Tyoppiさんのお悩みは、自分でも理由が分からないけど学校に行けなくなってしまった。朝になると”怖くて“何もできない。 そのご自身の体調、状況を周囲に理解されず、ご両親は「甘えているだけ」と考えて怒鳴ってくる。 妹さんも含めて自分のことで大きな声で喧嘩していることがしんどいし申し訳ないと感じていらっしゃる。 　簡易診断を受けても「病院に行くべき」となるのに、それをご両親にも言えず、一人で悩まれているということですね。

　Tyoppiさんがご自身で仰っているように、学校も部活も頑張って行かなきゃと思うのに“行けない”という苦しい状況なんですね。 思い当たる理由もないのに“怖くて”何もできない。 それをご家族に理解してもらえないのは、本当に辛いこととお察しいたします。 学校の先生が理解を示してくれるのはまだ救いですが、現状では保健室登校も出来そうもないという状況なんですね。 原因については、学校生活での何かの出来事がきっかけ（トラウマ）になっているのかもしれないし、また、体調の不良がメンタル面に影響していることも考えられます。 そして、その様な辛さを、一番身近なご家族に理解して貰えないのは本当に苦しいですよね。 ご両親の年齢も分からないので言い切るのは難しいですが、昭和の時代であれば、「学校に行かないのは甘えているから」「体が辛いなら夜だけ元気になるのはおかしい」と考えていましたね。 私の父親も非常に厳しい人だったので、熱が３８℃以上あった時も、「そんなのは気の持ちようだ。学校に行けば治る」と家を出されました。今なら虐待と言われそうですが、高度成長期の日本では、「弱音を吐くことはダメ人間のすること」「気合を入れれば何でもできる」という価値観が蔓延していました。 ご両親と妹さんの喧嘩というのは、もしかしてその辺の価値観の相違であり、妹さんはTyoppiさんの状況にご理解を示されているのでしょうか？

病的なレベルかどうかはさておき、「朝になると“怖い”という気持ちが沸き起こる」「楽しみを感じていた行動も出来なくなる」「夜になると徐々に元気になる」という症状があるということですね。 その症状からすると、ご本人も診断でお感じのように、軽度のうつ状態にあると感じられます。症状が軽度である場合は周囲にも理解を得にくく、お一人で苦しみ、症状を悪化させてしまうケースも見られます。 まずはお近くのメンタルクリニックや心療内科を受診し、今の症状についてきちんと診断していただくことをお勧めします。 ご両親の世代は、世間体などを気にして心療内科などの受診を良く思われないことも想定されます。その場合には、まずは学校の先生に相談し、先生からご両親にお話しいただくのが早道かもしれません。 そして、ご自身でできる考え方もお伝えいたしますね。 一つ目 　もしTyoppiさんが、学校や部活は行かなければいけないものと考えてらっしゃるとすれば、この場では一旦脇に置いてみましょう。人は「〇〇しなきゃいけない」と思った瞬間に、それを出来ない、あるいはしたくない条件に蓋をして見ないふりをしてしまうことがあります。その条件に目を向けたらしないことを正当化することになるからですよね。 　それ自体は誰でもあることだと思います。例えば、ダイエットでジョギングしなきゃと思っているけど、「今日は足が痛いから明日からにしよう」とか。 　これは問題を先送りしている様にも感じますが、自分が行き詰ってしまった時には逃げるのも策だと思ってください。少し前のドラマで「逃げるは恥だが役に立つ」というタイトルがありましたよね。 　これはハンガリーのことわざですが、「問題と向き合わずに逃げるのは恥ずかしいが、それが最善の解決策になることがある」ということらしいです。あまり自分を追い込まずに、少し緩やかに考えてみませんか。 　 二つ目 　理由は分からないけど学校に足が向かない、保健室登校も怖くてできないとお感じだとすると、少し学校での生活をゆっくりと振り返ってみる時間を持ってください。 カウンセラーなどと話せば、自分だけではなかなか気づけない何かのヒントが分かるかもしれません。

Tyoppiさんは、ご自分の気持ちをご両親に話せずに苦しんでいらっしゃいますね。それでも、吐き出せない想いはどんどんご自身の中（心）に蓄積し、やがて拭い去れない大きさになるかもしれません。 　身近な方にお話するのが難しいようであれば、カウンセリングの利用も検討してみてください。辛さ、息苦しさに寄り添ってお話をお聴きするカウンセラーと共有すれば、少しは気持ちが樂になると思います。 　言葉に出せる少しの勇気を持てたなら、いつでもご相談ください。あなたをお待ちしております。