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自由
とある学生
1ヶ月前
就活で質問内容に 3,5,10年後どのような仕事をしているか? って意味わからない。 知らないよ。分かるわけない。
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おかざわけんじ さんの専門コメント
1ヶ月前
ありがちな質問には、慣れておきましょう。
#職業観 #想像性 #意欲
とある学生さん、こんにちは。産業カウンセラー、キャリアコンサルタントのおかざわです。投稿ありがとうございます。就活、大変ですね。ただでさえ緊張しているのに、訳の分からない質問をされて困惑されていると思います。 私は以前、企業で人材開発の仕事をしており、入社試験の面接官もやっておりましたので、参考程度に説明させていただきますね。
[今回の悩み]
とある学生さんは、終活の面接の時に面接官から問いかけられた内容について、その意図が汲み取れずに戸惑ってらっしゃるのですね。考えられるだけの準備をして終活に臨まれているけど、自分が考えてもいなかった質問をされて、「知らないし、分かるわけない」と困惑されているようですね。
[悩みの原因・分析]
「3,5,10年度どのような仕事をしているか?」というのは、就活面接では比較的聞かれやすい質問です。聞かれた方は。「これから仕事に就こうとしているところで、仕事の内容も分かってないのに3年後や5年後、ましてや10年後なんて分かる訳ないでしょ!」と感じられるのはごもっともです。 では、なぜ面接官がこの質問をするのか?それは、事実としての未来ではなく、就活生自身が、自分の未来にどんなイメージを持っているか、つまりその人の職業観について聞いています。 従って、聞いているのは実際の仕事内容ではなく、心構えや立場がどう変わって行くイメージを持っているかを聞いています。
[やってみましょう!]
職業観について質問しているのですから、答えとしては、「それぞれの期間でどの様に成長していたいか」について答えられればOKです。通常、一般的な企業では、入社から3年目程度はOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)期間として位置付けています。この期間は、先輩や上司の指導を受けながら、仕事の基礎を理解することが求められます。 そして、5年目というのは中堅社員という位置づけです。自分の仕事は把握し、独り立ちできるようになる。そして、今度は先輩社員として後輩の指導をすることも求められるようになります。 10年目だと、大学卒で32歳。職種にもよりますが、主任や係長(副長)といった指導職から中間管理職になる年代です。ここでは、組織や一つの仕事を任される立場になりますので、リーダーシップが求められるようになります。リーダーシップは、先頭に立って組織を引っ張る牽引型や、後ろから見守るように組織を纏めるサーバント型などがあります。 このぐらいが大企業の場合の一般的な流れですので、それぞれの期間にどんな自分になっていたいかを答えられればOKです。 もちろん、入社年数ごとに求められる資質については、職種によっても大きく異なります。スタートアップ企業であれば、誰かが教えてくれるというより、本人の創造性や瞬発力を求められることもあるでしょうし、中小企業であれば即戦力としての活躍を求められることもあります。 従って、とある学生さんが目指す就職先が、どんな企業でどんな社員イメージを持っているかを把握するのが第一です。
就活について、誰かのアドバイスを必要とするようであれば、一度カウンセリングの利用も検討してみてください。キャリアコンサルタントの資格・スキルを持っているカウンセラーであれば、とある学生さんに有益なお話もできると思います。また、模擬面接をやってみるのも効果的だと思います。 言葉に出せる少しの勇気を持てたなら、いつでもご相談ください。とある学生さんのご相談をお待ちしております。