本当は女性用の服を着たい。でも、身内に知られるのが怖くて買えない。 仕方なく男性用の服を選んでいるけれど、周囲の目も気になってしまい苦しい。この状況をどうしたらいいのか分からない、というお気持ちでおられるのですね。

ことだとご自身の中での「こうしたい」という思いと、「周りに知られたくない」「見られたくない」という不安がぶつかり合っているように思います。 どちらもとても自然な感情ですし、簡単に割り切れるものではありませんよね。 だからこそ、気持ちが大きく揺れてしまうのも無理のないことだと感じますし、自然なことだと考えています。

ここから少しずつ、一緒に考えてみませんか。 ・まずはユニセックスの服や中性的なデザインから取り入れてみるのはいかがでしょうか。 　周囲から見ても自然でありながら、ご自身の感覚には少し近づけると思いますが、いかがでしょうか？ ・通販の利用も安心できる方法です。コンビニ受け取りや宅配ボックスを使えば、身内の目を避けられる可能性も高まります。 ・また、いきなり服を買うのではなく、雑誌やアプリでコーディネートを想像してみるのも一歩になりそうです。 「自分に似合いそうだな」と思える服を眺めるだけでも、気持ちが少し軽くなるかもしれません。 ・そして、小物から取り入れるのも良いかと思います。アクセサリーや靴下など、小さな工夫でも「自分らしさ」を味わえることがあります。 一度に大きく変える必要はありません。 安心できる範囲で、少しずつ「やってみたい」を形にしていくことが大切だと、私は思っています。

こうした「自分らしくありたい気持ち」と「不安で動けない気持ち」を整理するのは、一人ではとても難しいことです。 カウンセリングでは、その心の揺れを安心して話せる場が用意されています。 話すうちに、「自分はなぜ不安になるのか」「どこまでなら安心して試せるのか」が少しずつ見えてくると思います。 無理に変えるのではなく、ご自身に合ったペースで「自分らしさ」を取り戻すためのサポートが得られると思います。 いかがしょうか。 れぬみやねさんさんが「自分の気持ちに正直でいいんだ」と思えるような道を見つけていけることを、心から願っています。 決して焦らず、少しずつゆっくり考えていきましょう。