「さんさん」さんは現在、暑くもないのに汗がたくさん出てしまうという症状に悩まされているとのこと。最近の他の投稿も拝見したのですが、生理痛もいつもよりひどいようですね。今はいかがでしょうか。少しは緩和されていると良いのですが、症状が続くようだと心配ですし、日常生活にも支障をきたしてしまいますよね。

汗がたくさん出てしまうという症状に悩まされている方は実はけっこう多いのですが、原因は人それぞれのようです。 一つ目は、ストレスによって汗をかいてしまうケースです。強いストレス状況に置かれて自律神経が乱れ、汗をたくさんかいてしまったり、緊張して手や脇の下に急に汗がどっと出てきてしまったりといった状態になります。ストレスや不安を感じると自律神経が乱れやすくなりますので、自分で調整ができなくなってしまい、ほてったり汗をかきやすくなります。 二つ目は、更年期症状によるものです。更年期というと40代以降の方に出る症状のように感じますが、若い方でもホルモンバランスの乱れにより更年期と似たような症状が出ることもあります。こちらもやはりストレスによってホルモンバランスが乱れていることもありますし、原因のはっきりしない若年性更年期の場合もあります。 三つ目目は、甲状腺機能の異常によるものです。一般的にはバセドウ病と呼ばれているものですが、甲状腺機能が亢進すると、動悸が激しくなったり、汗をたくさんかいたりします。脈拍が早くなって常にマラソンをしているような状態になるので、体が疲れやすく、体重が減少します。逆に甲状腺機能が低下すると、脈が遅くなったり、代謝が悪くなって体重が増えたりします。

いくつか書いてしまって逆に不安を感じさせてしまったかもしれませんが、ご心配が続くようであれば、まずは一度病院で相談してみることです。 生理痛もひどいようですので、そちらも合わせて婦人科でみてもらうか、甲状腺機能のチェックも兼ねて内科で血液検査をしてもらうか、ご自身の症状に合わせて受診されると良いかと思います。何もなければ安心できますし、もし何か原因が見つかった場合には早めの対処が可能になります。 また、自律神経やホルモンバランスの乱れはストレスによるものが大きいですので、なるべくリラックスできる環境を作るようにして、ストレスをためないようにする工夫が大切です。お忙しい毎日の中で、なかなかストレスに対処するのは難しいとは思いますが、ぜひご自分なりのリラックス方法を見つけて上手に気分転換してほしいなと思います。

ストレスをためないようにするには、不安なことをなるべく一人で抱えずに身近な人に相談したり、こういった場で吐き出したりといったことも良い方法です。また、カウンセリングでご自身の性格や今の気持ち、お悩みを振り返って一緒に考えていくということも役に立つかと思います。もちろんこちらでもカウンセリングサービスを提供していますので、よろしければご利用を検討してみてくださいね。「さんさん」さんの身体症状が少しでも和らぎ、心穏やかに毎日を送ることができますよう、願っています。