お話の詳細
病気・からだ
コーヒー豆_レベル._アイコン.LOVENEKO
6ヶ月前
意欲がわかない
適応障害を発症して二年目又悪化してしまい、電車に乗るのが怖い。動悸、震えが出る。  グループホームに住んでいてそこの職員に相談したんだけど、肩凝りから来てるのかもねって。  違うのに。心療内科の主治医は「怖いんだね。無理して電車乗らなくて良いんだよ。しばらく休んだ方がいいね」と言ってくれましたが職員は「又休んでしまったら、次立ち上がろうとしたときハードルが高くなるよ。電車時間変えてみたら?10時過ぎのだったら空いてると思うよ」と。実際遅らせてみたけどやっぱり電車怖い。動悸、震えが出る。どうしたら良いんだろう。専門家とかの、アドバイス欲しい。
うつ不安身体症状
専門回答希望 1個, 共感 2個, コメント 1個
専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門回答
6ヶ月前
どちらの意見も、あなたの状態をよく見ての言葉のように感じました
#適応障害 #不安 #身体症状
LOVENEKOさん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。電車に乗ると、動悸や震えが出てしまうのですね。お役に立てるかは分かりませんが、何か参考になることがあればと思い、コメントさせて頂きました。
[今回の悩み]
お悩みを投稿してくださったLOVENEKOさんは適応障害が最近悪化し、電車に乗ると動悸や震えが出てきてしまうとのこと。辛い身体症状を抱えながらも、なんとか毎日お仕事に行かれているのですね。本当にお疲れ様です。 そんな中、主治医の先生からは無理せずにしばらく休んだ方が良いと言われ、グループホームの職員の方からは、またお休みすると次が辛くなるから電車の時間を変えてみるように言われた。助言を受けて空いている時間に乗ってみたものの、やはり電車が怖い気持ちは変わらない。どうしたら良いか分からず、お困りのご様子です。
[悩みの原因・分析]
主治医の先生やグループホームの職員の方と、相談できる環境が整っているのはとても良いことですね。それもLOVENEKOさんがご自分の状態をなんとか改善しようと、努力してこられた結果なのかなと思いました。そして、どちらの方の言うことも、今のあなたの状態を見て真剣に考えてくださったご意見のように感じましたよ。確かに無理をせず休むのも選択肢の一つかと思いますし、また休んだら復帰するハードルが高くなってしまうというのも、もっともな意見かと思います。八方塞がりでどうしたら良いか分からなくなっている状態かと思いますので、双方の意見を踏まえながら、できることがないか考えてみましょう。
[やってみましょう!]
最近の他の投稿も拝見したのですが、動悸や震えが出ない日もあるのですね。症状が出る時と出ない時で、何か違いがありそうでしょうか。その日の身体症状の有無や一日の出来事、出来事にまつわる気分などをしばらく記録してみて、身体症状が強い日とそうでない日の違いを比較してみるというのも一つの方法です。なんとなく症状が出そうな時が感覚として掴めてくれば、例えばそういった心配事のある日には頓服を多めに飲んでみたり、不安の高い仕事を軽減できるように職場に調整をお願いしたりと、対処法を考えることができます。 もちろん、今とてもしんどくて毎日辛いようであれば、無理をせずお休みするというのも一つの選択肢です。身体症状が出ていて苦しい訳ですから、決して甘えという訳ではありません。でも確かにグループホームの方のおっしゃる通り、復帰するハードルが上がってしまうという意見にも一理あるかと思います。その場合、お休み期間中に少しずつ電車や通勤への不安感を軽減できるように、練習するというのはいかがでしょうか。 先日、アマゾンプライムで「Shrink」という精神科を舞台にしたドラマを観ました。その中の第一話で、患者さんが電車に乗ると動悸・息切れが出てしまうという症状に悩まされており、不安階層表を使って不安の低い所から徐々に体を慣らしていくという練習をしていました。実際にはドラマの場面のように、主治医が付き添って一緒に練習してくれるということはないのですが、不安な状況に慣れる練習としてはとてもよく再現されているように思いました。 不安階層表とは、自分が一番不安を感じる状況を100として、1~100までで不安場面を点数化し、低い物から順番に練習していくというもので、カウンセリングの認知行動療法でよく用いられる手法です。先ほどのドラマは漫画にもなっているようですし、不安階層表についてはネットでも色々調べることができるかと思います。もしよかったら調べてみてくださいね。
身体症状や今の状態についてもう少し詳しく相談したい、不安な気持ちを誰かに聞いてほしいということがあれば、もしよろしければカウンセリングの利用も検討してみてくださいね。今の状況について第三者と振り返ってみることで、客観的に今後のことを考えることができるかもしれません。 最後になりましたが、季節の変わり目ですので、どうぞ無理をせず、体調最優先でお過ごしください。