実家に戻りたくありません。
長男として生まれ、長年実家で暮らしていましたが、家族関係で限界が来て飛び出しました。
現在、貧乏な独身生活をしています。
学生時代、母から散々母方の実家の愚痴を聞かされました。理由は敢えて聞きませんでしたが、ネグレスト状態で育ち、絶縁しているとのことでした。
母は感情の起伏が激しく、人の輪に入ろうとしません。基本的に人が嫌いとのことです。また「反出生主義」な思想を持っており、僕が幼い頃から「人は生まれないほうが良い」「人類は滅びるべき」「地球にとって1番のゴミは人類」と聞かされました。幼い頃から母が苦手でした。
父からは、「母さんの症状を悪化させているのはお前のせいだ!!」と責められました。
進学は両親に勝手に決められました。もっと言うと母が決めて、父が賛同するという形でした。
僕自身は国際関係に興味があり、その方面に進みたいと考えていましたが、母が志望したのはスポーツ系の大学でした。拒否すると父から「殺すぞ!!親が狂って一家心中しても知らんぞ!!」と恫喝されました。
僕は根暗で運動音痴だったので、そのことを嫌がられたのだと思い、気持ちを切り替えて身体を必死で鍛え上げました。
しかし、どうも大学で学んだことを実践しようとすると母は拒絶しました。プロテインを摂取する行為が気に食わなかったようです。更にスポーツに関心を示しませんでした。正直、何の為に進学したのか分からなくなり、激鬱になりました。
そんな状況でなんとか卒業し、就職したのですが、数年経った時、母からスポーツ系大学に行かせた本当の理由を聞かされました。
母
「体育会系は調子に乗っている。だから怪我をして引退せざる負えなくなって鬱になっていく様を観てほしかったから。」
「体育会系に喧嘩を売っていると思われるけど、嫌と思うけど、これが私が行かせた目的。」
絶句しました。今まで何をやってきたのかと···
更に、「私の理想は戦後の焼け野原を生き抜く人々。スポーツをやっている人たちはその人達と同じ。だからアンタを敢えて行かせた。」
と訳の分からないことを話し出して混乱しました。
かなり思想が強めでした。そんな実家を支えてきましたが、コロナ禍を経て、自分の中で限界点を越えて実家を飛び出しました。
父からは「母さんの介護があるだろ!!母さんを置いていく気か!!」と激昂されましたが、もう、限界でした。
現在31歳、生涯独身だと思っています。ですが、出家したと思えば幾分か気が楽になります。