バイト、9月末で辞めることになりました
辞めるきっかけになったのは昨日
昨日は厨房の人手が多くてただでさえ狭い厨房内は人で密集してた
でも短期バイトの人には皿洗いしかさせてあげられないから、我々長期バイトはオーダーやるしか無かった
それでもオーダーが落ち着けば暇になるわけで
私は暇な間に洗い上がりの皿で溢れ返ったテーブルの上を片付けてた
そしたら若い社員の兄ちゃん・伊藤さん(仮名)は私に「洗い場2人いるからオーダーやって」って言ってきた。オーダー1個しか来てないのに
それくらいならいい。本題はここから
その後オーダーが立て込んできた
伊藤さんは「アイスやって」とだけ伝えてきた
もちろんアイスなんてやったことない
だから私は近くにいたパートの男性・中川さん(仮名)に
「すみません、アイスやった事なくてやり方が分からなくて。なので教えてもらってもいいですか?」
って聞いた。そしたら中川さんはバカにするようにニヤって笑った。隣にいた伊藤さんも。
「2年間ここにいて見たことないんですか?」
って伊藤さんは聞いてきた。もちろん私は2年も働いてない。来月でようやく1年目。でもそんなこと言えば「言うところそこじゃないでしょ」って怒られるに決まってる。だから私は
「…はい」
としか言えなかった。
「2年もいて1回も見たことないんですか!?」
「…はい」
そしたら伊藤さん
「2年もいて何してたの?暇な時に聞けばいいじゃん。今聞くことじゃないよ。新人なら教えるけどさ」
って半ギレ状態で言ってきた。
その瞬間右の肺が痛み出した。気管がぜぇぜぇして呼吸が掠れていく。それでも込み上げてくる何かを必死で抑えてアイスを盛り付けた。
その後は気が抜けたように視界から色が消えたように、灰色の世界でできる限りの仕事をした
バイト終わって更衣室に戻ってから
私は荷物を投げ捨ててトイレにこもった
鍵を閉めた瞬間涙が溢れて止まらなかった
近くに主任や後輩がいることも気にせず嗚咽を漏らしながら声を上げて泣いた
正直20歳にもなってこんな子供みたいに泣くのはみっともないとも思った
でもそんなのは今はどうでもいい
とにかく必死で抑えてたこの感情をこれ以上抑え込めなかった
10分15分ほど泣いたあと、後輩がトイレに入ってきたから必死で顔を隠しながら更衣室に戻った
それでも涙は止まらなくて、更衣室でもみっともなく声を上げて泣いた
今までバイト終わりに泣いたことはあったけれど、ここまで泣いたのは初めてだった
そしたら後輩が「先輩、大丈夫ですか…?」ってティッシュを差し出してくれた。思いっきり鼻をかんだ。そこでようやく落ち着いた
そこから後輩に事情を説明。その後友達からLINEが来てたので友達にも愚痴った。さらに、迎えに来た母親にも愚痴った
後輩以外はみんな「もう辞めていいよ、そんなパワハラバイト」って言ってくれた。本気で心配してくれた。
「じゃああと8ヶ月だけ頑張らせて。その間に前の副店長帰ってこなかったら辞める」
って言ったら
「もう頑張らんでいい。これ以上残ったら流星(私・仮名)の心身が壊れる」
って言われた
もういいか。2~3月の時も伊藤さんに怒られて落ち込んだけど、色んな人の支えを借りながら立ち上がって乗り越えて頑張った。もういいか、それで
そこで辞める決心は付いた。と同時に、「帰ってくるの待ってますね」って言って私が待ってた前の副店長に申し訳なくなった
でも前の副店長も「キツい時にはもう辞めていいんだよ」ってずっと言ってくれてたから辞めてもいいか、と思えた