お話の詳細
家族関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.ryuna0416
15日前
ペットロス、その後について
みなさんは、ものすごく可愛がったペットちゃんが亡くなってしまったあと、ペットロスをどう乗り越えましたか? 私は仕事が辛い時、生きがいになる対象が欲しくて、(私が25のとき)うさぎさん🐰女の子をお迎えしました。仕事ができなくて、このまま生きてても仕方ない、この状況が良くならなかったら、30歳くらいで人生に方をつけようと思ってました。 お迎えしてからは、初めての哺乳類のペット、可愛くて可愛くて、この子のためにつらいお仕事も頑張ろうと思えました。 だんだん我が娘のように思えてきて、言葉はなくてもなんでも通じ合えるツーカーの仲になりました。 そのころにはもう、私は30歳を越えていて、人生ドロップアウトは考えなくなっていました。 しかし10歳を過ぎて、だんだんヨボヨボとしてくるわが娘。最期の3ヶ月ほど、食事などの介護をしました。 2022年4月7日、とうとう起き上がれなくなり、4月8日、息を引き取りました。 4月ごろは普通に仕事も出来てきたのですが、5月、6月、7月と、だんだん仕事が上手くいかなくなりました。そして10月にお仕事は解雇となり、それから今までずーっと無職です。 さみしいので、6月11日、新しくうさちゃん🐰をお迎えしました。 しかし、考えてしまうんです。「この子も、10年くらいでいなくなってしまう…」 生きがいを託すには、うさぎさんの寿命は短いですよね。私は前の子に、生きがいを託して、依存までしていたのではないかと思っています。 あまりにも愛しすぎると、亡くなったあとの虚無感、絶望感が、どーっとやって来て、メンタルがとんでもなくやられてしまう。 「ペットを愛することは無駄なのか?」 「愛しても先に死んでしまうのに、一生懸命愛したってしょうがないんじゃ?」 など、すごく考えてしまいます。 今目の前にいるこの子を愛したい気持ち、でもそんなに依存してはいけない気持ち、この子にかける愛情、自分の状況、色々なことにぐるぐる思考を持っていかれて苦しいです。 どなたか、アドバイスをお願いします。
無気力不安トラウマうつ中毒_執着
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専門家プロフィール
滝 真樹子 さんの専門コメント
15日前
ペットロスの乗り越え方
#ペットロス #対象喪失 #無気力 #抑うつ
ryuna0416さん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の滝と申します。投稿を拝見し、大切な存在を失うことへの葛藤に苦しんでいる様子が切実に伝わってきて、何かお力になれることがないかと思い、コメントさせて頂きました。
[今回の悩み]
ryuna0416さんはお仕事が大変な状況の時、何か生きがいになるものはないかと女の子のうさぎさんをお迎えし、その子をずっと支えになんとか頑張ってこられたとのこと。色々なことに疲れて人生に区切りをつけてしまおうと思われるほど苦しかった時も、その子の存在があったおかげでどうにか乗り越えてこられたのですね。ryuna0416さんにとってその子が本当に大切で大きな存在であったことが伝わってきます。 ところが10年程一緒に過ごした後、うさぎさんが寿命を迎え、介護の末に亡くなってしまった。本当にお辛い経験だったと思います。その後はお仕事も続けられなくしまうしまう程メンタルの調子が崩れ、新しいうさぎさんをお迎えしたものの、亡くなってしまった時の絶望感を考えるとその子を愛して大切にしたい気持ちはある一方で、依存してしまってはいけないのではないかと悩んでいらっしゃるのですね。愛したい気持ちとそうしてはいけないような気持ちの間で揺れ動き、様々なことが頭の中でぐるぐるしてしまい、葛藤状態にあるようです。
[悩みの原因・分析]
通常、大切な家族やペットなどの身近な存在を亡くした場合には、以下のようなプロセスを辿ると言われています。 ①激しいショックから現実を受け入れられず、失ったことを認められない「否認」。怒りやパニックなどの反応が出ることもある。 ②徐々に亡くなったことを受け入れていくものの、それにより激しい悲しみや無気力感に襲われる「絶望」。 ③悲しみを十分に経験した上で亡くなった大切な存在への感情は良い思い出に変わり、少しずつ前向きに新しい関係を築いていこうとする「脱愛着」。 こうしたプロセスをうまく経ることができると、長期間苦しむことはなく、新しい対象とも良い関係を築いていくことができます。ですが、数か月経ってもなかなか喪失の悲しみから抜けられない場合には、このプロセスがうまくいっておらず、なかなか前向きに新しい環境に入っていけないということが起こります。ryuna0416さんの場合は2022年の4月にうさぎさんが亡くなってしまってから、もう2年以上も深い悲しみと葛藤に悩まされていることになりますね。本当に辛く、痛みを伴う時間だったと思います。
[やってみましょう!]
新しく迎えたうさぎさんを可愛がって愛したい気持ちと、その後の絶望を考えてどこかで心にセーブをかけてしまう気持ち。どのように心の揺れ動きを解決していったら良いでしょうか。いくつか考えられることをお伝えさせていただきますね。 ・同じような立場にいる人と体験を共有する 大切なペットを失い、心の拠り所や生きがいを失ってどうしたら良いか分からないという方はたくさんいらっしゃいますし、自然な感情の流れです。ペットロスの会やネット上でのオンラインの繋がりを活用して、同じような体験をした方と気持ちを共有してみるのも、一つの方法かと思います。他の方の気持ちや体験を聞いて交流することで、こちらも自由で素直な感情をお話することができるかもしれません。 ・しっかりと悲しみを表現する 病院のグリーフケア外来等でも重要とされていることですが、大事な存在を失った後の不調が長引く場合には、しっかりと悲しみを表現できていないというケースがあります。もちろん、思い出すのが辛い時や、悲しみを表現できる安全な場が確保されていない場合には、無理に悲しみを表現する必要はありません。ですが、はじめは麻痺していた感情が徐々に湧き出してきたタイミングでは、しっかりとその悲しみを体験し尽くすことが大事です。その子と一緒に訪れた思い出の場所に行ってみたり、思い出の写真を集めてアルバムを作ってみたりと、目に見える形で振り返ってみることも効果があるかもしれません。 ・カウンセリングを活用する 新しい子を迎えたことによる葛藤は、やはり一人で抱えていると混沌としてどうしようもない感情に呑み込まれたままになってしまう可能性があります。そうした思いを言葉にして誰かに語り、受け止められることを通じて、ご自身の内面を改めて見つめ直すことができます。もちろん、こうした場でお悩みを言葉にして表現して頂くだけでも、葛藤の解決に向けた大きな一歩だと思います。
ペットを飼うことになったもともとの理由は、仕事が辛い時に生きがいを求めて、ということでした。普段の生活がストレスフルな状態であったが故に、唯一の心の支えとなっていたうさぎさんに依存してしまい、またその状態に戻るのが怖いというのが根底にあるように見受けられます。ペットロスの問題だけでなく、かつてのお仕事や、ドロップアウトしてしまおうかとまで考えていた人生の捉え方についても今一度振り返るために、カウンセリングを検討されてみても良いかもしれません。