お話の詳細
性の悩み
匿名さん
1ヶ月前
【性被害?】昔のことを割り切れない
閲覧注意です。性に関して強い刺激を受ける方は閲覧を御控えください 小学校1-2年?のことに同級生の女児と、その子の家で遊んでいる時に「お医者さんごっこ」と称して胸やお腹、性器周辺を触られたりしました。逆にするようにも言われ、断れませんでした。その日以外に屋外でも何度かそのやりとりが続きました。学校の先生や親に言えませんでした。そういうものだと思っていました。 程なくして私は家庭の事情で引越しました。再度同じ学校に戻ることはできましたが、その子の(偏見ですが)長女特有の強い言葉や怒りが怖かったです。でもボランティアに参加するような優秀で考えて動ける子です。 体が発育して脇に毛が生え出すとそのことを言われました。普通のことだと思っていた私は怖くて、クラスの子にも言われて苦しかったです。 その時は性について何もわからない状態で、高校に入ってその子と再会しても普通の友達のような感じであまり話すことはありませんでした。 大学に入って恋人ができました。 そういうこともして、性教育についてある団体で学ぶ機会があったため避妊や同意についてはお互いの協力することができています。 恋人と性に関する話も気軽にできます。その中で初めて女児のことを思い出しました。なんともなかった気持ちが、初めて口に出すことで「これは性被害だったのでは」と疑い、また他の男性からデートの誘いを受けた時や夜中に話しかけられた時に強く警戒するようになりました。もちろん断りましたが… 最近は性被害、性暴力、性加害に関する話を耳にすると頭がぼやっとしてそのことが頭から離れず、憂鬱な気分になります。 チグハグですが、過去の出来事と今の気持ちは何かしら関係があるのでしょうか。 センシティブな内容ですみません。 専門的な意見をいただけると幸いです。 少しでも頭をスッキリさせたいです。 また私があまりにも極端な偏見や思い込みを持っているなら改善したいです。 よろしくお願いします。
不安わからないトラウマ性被害
専門家にオススメ 4個, 共感 4個, コメント 3個
専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門コメント
1ヶ月前
苦しかったですね。決して極端な思い込みではないと思います
#トラウマ #性被害 #不安
はじめまして、臨床心理士・公認心理師の滝と申します。なかなか人には話せないようなことで苦しまれている中、なんとか今のお気持ちを投稿してくださったことと思います。何か心の負担が減るお手伝いができればと思い、コメントさせて頂きました。
[今回の悩み]
投稿者様は小学校低学年の頃、同級生の女の子からプライベートパーツを触られたり、触るように言われたりした経験があり、誰にも言えずにいたのですね。その後も相手の強い言葉や態度に怖い思いをしたり、体毛のことを言われて嫌な思いをしたりしたことがあったようです。高校ではその子と再会しても特に関わりはなく普通に過ごしていたそうですが、大学に入り恋人ができ、性の話をする中で、当時のことを思い出して「性被害だったのでは」と考えるようになったとのこと。男性に対して警戒心が強くなり、性被害に関する話を耳にすると憂鬱な気持ちになってしまうようになり、これは過去の出来事と関係しているのかというお悩みを投稿してくださいました。
[悩みの原因・分析]
幼少期の性被害というと異性や大人からといった場合を想像することが多いですが、同級生の同性同士でも性被害は成立します。最近では保育園での園児同士の性被害もニュースになることがあり、徐々にそういったケースについての対策も取られるようになってきています。ただ、同級生や同性どうしの性被害は当事者もそれが被害であったと分からずに見過ごされることが多く、適切なケアを受ける機会がないまま大人になってから様々な葛藤に苦しむという人も多いです。投稿に書いてくださった内容も、決して偏見や思い込みではなく、れっきとした性被害にあたると思います。色々と思い出して考えてしまい、苦しかったですね。気持ちの整理のために、考え方のヒントになるかもしれないいくつかのことを、お伝えさせて頂きます。
[やってみましょう!]
