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自由
コーヒー豆_レベル._アイコン.いずる395
25日前
死にたいわけではないけれど、死ぬしかないんじゃないかなと思ってしまう それは多分とてももったいなくて、失礼で、無責任で、情けないことなんだろうと思う、分かっている、分かっていたいと思っている、だから、死にたいと思っているだけだ。そんな勇気なんてないことは、自分が一番分かっているので。 兄がいて、母がいて、猫がいる 私の環境 家があって、仕事をしていて、一応、平穏に生きている 少なくとも、表面上は それが薄氷なんじゃないかと、眠る前は不安になる 今日、涙が出て、書いている 何もない あるわけがない 無くて、無いことを安心するべきなのに どうしようもなくこわい 色々たまった小さな不安だと思う 自信の無さだ 妄想だ ただ怖がっている 母は仕事が減って、65前後になる 元から癖の良くなかった酒が増えた よく眠っているようになった ちゃんとご飯を食べて欲しいけれど、お酒が入ると、すぐ、話しは通じなくなる 兄は仕事を嫌がって、いつもきつそうで、神経質で、ヒステリックだ あいつの金切声は息苦しくなるからやめてほしい 黙っていてほしい 不安感を煽らないでくれ なんて声かけたらいいんだよ いつもゲームばかりして、こっちが少しでも苛ついてると、合わせて苛ついた振りをするか、機嫌取ろうとしてきて、 なんであたし基準なんだよ 擦り寄ってくんな 自立してくれ これで、あたしが結婚したいって言って、婚活したいって言って、この家をいつか出るって言ったら、お前、どうするんだよ あたしのいない家で、 どうやって生きていく様子を想像させてくれるんだよ 母さんの世話をしてくれるのかよ ちゃんとご飯食べてくれるのかよ、掃除できるのかよ ゴミ出しできるかよ 朝起きれるかよ 火事にならないかよ お金に困らないかよ ちゃんと 幸せになってくれるかよ あたしが出てくせいで何かあるとかやめてくれよ そういう不安を今、持たせないでくれよ だったらお前があたしを殺したかったあの時に死んでてあげれば良かった 今死んでも遅いんだよな ごめん お前が一人で生きてけるように、あたしがいちゃ駄目だったんだなあって 気づけていたら 殺されてあげていたはずなのになあ 猫が大好きで 中学の頃から一緒で 毎日かわいくて癒やしで だけどやっぱり、そろそろ老いはあって いつか死んでしまうんだと思うと 嫌だなあと あの子が死ぬ前に死にたいと思う ぎりぎりまで撫でてあげて、ごはんをあげて、名前を呼んであげて あの子が死んでしまう、その前日に、私も死にたい なんてことはきっとないとも、わかっている、もちろん 私が死んだら きっと 兄も母も困る 一時期、私が数年、一人暮らしをしていた頃と同じで 私の目の届かないところで、二人でどうしようもないことで言い争って、二人して、消えたいと言ったり、思ったり、するんだろう 私がそれをどうにかしてあげられたわけじゃないけれど、 私の目の届かないところで、私の他人でない人達が、惨めだと言い合いながら、腐っていくような、打ちのめされているような、そんな不憫を、想像しなくて済むと そうも思うけれど 怖くてたまらない いつか、大きな地震が来るかもしれない 一年前に買った家が、使えなくなるかもしれない その時あたしはその場にいないかもしれない 家族が離れ離れになるかもしれない 猫がどこか遠くに行ってしまうかもしれない 呼んでも帰ってこなくて、怖い思いを、ひもじい思いをさせてしまう そんな想像をすると、想像して 例えば、強盗があるとして 例えば、火事があるとして 生活できなくなるかもしれない とっても、とっても、困るだろう 誰も助けようのないことがあるかもしれない 現に私は、私がどう助かればいいか どういうことが助かっているのか、少しもわからない ただ怖い だからって死んだら、あいつらはどうなるだろうと思ったら、死にようもない 生きていたくないのに生きるしかない どうやって死んだらいい 涙が止まらない どうしよう 死ねばいいのに 私達が離婚させた、父親の方は、惨めったらしく生きていると思う まともな生活じゃない 米が無いって言ったこともある 冷蔵庫も無いかもしれない あんな、町にも遠い田舎の片隅で、いつか蛆を湧かせるんだろうか 金を無心して、友人をなくしていって、誰にも見向きもされなくなって朽ちていくんだろうな そういう想像をして、可哀想がっていた母の気持ちは、それはわかる わかるから、忘れて、何も言わないで欲しいと思う 誰かがそうやって孤独に、誰にも必要も無いみたいに、どうして死んでいかなくちゃいけないのって気持ちは、果てしなくて途方に暮れるから、黙っていて欲しい 忘れさせていて欲しい 何も考えたくない 今はもう、 いつか、小さな、とんでもなくくだらないことでつまずいて あーって言ってしまう気がしている わーって、叫んで、意味もなく暴れてしまう 例えば作りたてのご飯をひっくりかえして、お気に入りのコップを叩きつけて、ばんばんと壁を叩いて、あーあーと 最後は頭を抱えて、うずくまって、泣きわめく そんな姿になる自分が想像できて、できてしまって、もう怖い ただ怖い 怖い 怖くて、生きていたくない 死にたい 誰にも迷惑かけずに 誰の未来にも影響させずに あいつらが幸せなまま、死なせて欲しい このままでは、 順当に兄が死ぬまで生きていなくてはいけないじゃないか 死ぬまでこんな思いしてなきゃいけないのか あーあ 幸せになりたい くだらない
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