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学校・勉強
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1ヶ月前
やる気が出ません
受験が終わって燃え尽き症候群のような状態が続いており何をやっても他人事のように感じています。やらなければならない事は山積みなのにやる気が出ません。気分も安定せずに親しい人にまで素っ気なくしてしまったり、八つ当たりしてしまいます。このような気分から抜け出す方法はあるのでしょうか。 普段学校で接している友人たちには本当の気持ちを打ち明けることはできないし、私の話を親身に聞いてくれる友人は多くありません。家族との関わりも面倒だと感じてしまうことが増えました。趣味などをして気分転換をしようとしてもなんとなく集中できなかったり、結局ぼーっと動画を見て時間を無駄にしてしまいます。学校と家の往復を繰り返すうちにどんどん疲れて、こんなことなら進学なんてするんじゃなかったと思ってしまうことがあります。クラスの授業は面白いと思えず、なんのために授業に参加しているのか、どうしてこんなに頑張らないといけないのかわからなくなってきてしまいました。楽になりたいという気持ちだけを抱えて日々を過ごしています。心を軽くする方法はあるでしょうか。
無気力
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専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門コメント
1ヶ月前
まずはしっかり休息を
#燃え尽き症候群 #無気力 #学校生活
こんにちは、臨床心理士・公認心理師の滝と申します。投稿を読んで、とても心配していました。少し日にちが経ってしまいましたが、その後体調はいかがでしょうか。
[今回の悩み]
投稿者様は受験が終わって無事に入学して以降、無気力感が続いていて何事にもやる気が出ないでいる状態のようです。親しい人に対してもいつもとは違う態度で接してしまうことがあり、人との関わりや趣味等も、なんとなく楽しめない気持ちでいらっしゃるのですね。学校と家の往復で疲れてしまう毎日に、こんなに頑張る必要があるのか、なんとか心を軽くすることはできないのかという辛い心境を投稿してくださいました。
[悩みの原因・分析]
「何をやっても他人事のように感じる」と書いてくださっていますが、これは鬱っぽくなっている時にもよく表れる離人感という症状で、現実感が乏しく、もやがかかってぼーっとしているような感覚かと思います。目の前で起こっていることを少し離れている場所から眺めているような感じで、自分のことのように捉えられず、やる気も出ません。このような状態になるのは、相当心が疲れている時です。燃え尽き症候群になるのは、責任感が強く真面目な方が多いと言われています。一生懸命取り組んできた受験勉強が一段落して、今は心と身体にとても疲れがたまっているのかなという印象を受けました。このような状態から抜け出して心を軽くするためにどんなことができそうか、ちょっとした考え方のヒントをお伝えさせて頂きたいと思います。
[やってみましょう!]
〇まずはゆっくり休息を 投稿の内容から、今はとても疲労感が大きい様子が伝わってきました。きっと一生懸命受験勉強を頑張ってきて、入学してからも新しい環境に慣れることや、新たに築かなければいけない人間関係、授業に課題と、たくさんのことをこなしてこられたのではないでしょうか。無気力だったり気分が不安定だったりするのは、心が疲れている証拠。夜は携帯等のデジタル機器から離れてなるべくゆっくりした睡眠を取り、意識してきちんとした食事を取るようにしてくださいね。そして、お休みの日には是非、十分な休養を取るようにしてほしいと思います。 〇柔軟な考え方を取り入れる 燃え尽き症候群になる方は、新しい環境になって以降も引き続き気を張って頑張ってしまった結果、疲れがどっと出てしまうというケースがあります。やらなければならないことが山積み、と書いてくださっていましたが、全てを完璧に仕上げる必要はありません。時には手を抜いて要領よくこなすことも自分の心を守るために大切なこともありますし、周りを見渡すと、そうやって適度に調節しながらうまくこなしている人もいるのではないでしょうか。手のつけられそうな物から少しずつこなしていくと達成感がわき、次の行動へのモチベーションに繋がるかもしれません。また、気力がなく人間関係を煩わしいと感じるようであれば、今は無理に人と付き合う必要はありません。今はちょっと体調が悪いから、と友達からのお誘いを断って自分時間を優先させても良いですし、ご家族にも「今は少し一人で休憩したいから」と事前に伝えて一人の時間を確保するというのも良いかと思います。 〇興味の持てそうな環境に身を置いてみる 授業が面白いと感じられない、と書いてくださっていましたが、それは今無気力感が強いことの影響もあるでしょうし、もしかしたら興味が持てない分野ということもあるのかもしれません。気力が湧かなければ無理をする必要はないですが、自分の興味のありそうなサークル、例えば社会人サークルのようなものに入ってモチベーションの高い人達に接してみたり、漠然と将来目指している物に関連した勉強会に出てみるのも気分が変わって良いかもしれません。何か没頭できるものがあると、自然と他のことにも気持ちが前向きになるということがあります。少しずつ体力が回復してきたら、何か違う環境に目を向けてみるというのも一つの方法かと思います。
今は本音を話せる友人がいらっしゃらないとのことですが、やはりこういった問題は、人に話すことで頭が整理されて心が軽くなるということもあります。学校にスクールカウンセラーの方がいらしたら相談するのも良いと思いますし、大学生の方でしたら学生相談を利用して誰かに話を聞いてもらうのも良いと思います。もちろんこちらでもカウンセリングは利用できますので、もしよろしければ検討してみてくださいね。 投稿者様の心が少しでも軽くなり、学校生活を心穏やかに送ることができますよう、陰ながら応援しています。