お話の詳細
一般的な悩み
コーヒー豆_レベル._アイコン.ねぎとろ
5ヶ月前
朝起きれない
学生です。 最近なぜか朝起きれない状態がずっと続いています。 親に頼んで何度か起こしてもらっても起きることが出来ず、 親に聞くと『起きてよ?』と聞くと僕は『うん』と言っているらしいのですが、僕は言った覚えはないし起こしてもらった記憶すらないです。 アラームは2個つけているけど全く聞こえておらず意味がありませんでした。 最近このような状態が続いているため学校へは遅刻しています。 そのため追いつけない授業が増えてしまい困っています。 寝る時間は前(朝起きれていた時)とほぼ変わっていません。 起きれない原因やアラームや人の声が聞こえない原因はなんなのでしょうか。
専門家にオススメ 0個, 共感 13個, コメント 1個
専門家プロフィール
しらい ゆうき さんの専門コメント
5ヶ月前
学生さんの睡眠の不調について
#学生 #睡眠障害
ねぎとろさん、はじめまして。臨床心理士のしらいといいます。 投稿内容を拝見しました。一般的な助言に留まってしまいますが、何かヒントになればと思いコメントを投稿させていただきますね。
[今回の悩み]
朝起きられないことで、学校生活にも支障がでていらっしゃるのですね。 ご家族の声やアラームに気づかなかったり記憶にも残らない状態が続くことで、眠ることそのものにも不安を感じストレスを感じていないか心配に感じました。 寝る時間は変わっていないとのことですから、それ以外の変化を探っていくことが解決の糸口になるかもしれません。
[悩みの原因・分析]
実は睡眠について同様のお悩みを学生さんからいただくことは少なくありません。 原因として特に多いのは、学校特有のストレス(試験や人間関係)であったり、夜更かしによる生活リズムの乱れです。 学生さんの睡眠の不調につながる要因を以下にまとめてみました。 【睡眠の質の低下】 • ストレス: 試験や学校での人間関係などによるストレスが睡眠の質を低下させます。 • カフェインやアルコールの過剰摂取: コーヒーやエナジードリンクなどを寝る前に摂取すると、入眠を妨げたり、浅い眠りになったりします。 • スマートフォンやパソコンの使いすぎ: 画面の光を直視することで交感神経が活発になり睡眠を妨げます。 • 寝室環境: 音、光、温度なども睡眠に影響を与えます。最近であれば寝る時のクーラーで必要以上に体が冷えているケースも考えられます。 【生活習慣の乱れ】 • 不規則な食事: 食事が不規則だと、体内時計が乱れやすくなります。 • 運動不足: 運動不足は睡眠の質を低下させます。 【体内時計の乱れ】 • 週末の寝だめ: 週末に遅くまで寝て、学校のある平日は早起きをしている場合などにリズムが崩れます。 • 昼寝:日中、昼間に睡眠をとることで、夜の睡眠に影響を及ぼすことがあります。 また、下記の様な身体的な病気や精神的な病気も睡眠障害の原因となることがあります。 • 睡眠時無呼吸症候群: 睡眠中に呼吸が止まる病気で、日中の眠気や集中力の低下を引き起こします。 • 概日リズム睡眠障害(睡眠相後退症候群):特に朝起きられない症状が特徴となります。 • うつ病:起床困難や意欲の低下が症状として現れます。 • 起立性調節障害: 起床困難など以外にもたちくらみや食欲不振など、いろいろな症状で現れます。
[やってみましょう!]
上記の中で改善できそうな項目があれば、改善に向けて意識的に取り組んでみるとよいかもしれません。 たとえば1日のコーヒーやエナジードリンクの量を決めたり、「寝る前の数時間はスマホを触らない」などのルールを作って生活習慣を変えてみましょう。 そのうえで、睡眠の状態に変化が見られないか確かめられると良いですね。 学校特有のストレスを感じている場合などは教員やカウンセラーといった周りの支援者を頼ることで解決につながることもあるかと思います。 一人で抱え込まずにご相談くださいね。 また、病気による影響の場合は医療機関での治療も必要となります。 下記の様な症状がある場合は一人で悩まずに、医療機関を受診することを検討してみてくださいね。 • 睡眠のお悩みが長期間続く場合 • 日中の眠気や集中力の低下が日常生活に支障をきたしている場合 • うつ症状や不安感を感じている場合
睡眠に関するお悩みは、本来であれば問診やカウンセリングなどを通して詳しく状況を伺う中で、クライエントさんごとの要因や対応策を探ることが重要となります。 今回の場合はすでに学業面にも影響がでている状況でもありますから、心理士の立場としてまずは医療機関にかかられることをおすすめします。 もし受診されることに抵抗感があったり、何かストレスに心当たりがある場合などはカウンセラーも頼ってくださいね。 睡眠の悩みは生活に大きく影響を与えますから、一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談したり、専門家にご相談ください。 ねぎとろさんのお悩みが改善されますよう願っております。