まずは、センシティブでお辛い経験について勇気を出して投稿してくださったこと、本当にありがとうございました。もしかしたら改めて文字にするのも辛いプロセスだったかと思いますが、きっと同じような経験をされた方にとっても、勇気をもらえる投稿だったのではないでしょうか。こちらでは本名や住んでいる場所等が特定されることはありませんし、匿名で投稿してくださっていますので、本人だと分かるようなことはありません。安心してコメントなどして頂ければと思います。 さて、小さい頃の性被害については投稿にも書いてくださったように、被害を受けた当時は意味が分からず、なんとなく不快な思いだけが残る場合が多いです。でも、成長してからその意味に気付き、急に不安な気持ちに襲われたり、性的な接触を避けたりといったことが起こります。自分の身に起きていたことが性被害だと傷付き、混乱する気持ち。それは自然な感情の流れです。繰り返すようになってしまい申し訳ありませんが、決して極端な思い込みではありませんし、あなたが悪いことは何もありません。性的な話題で憂鬱な気分になったり、男性に警戒心を持ったりしてしまうのは、あなたの心が傷ついている証拠。まずは、そんな傷付いた自分の心を、ご自分で抱きしめて、労わってあげてほしいなと思います。小さい頃の自分のイメージをイラストにして、語りかける自分を描いてみるというのも一つの方法です。きっと当時のあなたも訳が分からず、怖い思いをしていたはず。もう大丈夫だよ、怖かったねと、声をかけるイメージを持ってみるのも良いと思います。 そして、今は性被害について相談できる場所がたくさんありますし、過去の経験についても話を聞いてもらえます。自分の身に起きたことについて改めて誰かに話をして気持ちを整理することで、今後の異性との関わりについてもポジティブに捉えることができるということもあります。性犯罪・性被害者のためのワンストップ支援センターや、警察が提供している性被害相談電話等では、専門家が守秘義務を守って対応してくれます。それ以外にも、内閣府が提供しているSNS相談などもあります。辛い気持ちが長く続くようであれば、もしよかったら調べてみてくださいね。身近な所では、大学のカウンセリングセンターで話を聞いてもらうのも良いと思いますよ。
なかなか一回のコメントだけですっきり解決になるようなことは言えないのですが、何かヒントになるようなことが一つでもあれば幸いです。 もう少し詳しく話を聞いてほしい、専門家に相談したいというご希望がありましたら、よかったらカウンセリングも検討してみてくださいね。寒暖の差が激しい季節ですので、お身体にはくれぐれもお気をつけて、どうぞご自愛ください。
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匿名さん (投稿者)
1ヶ月前
追記 専門家ではない方でもコメントいただいて構いません。おすすめ通知が届き、少なからず見てくだされいる方がいて恐縮です。 ありがとうございます。
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匿名さん (投稿者)
1ヶ月前
@滝 真樹子先生 専門コメントありがとうございます。午前中に気持ちが溢れ、ふとSNSに書き込んでしまいましたが、こんなに真摯に対応してくださるとは思いもよらず驚いております。 正しい性知識を身につけても無意識のうちに記憶に蓋をしてしまっていたのかもしれません。自分と向き合う時間を作り、場合によっては性教育団体と相談したりカウンセリングを受けたりしようと思います。 男性への警戒心については、決して男性恐怖症というわけではなく、明らかに性的な目で見られた経験に基づくものなので、もしかすると低学年時の記憶とは関連が深くないかもしれません。しかし以前よりも暴力的な性に対しては敏感になりました。 包括的性教育をかじっていたものの、過去のことについてどう受け止めたら良いかわかりませんでした。相談を投稿して本当に良かったです。 私は現在大学生で、専門は違えど教職をとり学んでいます。少しでも同じ思いをする児童生徒が減り、また加害の原因をなくすためにできることに、将来は少しでも携われたら良いなと思います。 過去の経験を受け止めてくださりありがとうございます。モヤモヤ感はこれからも残ると思いますが、おかげで未来に向けて、形は違えど教育という道で一歩踏み出せそうです。可能なら恋人にも相談して、経験を事例として考えられるべき点は考えて教育に活かせたらと思います。勇気が入りますが… またコメントするかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。