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仕事関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.てつじはダメなヤツ
3日前
発達障害
仕事の出来なささから自分が発達障害ではないかと疑ってきました。 やはり心療内科受診したほうが良いのかな? 克服できるのか… 心配で仕事から逃げたくなる 何もかも嫌になる
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専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門コメント
2日前
自分の特性についての理解が大切です
#発達障害 #仕事関係 #ストレス
こんにちは、臨床心理士・公認心理師の滝と申します。最近、いくつかお話を投稿してくださっていましたね。お仕事など様々なことで、ストレスが溜まってお辛い様子が伝わってきました。よろしければコメントで応援させてください。
[今回の悩み]
投稿者様はお仕事でのご自分の状況から、自分は発達障害なのではないかと疑ってこられたとのこと。心療内科を受診した方が良いのか、これは克服できるものなのかと悩んでいらっしゃるようです。様々なことでストレスが重なり、何もかも嫌になってしまうような毎日なのですね。
[悩みの原因・分析]
詳しく書かれていないので想像にはなってしまいますが、普段のお仕事のやり方から発達障害ではないかと疑われているということは、不注意が多かったり、同時進行で複数のタスクをこなすのが難しかったりといったことでしょうか。もしADHD特性がある場合には、学童期から忘れ物が多かったり、集中力が持続しなかったりということがあったかもしれません。今まで専門機関にも相談してこられなかったようでしたら、ご自分でもどうしたら良いか分からず、お困りのことが今までにもたくさんあったのではないかと思います。
[やってみましょう!]
まず、心療内科を受診するかどうかですが、これは本人の困り感によります。発達的な特性があっても本人がそれをよく理解して、うまくコントロールできていれば受診の必要はありません。ただ本人が日常生活において支障が出る場合には、専門医の診察や心理・発達検査によってご自身の特性理解ができ、日常生活でどんなことに気をつければ良いかといった助言がもらえる場合があります。例えば不注意の特性が強い方にはホワイトボードを使ってタスクを見える化する、同時処理が難しい方には業務を優先順位の高いものから順に細分化し、スモールステップで一つずつこなしていく、などといった工夫です。聴覚過敏のある方だと、周りの音が気になって集中できないということもあるので、ノイズキャンセリングの耳栓をしたり、椅子や机の足に音が鳴りにくくなるような環境調整をすることもあります。 また、心療内科では発達障害による不注意や注意の持続困難等に対して、薬が処方されることもあります。ただこちらは薬を処方できる医師が専門医制なので病院によって処方できない所があったり、薬の種類によって使える年齢の制限があったりします。人によっては頭がクリアになって集中しやすくなったという方もいますが、副作用で眠気が強くなったり、食欲が減退したりといった方のお話も聞きます。ご自身の状態と合わせて、専門医とよく相談することが必要になります。 そして、克服できるのかという疑問に関してですが、発達障害については治す・克服するというよりも、うまく特性と付き合っていくことが必要になります。発達障害は脳の機能の問題ですが、全くできない訳ではなく、情報処理の仕方を練習したり、自分なりの方法で対処するコツをつかむことで改善していくことが可能になります。そのために、まずはご自分の特性を理解することが大切です。苦手なこともうまく対処してこなせるようになると自信がつき、結果として仕事の能率も上がります。
仕事のことだけでなく、その他にも心に色々な負担がかかっていると、普段から苦手に感じていることがいつも以上にこなせなくなってしまうということもあります。上手に気分転換して、うまくストレスを発散できると良いですね。 仕事でうまくできない部分についての工夫の仕方を相談したり、仕事以外でもストレスに感じていることを言葉にして吐き出すことで気持ちを整理したり、といった面では、カウンセリングも有効かと思います。よろしければご検討くださいね。どうぞストレスを溜め過ぎませんように、陰ながら応援しています。