お話の詳細
自分の性格
コーヒー豆_レベル._アイコン.ささきこはる
25日前
人の目が気になる
今の職場に勤めて10年になります。 世間一般では10年というのは順当にステップアップして、ある程度出世している年数かと思いますが、私は副主任止まり。 しかも7、8年前に前の部署でお情けで出世させてもらえたようなものだと思ってます(その部署の事務員が少なくなり、私が兼任することになったため、お情けで役職がついたのだと思います) 10年間色んな部署を転々とし、今の部署は5年くらいいますが、先日後輩が私の上司になりました。 後輩に先を越されるなんて世の中沢山あると思いますが、周りの人から「仕事が出来ない」「後輩に抜かされるなんて可哀想」と思われてるのでは無いかと不安です(後輩が上司になるだろうとは思っていたので、ショックではありましたが、今ではフォロー出来るように心がけています。) また、私はイラッとするとすぐ感情がカッとなってしまい、未だに電話対応を失敗しますし、考え方も幼稚な部分もあり(褒められたい、感謝されたい、認められたい…など)もう40にもなるのに嫉妬や嫉みばかりで、感情をコントロール出来ない自分が情けないです。 アンガーマネジメントでよくある6秒我慢するということもやったことがありますが、その6秒間考えてしまい、さらにイライラするだけでした。 人の評価を気にしてしまい、自分でマイナスのことを考えてさらにネガティブになってしまう自分が嫌いです。 人の目が気にならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。 また、感情のコントロールが出来るようにするにはどこに気をつけるべきでしょうか。 周りに相談したくても、あまりにも幼稚な悩みで言えません…。
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専門家プロフィール
中西 由利子 さんの専門コメント
24日前
素直な気持ちを受け止めつつ、今できていることに意識を向けてみる
#仕事 #怒り #コントロール #アンガーマネジメント #性格
ささきこはるさん、こんにちは。初めまして、臨床心理士・公認心理師の中西と申します。10年間勤めていらっしゃる職場での出来事を通して、ご自身の不安や怒りの気持ちになんとか対処しようとしてこられているのだなと感じました。少しでもささきこはるさんのお役に立てたらと思い、コメントをさせていただきました。
[今回の悩み]
10年間一生懸命働いてきた職場で、後輩の方が先輩になったということで、ショックな気持ちや不安な気持ちが出てきたのですね。その出来事をきっかけに、これまでも感じていた「人の目が気になるところ」や「感情がカッとなりやすいところ」、「ネガティブになってしまうところ」がさらに強く感じられるようになった状況のように感じられます。そんなご自身に対して否定的なお気持ちもあられるようで、辛い状況のように思います。そのような状況をなんとかしようとして、工夫するけれど、6秒ルールはうまく行った感じがしなかったのですね。工夫するけれどうまく行った感じがしないと、どうしたらいいかわからなくなってしまうこともあるかもしれませんね。
[悩みの原因・分析]
確かに、後輩から先を越されるというのは、この世の中たくさんあることではありますよね。後輩の方の力も認めているとはいえ、やはりショックな気持ちや不安な気持ちがでてくるのは自然なことなのではないかなと思います。それにも関わらず、後輩の方をサポートしようとされているのは、ささきこはるさんの素敵なところなのだろうと感じます。周りの人から「仕事が出来ない」「後輩に抜かされるなんて可哀想」と思われてるのではないかと考え不安な気持ちになるとのことですが、ささきこはるさんがご自身に対して感じていることだったりするでしょうか? 「褒められたい」「認められたい」というのは、自然な感情だと思います。そのような気持ちがあるからこそ、頑張ってこれたのもあるのではないかな?と思います。嫉妬や妬みも、抱えているのはしんどい感情だったりしますが、向上心を持たせてくれたりもする大事な感情だったりもします。そのような気持ちに気づいて、向き合っていらっしゃるのは、ささきこはるさんの強みでもあると思います。怒りの気持ちをコントロールするのには、自分自身で怒りの気持ちがあることに気づいている必要がありますので、怒りの気持ちがあることに気づいているささきこはるさんは、コントロールするための第一段階はクリアしていらっしゃるように思います。
[やってみましょう!]
怒りや嫉妬、妬み、不安の感情は抱えているとしんどいので、否定したくなるのですが、まずは、ささきこはるさんの素直な気持ちを認めてあげてもらえたらと思います。「こういうことがあると怒っちゃうよね」「不安になるよね」「いいな~と思うよね」などと、まずは受け止めることが大事です。そして、余裕があるときに、どうして怒りたくなったのかを時系列で整理してみると、ご自身の怒りのパターンが発見できるかもしれません。そうすると、冷静になれたり、気持ちが落ち着いたり、どうすればいいかが分かったりすることもあります。 他の人の評価が気になることについては、それが頑張るエネルギーになる場合もあるので、否定しなくてもいいのではないかなと思います。それでも、評価が気になる方が強くなると不安な気持ちが大きくなってしまってしんどくなったりしますよね。周りの評価が気になっていることに気づいたら、ささきこはるさんが今できていること、今していることに意識を戻すようにすると良いかもしれません。ご自身を否定する考えが出てきたときも、今できていること、今していることに意識を向けてもらうと、少しずつ不安な気持ちや考えと距離を取ることができてくるのではないかなと思います。
ご自身でなんとか対処しようとされているのは、ささきこはるさんの強みでもあると思います。ただ、ストレスになるような出来事が重なったりした場合は、お一人で対処するのがしんどくなることがあるかもしれません。カウンセリングでは、ささきこはるさんに合うような対処法を一緒に考えることができますし、不安のコントロールを一緒に練習することができますので、カウンセリングも対処の一つとして選択肢に入れていただけたらと思います。 ささきこはるさんが、ささきこはるさんらしく過ごしていかれることを心よりお祈りしております。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。