お話を投稿してくださっためぐみちゃん様は起立性調節障害をお持ちで、以前は通院されていた所があったようです。ですがどうしても病院が苦手なところがあり、もう5か月も病院に行けていないのですね。体調が優れず、しんどい毎日を送っていることと推察できます。

病院に行くと気分の落ち込みが強く出てしまうとのことですが、その要因はどんなことが考えられるでしょうか？ 主治医の先生が苦手だったり、言いたいことが言えずにもやもやがたまってしまっていたり、そもそも外出自体が今はできない状態だったり、色々な原因が考えられると思います。その原因に応じて、対策を取ってみると良いのではないでしょうか。

〇主治医の先生との相性 こちらのアプリでの投稿でもよく見かけますが、病院といっても人と人との関係ですので、主治医の先生と相性が合わないということはよくあります。そこの病院だと落ち込んでしまうということであれば、思い切って他の病院に予約を取ってみるのも一つの方法です。もうある程度処方が決まっていて、今まで飲んでいた薬の内容が分かるお薬手帳などがあれば、それを持って別の病院に行けば同じようなお薬を出してくれるはずです。今はかなり病院の選択肢も広がっていますから、柔軟に考えてみてくださいね。 〇言いたいことが言えない 通院先でなかなか今の症状を説明できなかったり、伝えたいことをうまく伝えらられないということはよくあります。その結果モヤモヤがたまってしまって、余計気分の落ち込みがひどくなるという話も聞きます。診察時にうまく話せないようであれば伝えたいことを事前にメモしていったり、これは絶対言おうと思っていることを頭の中で整理しておいたりする等、工夫してみてください。ご家族の方から伝えてもらうというのも良いと思います。 〇外出が困難、または通院そのものに苦手意識がある そもそもどこの病院でも通院自体がだめ、ということであれば、オンライン診療や精神科の訪問診療・訪問看護など、利用できるサービスはいくつかあると思います。コロナ渦以降、オンライン診察の選択肢はかなり増え、処方箋も出してくれるという所もあるようです。また精神科の訪問診療では医師が自宅に来てくれて、必要な処置や薬の処方をしてくれます。最近では大きな病院だけでなく街中のクリニック等でも、訪問診療をやっている所をよく見かけます。外来治療の一環として保険が効きますし、自立支援医療制度を使えば自己負担は1割に軽減されます。自立支援医療についてはお住まいの自治体の担当課や、精神保健福祉センターが相談に応じてくれるかと思いますので、問い合わせてみても良いかもしれません。 病院によって訪問診療の対象地域は異なりますので、あまり通院ができない状態が続くようであれば、利用できる病院がないか調べてみても良いですね。

季節柄、気温が上がったり下がったりと変わりやすいこの時期は、起立性調節障害をお持ちの方にとってはいつも以上に体調面での不安を感じやすい時かと思います。なかなか通院できなかったり、お薬が苦手で飲めなかったりする場合には、よろしければカウンセリングの利用も検討してみてくださいね。朝の時間が辛いということであれば、深夜時間帯に対応可能な日程もあるかと思います。 体調面でのご不安が少しずつ解消され、健やかな毎日を送ることができますよう、お祈りしております。