大きくその人に影響を与えるものです。 判断に迷ったとき、または苦しい思いが襲ってきたときなどは、専門家の力も借りて、青海苔佃煮さんの心がこれ以上傷ついたり疲弊することのないようサポートさせてください。人と話すことで新しい視点が得られたり、苦しいお気持ちが少しでも軽くなったりすることはよくあることです。 青海苔佃煮さんが踏み出した新たな一歩を、陰ながら応援しております。