お話の詳細
自由
匿名さん
2ヶ月前
人生に「生きる意味」なんてものは無いと思っている。 宇宙が誕生して、地球が誕生して、生命ができて、人類が誕生して、それらはすべて偶然が重なったものであって、なにか目的があるものでは無い。自分の命もそれと同じで、たまたま生まれてきただけであるわけだから、そもそもの意味があるわけでもないし、ましてや生きる目的なんてものも無いわけだ。 他の生き物はどうやって人生を認識しているのか気になるが、おそらく今現在の一瞬一瞬を生存するために選択し続けているんだろう。 ただ、私は人生の意味や目的を考えてしまう。自分の存在意義を考えて、存在していても無意味だと、消えてしまいたいとさえ思う。 人生には「生きる意味」や「生きる目的」がないからこそ、それを見い出すのが面白い、というのも分かる。が、そこまでの気力にもっていけない。だってそれって、その人の考え次第じゃないか。 楽しいことも、面白いことも、日常にはある。 しかし、常に隣には希死念慮がずっといる気がする。 変わった人である自分を認めて受け入れて歩こうとする自分と、"ふつう"になるのを諦められずに変な自分を嫌悪し続けて攻撃したくなってしまう自分とでせめぎ合っている。 スッと割り切れるものではなく、そういう中途半端なのも人間らしい、とは今この瞬間は思えるけれど、おそらくすぐに頭を抱えて丁寧に悩みはじめるだろう。贅沢な人だ。 考え過ぎるがゆえに苦しんでいるから、ほどほどにすればいい。 それも分かる、けれど、考え過ぎた結果、自分のような不器用な人に寄り添うことができた。今の苦しみから逃げたら、ただの考え無しになってしまうかも、その人たちに寄り添えなくなってしまうかも。そうしたら、今よりももっと、存在する意義なんて無くなる。 苦しみたくない。傷つきたくない。 でもそれ以上に、自分のような苦しみをもつ人の気持ちに気づける人でいたい。傷つけたくない。 私が、私の存在に救われることはないけれど、私の存在によって安心してもらえることがあればいいな。今はそう思う。
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