お話の詳細
自分の性格
コーヒー豆_レベル._アイコン.りかこrikako
4日前
すぐにカッとなって感情のコントロールができなくなります。
仕事中に関しては、1度この人合わないなと思ってしまった同僚に対して、表面上で会話することはできますがあまり目を合わせたくなかったり、心の中でイライラが止まらずストレスが溜まるのが辛いです。 プライベートでは、恋人がお金にだらしないためそのことで喧嘩になると、今までの積み重ねもあり感情を抑えられず過呼吸になったり暴力を振るわないと気が済まなくなってしまいます。6秒止まって落ち着こうと思っても抑えられません。感情をコントロールするためにはどのような訓練をすれば改善されるのでしょうか。
アンガーマネジメント
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専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門コメント
3日前
イライラの背景にある気持ちをまずは自分で受け止めてみては
#アンガーマネジメント #一次感情 #二次感情
りかこrikakoさん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。イライラするとエネルギーを消耗するし、ストレスがたまってしまいますよね。もし良かったら、参考にしてみてください。
[今回の悩み]
りかこrikakoさんは職場の同僚に対して、一度合わないと感じると表面的には接することができても心の中でイライラが募り、ストレスが溜まってしまうようです。また、恋人の方とは喧嘩になると感情のコントロールが効かなくなる時があり、過呼吸になったり暴力を振るったりしてしまう程イライラをぶつけてしまうことがあるのですね。
[悩みの原因・分析]
アンガーコントロールについては、一次感情・二次感情という考え方があります。人は怒りの感情が起きた時に、その裏では「寂しさ」「不安」「悔しさ」「悲しさ」といった「一次感情」が起きています。その結果「二次感情」としての怒りが沸き上がってくる訳ですが、その「一次感情」をまずは自分自身で受け止め、起きたことを別の視点でとらえ直してあげるのも一つの方法です。具体的な方法を、少し考えてみましょう。
[やってみましょう!]
例えば電話対応で何か文句を言われた時に、自分を責められたという不安が一次感情として生じ、その結果自分を守る手段として二次感情である怒りや、攻撃的な言動が出てくることがあります。そこで少し離れた所から客観的な視点を持って見てみると、責められたのは商品の不具合であって自分自身ではない、悪いのは会社の製品や対応であって自分自身の人格を否定されたのではないといった肯定的な考え方に持っていける可能性があります。同じように、誰かに約束をキャンセルされた時に「私のことが嫌いなんだ」「私と一緒に時間を過ごしたくないんだ」という寂しさ・悲しさから相手への怒りの感情が湧いてきたとしても、他の視点でとらえ直してみて「単に忙しかっただけかもしれない」「早めに連絡をくれたということは、私のことを大切に思ってくれている証拠」と、別の可能性を探ってみることができます。怒りの感情が湧いた時にすぐに他の視点に切り替えるのは難しいかもしれませんが、気持ちが落ち着いた時に振り返るクセをつけるだけでも、アンガーコントロールの良い練習になるのではないでしょうか。 恋人の方に対しては、お金の使い方について今まで何回も伝えたことを聞き入れてくれず自分のことをいい加減に扱われたと感じて「寂しかった」、2人の将来を考えて「不安だった」、などの気持ちが怒りをぶつける前に心の中に沸き上がっているかもしれません。その気持ちを、落ち着いた時に主語を自分にして「寂しかった」「不安だった」と伝えてみると、相手を責めることなくコミュニケーションを取ることができます。 大切なのは、怒りの裏にあった自分の中の一次感情である「不安」や「寂しさ」をまずは自分自身で受け止めてあげることです。こんなことが不安だったんだな、寂しかったんだな、と肯定してあげて、気分転換の時間を取るなど十分に自分を労わってあげてほしいと思います。 職場で苦手な方とは、表面的に接するという対策を取れているのですね。ご自分の心を守る適応方法として、とても良いと思います。心の中ではストレスが溜まっていってしまうかもしれませんが、同じような立場にいる人と愚痴を言い合ったり、外でお友達とおしゃべりをしたりして、うまく発散できると良いですね。また、頭の中で自分の顔の前に仮面や壁を作って、何か言われた時や会話をしたくない時にその仮面・壁で全部ガードして跳ね返すようなイメージを描くというのも苦手な相手との接し方の一つです。頭の中だけでも跳ね返すイメージを持つと、あまり心に負荷がかからずストレスが溜まりにくくなるかもしれません。
なかなかすぐにコントロールするのは難しいかもしれませんが、気持ちが穏やかな時に、イライラした時のことを振り返って練習するだけでも、次に繋がる大きな一歩になるかと思います。感情の扱い方やアンガーコントロールについてもう少し相談したい、一緒に練習してみたいということがありましたら、カウンセリングの利用も検討してみてくださいね。りかこrikakoさんが感情の波に振り回されず、心穏やかな毎日を送れることを祈っています。