unixさんは現在高校１年生の息子さんと二人暮らしとのこと。 息子さんは中学生のころから不登校で、現在もほとんどの時間をベッドで過ごされているのですね。 高校生という年齢を考えると、少しずつでも将来のことを視野に入れて動き出してほしい年齢ですよね。 なのにゲームばかりしていて、病院に連れて行ったり本を読むなど、unixさんができる限りの行動をとってみたけれどもどれも効果を感じられず、ゲームをしてばかりの息子さんに最近では絶望を感じたり嫌悪感まで抱くようになってしまった。おつらいですよね。。 そしてそんな感情を抱いてしまうご自身にも、親として未熟であるように感じてしまい、ご自分の息子さんへの愛情は条件付きのものであるように感じられてしまっているのですね。 そして今は１日でも早く別々に暮らしたいというお気持ちも抱かれていて、遠くに逃げ出したいようなお気持ちなのですね。

投稿を読ませていただいて、unixさんが息子さんとお二人の暮らしの中で、本当に息子さんの将来を含めたいろいろなことを悩まれ、不安に思い、葛藤されている状況を想像しました。そしてほとんどの時間をベッドで過ごし、ゲームばかりしている息子さんと二人で、息の詰まるような毎日を送られているように感じます。遠くに逃げたいというお気持ちが湧くのも、自然なことかなと思います。 息子さんが不登校になられた原因はわかりませんが（もっとも、必ずしも明確な原因があることばかりではありませんね）、息子さんは長いこと現実逃避をされているようですね。ゲームの世界というのは当たり前ですが仮想空間で、そこに浸っている間は現実の嫌なこと、考えなければならないことや日常のやるべきことから目を逸らし、ある種思考を停止させておける時間となります。 しかも”何もしていない”よりは”ゲームをしている”という何かしら行動している感じも持てて、ただただ今息子さんがどうにかしたい目の前にある現実をゲームという時間で埋めることができてしまいますね。 そしてそんな我が子の姿を見て、平常心でいられる親はなかなかいないと思います。 いっときであれば、unixさんが書かれているように、明るく振る舞うこともできるかもしれません。 しかし息子さんのように数年に渡ることとなると、当然その子の将来も心配になりますし、不安やいら立ち、何とかしてあげたい、何とかしてほしいといった葛藤も生じてくるでしょう。いっそすべてが夢であって朝起きたら元気に外の世界に出かけていく息子さんの姿があったらいいのにと思うこともあるかもしれません。 そして親なのにそんな風に感じてしまう自分自身に対してもショックを受け、ますます暗い感情の渦に飲み込まれていくような感覚でしょうか。 親だから、どんな子であっても愛し、明るい心で向き合ってあげたいと思ってしまうお気持ちもよくわかります。 しかし、我が子だからこそ、期待もするし、こうであってほしいと願ってしまうのが親の心というものかなと思います。 そしてunixさんが抱かれているすべての感情が、子どもを育てている親なら自然と湧いてくるものなのではないかなと感じます。 なぜならば、その感情はすべて息子さんのことを思えばこそではないかと思うからです。

息子さんに対して抱いている感情の根本は何でしょうか。 もちろん投稿に書かれている「好きな音楽を口ずさんだ時に怒鳴られた」ときに湧くものは怒りだったりいら立ちだったり、息子さんに対する嫌悪感のようなものでしょう。 しかし、その大元には、ゲームばかりしている息子さんに対する心配や不安があるからこそ、ゲーム音が聴こえることで生じる負の感情をどうにかしたいというunixさんの想いがあったはずです。 そしてその想いはすべて、親としての愛情と呼べるものではないでしょうか。 先に書いたように、今息子さんは将来のことや日常の中でやるべきことといったいろいろなことから逃避している状態かと思います。 きっと息子さんが逃避している分、unixさんがまるで代わりに悩んでいるかのように苦しんでしまっているのではないでしょうか。 家族、特に親子というのはそのくらい切り離せないところがあり、息子さんにとってもunixさんとの心理的な境界線が曖昧になってしまっているのかもしれません。 何も言わなくても（言っているかもしれませんが）食事を用意してくれて、身の回りの家事をしてくれる。 今の息子さんにとっては当たり前に感じられているかもしれないことも、実際は決して当たり前ではありませんよね。 今すぐには難しくても、いつか息子さんがそのことに気づいて、unixさんに感謝を抱けるようになるといいなと思います。 unixさんご自身も、やっていることは変わらなくても、ご自身と息子さんのことを少し切り離して考えることを意識してみるといいかもしれません。 そして、もし可能であれば、例えば、休日に”息子がいるから家にいよう”と思うようなことがこれまであったとしたら、ご自身のやりたいと思うことをしてみる、ちょっとお散歩に出かけるなど、unixさんが息子さんのことで頭を悩ませる時間から少し離れる時間を作ってみるのもいいかもしれません。 心理的な境界線が曖昧だからこそ、一方が少しでも変わるともう一方もそれに影響されて変わっていく、ということは家族間ではままあることです。 そうはいっても息子さんのことは心配ですよね。 息子さんも心のどこかでは、このままではいけないと理解されているのではないかなと思います。 しかし今の生活を変える勇気が出ない、一歩外に出るという気力が湧かない状態なのかもしれません。 苦しいですが、息子さんなりの前進する力を信じて最終的には見守ることくらいしかできないんですよね。 現実逃避とはいえ、それだけ長い時間をゲームに費やせるということは、息子さんにとって少なくとも何かしら興味の持てることでもあるのだと思います。 いつもされているゲームには何か一貫性がありますか？ 例えば、ＲＰＧのようなものであれば、そこに広がる世界というのはどんなものでしょうか。 息子さんが今感じているお気持ちを知る何かしらの手がかりが、そこからつかめるかもしれません。 現状を劇的に変えることは難しいかもしれませんが、少しずつでも何かが変わっていくことを私も祈っております。

息子さんとの二人暮らしとのことで、なかなか気分転換をすることも難しいかと思います。 日々の不満や愚痴でも構いません。unixさんのお気持ちを吐露する場があることで、少し気持ちが軽くなることもあるかと思います。 もしご興味ありましたら、カウンセリングも利用してみてください。 unixさんと息子さんの明日が、今日よりも少し軽やかなものになることを陰ながら応援させていただきます。