子どもの頃のトラウマ
幼稚園生の頃だったと思う。家族で旅行に行ったとき
サービスエリアで母とトイレに行った。
ひとりでトイレに入ることができる頃であったため母と別々のトイレに入り私が先に終えたのだと思う。
トイレから出たら母がおらずどこへ行ったか探しに出てしまった。幼い時分ゆえ心細く半分泣きながら母を探していた。
きっと数分の出来事だったのだろうが当時はかなり長い間母を探していたように感じた。
母は必死に探してくれていたようで会えたときはとても嬉しかったし、母の動揺もみてとれた。
その後父親と合流するのだが
父は母に向かって
「なぜ子ども(私のこと)をちゃんと見ていなかったのか、俺は(一連の流れを)ずっと見ていた」と叱咤した。
私は見ていたなら助けろよ、母にあたるなと父へ反感を抱いた。
それ以来父親が嫌いだ
父と母は10歳以上の年の差婚なので、父は家長制度を重んじているいわゆる昔の人である。きっとこのことを悪いとも思っていないし忘れてさえいるかもしれない。しかし私は覚えている。
今これを思い出しているが涙が溢れてしまった。
ひたすら母への感謝と親になる人々へ子どもは些細なことでも覚えていると啓蒙したい