中学2年生の秋ごろから、いじめと思われるようなことをされるようになったとのこと、その前から違和感は抱きつつも、我慢して過ごされてきたのですね。 石や消しカスを投げられる、嫌な感じで何かを言ってくるなど、教室にいたくないと思って当然のことをされてきたのですね。 今、なる412さんは保健室登校をされているとのことですが、先生たちに対して申し訳ないような気持ちになってしまう、でも教室に入るのも怖いのですね。 大人数の場が苦手で、教室のような行き場のない場所では頭痛や吐き気、呼吸の乱れなどの身体症状も出てしまうのですね。 心身ともに、本当におつらい状況が続いていると思います。よくここまで耐えてきましたね。 そして最近では、死について考えることが増えてきているのですね。 人前では元気に振舞っていて、お友達からも「元気そう」と言われているとのこと。これほどまでに追い詰められている状態を表には出さない、もしくは出せずにいるのですね。

なる412さんが書かれているように、お悩みの根底にはいじめがあるでしょう。 そしてどんな理由があれ、いじめというのは認められていいものではないと私は考えます。 アドラー心理学について書かれた「嫌われる勇気」という本の中に、「10人の人がいたら、1人はどんなことをしてもあなたのことを嫌い、2人はお互いにすべてを受け入れて親友になれる、他の7人はどちらでもない」というユダヤ教の教えが載っています。 世の中の人すべてが自分の味方になるなんてことはないし、それと同じように、みんながみんな敵になるということもないというのが、本来の人間関係であると私も感じます。 しかし学校、そしてその中のクラスというのはまた特殊な場で、人が誰しも持っている”嫌われたくない”という欲望によって、より強い圧力に流されてしまう人が多くなることもあるでしょう。そしてまた、クラスという閉ざされた空間の中に流れる”いじめ”という独特の雰囲気というのは、強い孤独感を感じさせ、逃げ場のない苦しみを抱かせますね。

まず、なる412さんはここまでよく耐えてこられたと本当に思います。 保健室登校でもなんでもいいんです。先生たちに申し訳ないなんて思う必要もありません。 きっとなる412さんは、先生たちは教室に行ってほしいんだろうな、と他者の気持ちを推測したり、汲み取ったりして、でもその通りに動くことのできないご自分のことも責めてしまっているのかもしれませんね。 でも、見方を変えれば、そのいじめという状況はなる412さんのせいではないんです。 先にも書いたように、誰しも誰かしらの反発を受ける可能性はありますが、だからといっていじめを受けていいという理由には絶対になりません。（つまり嫌いな相手がいるのは仕方がないけれど、その相手をいじめていいという理由にはならないということです。） そしてその状況が解決してもいないのに、その教室に行かなければいけないなんてことはないのです。 なる412さんが心穏やかに、少しでも安心して過ごせる場所はあるでしょうか。 ご相談できるお友達がいらっしゃるとのことでしたが、その方とは安心してお話しすることが出来ていますか？ 特定の場で、頭痛や吐き気、息苦しさのような身体症状が出てしまうのも、その場がなる412さんにとって危険な場だと認識されているからでしょう。 そしてそうした認識が長く強く続くと、その場から逃げたい、逃げなればという思考も強くなって、死という考えに繋がってしまっているのではと推測します。 つらいときは休んでいいんです。無理してそんな場にい続ける必要もありません。 なる412さんの心と体は今、強いストレスと危機感によってすり減ってしまっている状態だと思われます。 できるだけ心を落ち着けて、リラックスして過ごせる場に身を置くことを優先してください。 ご家族、お友達、学校の先生や職員さんなど、どなたでも構いません。ご相談できる方がいらっしゃるならば、我慢せずにお話しましょう。 すぐに解決には結びつかなくても、人に話を聞いてもらうだけでもいくらか心は落ち着きを取り戻すことが出来ます。

つらい状況に対して、一人で耐え忍ぶというのはなかなかできることではありませんし、その結果、心と体を蝕んでしまうことは多くあります。 まわりの方には話しづらいなど、第三者的な存在に話す方が楽だという場合もあるかもしれません。 そんなときはカウンセラーを頼ってみてください。 なる412さんのお心に寄り添って、少しでも気持ちが楽になるようお話を伺わせていただきます。