最近母親がよく電話をかけてくるので、少し自己開示した。
強迫性障害でお金や生肉、生魚が触れなくて料理が出来なくなったこと。道具を使って素手以外でも頑張ったけど無理だったこと。
不特定多数の人が触ったところが触れないこと。
引越し前の家で洗濯場が怖くて、夫くんに洗濯を手伝って貰ってたこと。
普通の人と違って、交感神経と副交感神経のタイミングが反対で、薬がないと眠れないこと。
嫌な声を出された。
信じられないと、蔑むような声。
わかってはいた。
理解しようとすらしてくれないこと、障害に寄り添ってくれないこと、
夫くんは仕事で大変なんだから、時間を取らせるな。
お前は普段何をしてるんだ。
手料理じゃないなんてかわいそうに。
極めつけには
「思い込みが原因なんだから早く病院で治せ」
すべて予定調和だった。
でも、わかってはいても傷付くことはある。
少しでも、私の気持ちや障害に寄り添って欲しかった。
他の人の親を見て、話を聞いて、羨ましくて、
うちの親でもここまで言えば、少しは私の気持ちや障害を理解してもらえるんじゃないか。
もしかしたらうつ病でもあると理解してくれたり、発狂して、引きこもったときの仕打ちの酷さも理解してもらえるんじゃないか。なんて夢を見てしまった。
本当はもっとあるよ。言えないこと。
障害者手帳を持ってること。
薬がないとうつ病で動けなくなること。
夫くんがいないと人前に出られないくらい怖いこと。
大きな音が怖いこと、普通の人の同じ光の下にいると目が痛むこと、
まだまだいっぱい。
でもまた否定されて、嫌な声聞かされて「夫くんに迷惑をかけるな。何もしてないくせに」っていうでしょう?
他の人に対して「あの子何もしてないらしい。仕事もしてないのに。情けない。社会人経験がないなんて大人としてありえない」と言いふらすでしょう。
前みたいに親族全員が私に対して「普段専業主婦のくせに、何して家で過ごしてるの?」と平気で詰めるのでしょう。「本当に何をしてるのか全然理解出来ないから聞いてる」なんてみんなで笑うんでしょう。
へらへらして、小さい頃から一番年下だからとひょうきんを演じていた私の気持ちなんてみんな分からない。
実家にいて大きな病院で働いてるとき、役所で働いてるとき、毎日毎日死にたいと夜泣いて、仕事中もここから飛び降りればどうにかなるだろうか……なんて思い詰めてたことも知らないでしょう。
失敗をいっぱいして、その度自分に罰を与えて、ご飯を食べず真夏の車内で水も飲まず自分を痛めつけたりなんかして、失敗を繰り返さないようにと頑張ったけど、みんなに迷惑をかけて。居たたまれなくて、死にたかった。
怒鳴られて、怒られて、ついて行けないことが、何をやっても何を出来ても何をするにも申し訳ないことが。
本当の私は、薬がないと、夫くんがいないと、動くことすらできずに、
それらがあっても人並み以下で、人が全て、小さい子ですら、ご老人まで、全てが怖くて。医者でも怖くて、何も出来ない。
今でも死にたい。毎日思うよ。
フラッシュバックで叫び出すのを抑えてる。
誰のせいでこうなったと思ってるんだ。
誰が私をこう形成したと思ってるんだ。
全てが両親のせいとは思わない。
でも、自己開示したらこうなるくらいには自分の親のことだから理解できてた。
子どもの頃に障害に気付いて、フォローをしてくれていれば今よりずっと息はしやすかったんじゃないのか。
どうせまた父親にも同じことを言われる。嗤われる。阿呆か、馬鹿か。そう言われる。
全てが憂鬱。もう本当に縁を切りたい……