他人を簡単に信用できない自分には、周りの人がどうして誰かと結婚しようとか子供を作ろうと思うくらい人を好きに、それも両思いになれるのかが理解できない。
今日職場に買い物に来たお客さんで、お子さんを連れた学生時代の先輩達がいらっしゃったときにそんな事を考えてしまった。
将来のこととか、子供がどんな性格、セクシュアリティの人に成長しても受け入れる事ができるかとかちゃんと考えた上での事なら素晴らしい事だと思う。
自分は高校時代にいじめられてから、絶対に同じ事をしないで自分と両思いになれる異性がいるとは思えない。
もし誰かを好きになって付き合ったり結婚していくなかで途中で自分が嫌な思いをする事を平気でするような相手だと分かって別れたくなった時、その人との関係を中々断ち切れなくなるなんて事が起こるのが怖くて、周りの人をどうやって好きになったらいいのかさえ分からなくなってしまった。
自分がこうして人間や世の中を素敵なものだと思えないのに産んだとしたらその子供が気の毒で仕方ない。
推しも結婚していて現在はお子さんもいる。
推しはどんな人とでも誠実に向き合えるし、常に色々考えたり気づいたりして生きているが故に他人をちゃんと思いやることもできるし、人付き合いが本当に好きな方なのが伝わってくる。
自分とはそういうところが全く違うのに、だからこその人としての温かみが心地よくて愛おしい。
人が好きになれないはずなのに推しに関しては考えがそれ以外の人に対してすごく矛盾してしまう自分がよく分からない。
でもそれくらい推しはどこまでも信用できてしまう。
自分でもこの話の結論をどこに持ってったらよいか分からないくらい、結婚して子供を持つことについて色々悶々と考えてしまってる。
ただ、今もそれをしたいとは思えないのは確かだ。